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管理職喫煙ゼロ達成の町…元部長の死きっかけに

管理職喫煙ゼロ達成の町…元部長の死きっかけに

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130414-OYT1T00580.htm?from=ylist

奈良県広陵町が、職員の禁煙運動に取り組んでいる。

 平岡仁町長が提唱したもので、昨年末にまず、課長級以上の管理職44人に呼びかけ、喫煙していた11人全員が3月末までに禁煙した。係長以下の一般職員の間でも禁煙者が増えているという。

 昨春、長年喫煙していた部長が、定年退職の直後に亡くなったのが、町長が禁煙を呼びかける直接のきっかけになった。9年前、愛煙家だった50歳代の現職課長が亡くなった時も、頭を痛めたといい、「町が元気になるためには、町職員が健康のために率先すべき」と、禁煙運動に取り組んでもらうことを決めた。

 「健康管理は、管理職の務め」と意識改革を求め、禁煙者に、町長と副町長名で表彰状を授与。庁舎敷地内や町立図書館、公民館の喫煙所も各1か所に制限し、3月末までに管理職全員が「非喫煙者」になった。

 町は2月に医師を招き、町民や一般の職員を対象に研修会を開催。禁煙に取り組む若い職員も増えたという。今月初めには、町長が新採用職員20人のほか、町内の小中学校に着任した教諭にも禁煙を呼びかけた。

 同町職員だった平岡町長も20年間、喫煙していたが、1993年に助役就任と同時に禁煙した。当時の町長からも「職員がたばこをやめるよう徹底してほしい」と依頼を受けたという。

 喫煙のために管理職が席を外すことはなくなった。応接の際もたばこ臭が消えて印象が良いといい、町は「職場環境の面からも、禁煙はプラス。今後も継続的に取り組む」と話している。(加藤律郎)

(2013年4月14日18時08分  読売新聞)
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