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タバコ規制を強化すれば1300万人の命が助かる、研究者が推計=重税化や禁煙運動など効果的―中国

タバコ規制を強化すれば1300万人の命が助かる、研究者が推計=重税化や禁煙運動など効果的―中国

http://topics.jp.msn.com/world/china/article.aspx?articleid=3421982

2014年2月22日 18:37 (Record China)

2014年2月19日、RFI中国語版は記事「タバコ規制を強化すれば1300万人の命が助かる、研究者が推計」を掲載した。

2月19日発行の医学専門誌「イギリス医師会雑誌」(BMJ)にフランスと米国の研究者による論文が掲載された。2012年から2050年までに中国は5000万人もの喫煙者がタバコ関連の要因で死亡すると推計している。

現在、中国には3億人もの喫煙者が存在する。全世界の喫煙者の3分の1に相当する膨大な人数だ。そしてタバコ関連の要因の死者は年100万人を超えると推定されている。この数は今後増え続け、2030年には年300万人になるという。

しかし、2005年発効の「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」を厳守すれば、状況を改善することができるという。中国はすでにタバコ規制の取り組みを始めている。公共交通機関での禁煙やタバコ税の増税などがそれだが、消費者に大きな影響を与えるには至っていない。

もしタバコ税を価格の75%にまで引き上げることができれば、喫煙者は10%減少し、現在から2050年までのタバコ関連の死者数は350万人減少することになる。さらにタバコ広告の禁止、大規模な禁煙キャンペーンの展開にも効果がある。

もし中国政府が速やかに必要な措置をすべて実行すれば、喫煙者数は2050年までに40%減少。1300万人もの命を助けることができるという。

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