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FDA、電子たばこのオンライン販売禁止を検討

FDA、電子たばこのオンライン販売禁止を検討

 米食品医薬品局(FDA)は電子たばこのオンライン販売の禁止を検討している。関係筋によると人気が高まる電子たばこについて当局は一連の規制案を準備している。

 

 FDAは2009年に電子たばこが健康に害を及ぼす可能性を警告している。当局は電子たばこ業界から規制案をめぐる意見を聞くためこうした製品の複数のメーカーと今週会合を重ねている。FDAは何度かの延期を経て10月には規制案を正式に公表する見込みだ。

 

 メリーランド州シルバースプリングのFDA本部で開催されたこれらの「聴取会」は向こう数週間に予定されている一連の会議の一環。関係筋は、当局が一般の意見を募集するため規制案を準備するなか、少なくとも20人のFDA職員がこれらの会議に参加してきたと述べた。

 

 そうした取り組みの一環としてFDAは未成年者による電子たばこ使用を防止するためオンライン販売の規制を検討し、こうした製品を購入できる法定年齢を18歳あるいは19歳とすべきかを協議している。当局はテレビ、ラジオ、印刷媒体での電子たばこの広告基準を見直している。このプロジェクトを統括するのは、FDAのたばこ製品センターの所長に3月に就任したミッチ・ゼラー氏だ。

 

 電子たばこはまだFDAの規制下にないが、当局者らは規制案を微調整するなかで電子たばこに関する科学的研究を詳しく調べている。FDAの広報担当者ジェニファー・ハリスキ氏は規制を策定中だと確認したが、それらを一般の意見募集のため公開する期限があるかについてはコメントしなかった。

 

 ハリスキ氏は「電子たばこや新しいたばこ製品の公共衛生のリスク・利点を査定するためさらなる研究が必要だ」と述べた。

 

 アナリストは、電子たばこ売上高が米国で今年、10億ドル(約9870億円)に達する見通しを示している。ウェルズ・ファーゴ証券のボニー・ハーゾグ氏は、喫煙者が通常のたばこから、ニコチンを蒸気化する技術を駆使している電池式の電子たばこに切り替えれば、売上高が5年後に100億ドルに達する可能性があると予想する。

詳しくは

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323480904579029750658749872.html

2013年 8月 23日 11:54 JST

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