豪、たばこの箱から宣伝一掃 「世界初」の法案可決
豪、たばこの箱から宣伝一掃 「世界初」の法案可決
【シドニー共同】オーストラリア連邦議会の下院は21日、喫煙率を下げるため、国内で販売されるたばこの箱から宣伝色を一掃する「世界初」(豪政府)の反喫煙法案を可決した。既に上院も通過しており、総督の同意を経て近く成立する。たばこ業者はこれを踏まえ、来年12月からロゴやイメージカラー、宣伝文句などを箱から排除するよう規制される。
業界側は知的財産権の侵害などと反発。米たばこ大手フィリップ・モリスのアジア法人(香港)は同日、国連国際商取引法委員会の仲裁規則に基づいて法的措置の手続きを始めたと発表し、巨額の賠償請求も辞さない方針を示した。
政府側は「利益を守るために戦う業者側に対し、われわれは国民の命を守るために戦う」と一歩も引かない構えだ。
反喫煙法は、健康被害を連想させる写真や警告文を大きく印刷することも要求。銘柄名は規定のフォントや色を使い、定められた位置に目立たなく表示される。
フィリップ・モリスはオーストラリアで「マールボロ」などの銘柄のたばこを販売している。
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