エコチル調査:環境省調査の速報値 妊婦に多い受動喫煙
エコチル調査:環境省調査の速報値 妊婦に多い受動喫煙
http://mainichi.jp/feature/news/20130318ddm013040013000c.html
化学物質が子どもの健康や成長に与える影響を知るため、母親の妊娠中から子どもが13歳になるまで継続して調べる、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」。11年1月の調査開始から昨年10月までに集まった3万人あまりのデータを元にした速報値が、このほどまとまった。約2年間で得られたデータからは、多くの妊婦がたばこの煙にさらされている現状や、妊婦の食生活の一端がうかがえる。【田村佳子】
◇マグロなど食べる頻度高い沖縄 「やせた妊婦」は17%
●たばこ
速報値によると、妊娠初期にたばこを「吸っている」と答えた妊婦は、全体の5%だった。年代別に見ると、25歳未満が特に高く、9%あった。この年代では「妊娠後にやめた」も26%と高く、吸い続けている人と合わせると、約3人に1人が妊娠した時点で喫煙していたことになる。妊娠中の喫煙は、流産、早産、低出生体重児の生まれる頻度を増やすとされる。
夫や恋人などのパートナーが喫煙しているかどうかを妊婦に尋ねたところ、45%が「現在も吸っている」と答えた。父親の年代別データは集計していないが、妊婦の年齢が若いほどその割合は高く、25歳未満の妊婦の63%は「パートナーが喫煙している」と答えた。
日本たばこ産業(JT)や厚生労働省の喫煙率調査によると、20〜30代男性全体の喫煙率はおおむね3〜4割だが、それに比べてこの数字は相当に高い。調査対象や聞き方が異なるため単純な比較はできないが、「妊婦や子どもの受動喫煙の影響が懸念される」(調査事務局)ことは間違いなさそうだ。
詳しくは
http://mainichi.jp/feature/news/20130318ddm013040013000c.html
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