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大阪とニューヨークで「たばこ」をめぐる動きが相次ぐ

大阪とニューヨークで「たばこ」をめぐる動きが相次ぐ

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00242544.html

新たなたばこ包囲網。大阪で、そしてニューヨークで、気になる動きが相次いでいる。
マルボロ1箱 = 12ドル75セント。
日本円で1,200円以上と、日本の3倍近い価格で売っているアメリカ・ニューヨークのたばこ販売店。
公共施設での喫煙を全面的に禁止するなど、愛煙家に厳しい街といわれるニューヨークで、さらに規制強化の案が打ち出された。
棚に並べられた数多くの葉巻。
そして、レジカウンターの後ろに陳列されている、たばこの数々。
これらを、客の目から隠さなければならなくなるかもしれない。
新しい条例案では、たばこを客から見える場所に陳列することを禁じ、カウンターの下など、客から見えない場所に置かなければならないとしている。
たばこ販売店の店主は、「大問題だよ。客は何を売っているのかわからなくなるし、商売が成り立たない」と話した。
このたばこ隠しの新条例案に、ニューヨークの愛煙家は「どうしたって、喫煙者は吸うから、あまり意味はないんじゃないか」と話した。
世界的に広がる「脱たばこ」の動き。
日本でも、神奈川県と兵庫県で、他人の煙を吸い込む受動喫煙の被害を防ぐ条例が制定されるなど、人が集まる場所での禁煙や分煙の動きが広がっている。
祝日でにぎわう東京・台場の「ダイバーシティ東京 プラザ」。
この敷地、そして建物内は、禁煙になっている。
愛煙家はというと、フロアの隅にある喫煙スペースに集まっていた。
愛煙家は、「肩身が狭いというか。昔に比べれば、住みにくいよね」、「吸わない人に迷惑をかけちゃ悪いですから」などと話した。
ある夫婦は、子どもを喫煙スペースの外に待たせていた。
父親は「今、店の中も禁煙じゃないですか。そうすると、大変ですよね」と話した。
子どもは「(たばこ好き?)やめてほしい」と話した。
父親は「言われちゃいましたね」と話した。
こうした中、大阪府では、公共施設内での禁煙を義務づける新たな条例案を提出していたが、松井一郎知事は19日、取り下げる方針を固めた。
松井知事は「この条例の効果と影響についての説明が、十二分に部局としてはできなかった」と話した。
条例案では、分煙スペースを設置することも禁止していたため、与党である大阪維新の会からも、「厳しすぎる」といった反対意見が出されていた。
この条例案について、2月28日、橋下 徹大阪市長は「たぶん苦しいと思いますよ。松井知事は、スモーカーですからね。僕が(大阪府知事時代)最初、庁舎全面禁煙するときにも、僕に対して、『知事、これだけはもう頼む、分煙だけ認めてくれ』って、来たんですけどね」と話していた。
大阪府は、条例案を再検討し、あらためて議会に提案する方針。

03/20 18:32 関西テレビ

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