NYでたばこ購入21歳以上に、1箱は1050円…依存防止広がるか
NYでたばこ購入21歳以上に、1箱は1050円…依存防止広がるか
2013.11.20
【ニューヨーク=黒沢潤】たばこを店頭で購入できる年齢を現在の18歳から21歳以上に引き上げ、1箱の最低価格を10.5ドル(約1050円)とするニューヨーク市の条例案は19日、ブルームバーグ市長が署名し、成立した。たばこ依存症を防ぐのが狙いで、市議の一人は他都市に波及することへの期待を口にした。 条例案は10月30日、市議会で可決された。ブルームバーグ氏は「若者がたばこ依存症になる前に喫煙をやめさせるべきだ」と強調していた。米国の主要都市で購入年齢が21歳に引き上げられるのは初めて。 ニューヨーク市では2001年から06年にかけて10代の喫煙率が減少したものの、07年以降は横ばい状態が続いていた。喫煙に関連する病気による死亡を防ぐため、ブルームバーグ氏は私財を投じて禁煙促進活動をしていた。 同市の推計によれば、購入年齢を21歳に引き上げると、喫煙率は18~20歳で55%、14~17歳で67%、それぞれ減るとみられる。 連邦法は、たばこを購入できる最低年齢を18歳と定めているが、一部の州は19歳に引き上げている。21歳以上なのは東部マサチューセッツ州ニーダムなど一部だけで、ニューヨークのような主要都市では例がない。 ニューヨークのジェームズ・ゲンナロ市議(民主党)は「条例成立はニューヨークだけでなく、州や国家にとってもいいこと。各地で(同様の条例や州法が成立する)ドミノ現象が起きるだろう」と強調した。
詳しくは
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131120/amr13112011110002-n1.htm
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