バンクーバー市がたばこの吸殻リサイクルプログラム開始-行政では初の試み
バンクーバー市がたばこの吸殻リサイクルプログラム開始-行政では初の試み
2013年11月15日
バンクーバー市は11月12日、たばこの吸い殻をリサイクル目的で回収する新プログラムを開始、ダウンタウン内に110の回収箱を設置した。リサイクル業者Terra Cycle社と共同で実施するプログラムで行政としての取り組みは世界初。
Robertsonバンクーバー市長は「ダウンタウンの通りや公共のスペースを手軽な方法できれいにしたい、という強い希望は常に市民から多く寄せられている。たばこの吸い殻はダウンタウンの主要ごみの一つであり、今回のTerra Cycle社との画期的なプログラムによって有害な吸い殻をわれわれの通りから、そしてごみ処理場からも除去することが可能になる」と新プログラムに期待を寄せる。
回収箱のコスト、設置、メンテナンス、吸い殻の回収、リサイクルにかかる費用はTerra Cycle 社が負担。設置、回収などに従事する作業員は同社とイーストサイド支援団体のEMBERS、United We Canが協力して雇用し、低所得者層の雇用拡大にも役立てる。
Terra Cycle社はジュースのアルミパウチやペン、お菓子の包装紙など、通常はリサイクルが困難とするごみを回収し積極的に再利用製品化しており、たばこの吸い殻のリサイクルは2012年に開始した。回収した吸い殻は有害物質を取り除き業務用のプラスチック・パレットなどにリサイクルされる。
市では数カ月間、定期的にプログラムを見直し回収箱の設置場所などを検討する。設置箇所も市内広範囲に広げていく予定。
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