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【Barcelona】建物内での喫煙全面禁止後に喫煙者が増加! そのワケは?

【Barcelona】建物内での喫煙全面禁止後に喫煙者が増加! そのワケは?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140127/1054758/?ST=life&P=1

2014年02月03日
 スペインでは2010年に可決した法律で、2011年から全ての施設の建物内で喫煙が禁止された。それに伴い、飲食店では喫煙できるのはテラス席のみ。テラス席のない店は、店先に樽のテーブルと小さな椅子をむりやり置くなどして、なんとか喫煙客を逃さないように奮闘している。当初は店の前でたばこを吸う人々の姿が異様に思えたが、3年経った2014年、ようやく見慣れた光景になってきている。喫煙者は減っている印象があるが、実際のところどうだろうか。
 スペイン呼吸器病学協会の調べによると、実は喫煙者数は減っていないそうだ。現在国民の17.65パーセントが喫煙者で、その数は2007年より0.5パーセントも上昇しているという。公共の施設での喫煙が禁止され、たばこに対するネガティブな言葉や文章が、たばこのパッケージに大きく表示されるようになり、一見禁煙ブームのようなのに、実は喫煙者は増えている……。どうしてなのか探ってみた。

 その理由は、法律で禁止されている13歳~16歳までの世代の喫煙者の増加だ。経済協力開発機構の調べによると、スペインのティーンエイジャーの喫煙率は参加国34カ国中5位。若年層では、女性のほうが喫煙者が若干多いそうだ。なんだか心配な若者の健康状態だが、若くして吸い始め、中年に差し掛かる頃にはたばこを断つという人も多いらしく、そんな人々に近年人気なのが電子たばこである。
 景気が思わしくなくシャッターが下りたままの店も少なくないなか、2013年に彗星のごとく現われ続々とオープンしたのが電子たばこショップだ。筆者の自宅付近200メートル圏内だけでも4店もあるほど。この電子たばこ、一体どこから来たどういうものなのか、近所で最初にできた店に取材した。

 店名は「Puff(プフ)」。2013年4月に住宅街にオープンしたイタリアのメーカーだ。他の店も看板にイタリア製と出しているところがあるので、どうやらこの電子たばこ産業はイタリアからやってきた模様。電子たばことは、燃やして煙を出す元来のたばこと違って、バッテリーを使って専用リキッドを温めることにより出る蒸気を吸うもの。副流煙が出ないので、環境に優しく周りの人に迷惑をかけることもない。
 同店の客層は、30代~60代の脱たばこ志願者。男女の割合は半々だそう。プフの場合、ニコチン配合量に3レベルあり、喫煙初心者はニコチン量が多いものから始めて、最終的にはニコチンゼロのものに移行していくそうだ。
 価格はバッテリーの大きさやデザインにより、最もシンプルなもので25.90ユーロ。それにリキッド(6ユーロ~)を合わせて使う。リキッドはどれもイタリア製で約55種もある。リキッドの成分は、水、グリセリン、化粧品などにも使われるプロピレングリコール、香成分、そしてニコチン。

 マネージャーのマリオさんいわく「一番人気はやはりたばこ風味。続いてバニラ、シナモン、カクテルのモヒート風味も売れ筋」。驚くのはバラエティーに富んだリキッドの風味。カップケーキやコカ・コーラ、ドリンク剤のレッド・ブル、バターたっぷりで甘そうなデンマークのクッキーなんてものまで。マリオさんによると「お客さんの多くは、リピーター。次はこの風味、と異なる風味を楽しむ人が多い」とのこと。

 禁煙による口寂しさだけでなく、ちょっとした満腹感も得られそうなさまざまな風味が電子たばこの魅力かもしれない。禁煙者が増えるのか、それともこれまで同様に喫煙者が増え続けるのか、昨年登場した電子たばこが今後どう広がっていくのかも含めて注目していきたい。

(文/秦 真紀子)

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