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1日1本のタバコでも心臓疾患になる確率が倍増 / ソーシャルスモーカーはタバコの危険性を軽視しているとの調査結果

1日1本のタバコでも心臓疾患になる確率が倍増 / ソーシャルスモーカーはタバコの危険性を軽視しているとの調査結果

http://topics.jp.msn.com/wadai/rocketnews24/column.aspx?articleid=3539363

2014年3月4日 13:00 (ロケットニュース24)

タバコはなかなかやめられないと聞くが、“1日に数本ならいいか” と思っている人も油断は禁物だ。ある調査により、「1日たった1本のタバコでも心臓疾患や肺癌(がん)になる危険性が跳ね上がる」との結果が出て、“自分は大丈夫だと思ってはいけない” との声が上がっているのである。

・1日1本のタバコでも大きな健康被害 1日もしくは1週間に数本タバコを吸う喫煙者のことを「ソーシャルスモーカー」と呼ぶが、イギリスには約110万人のソーシャルスモーカーがいるという。 BHF(イギリス心臓病支援基金)が、ソーシャルスモーカーのタバコによる健康被害を調査したところ、非喫煙者に比べると、1日たった1本のタバコでも心臓疾患で死亡する確率が3倍に跳ね上がることが判明した。女性に関しては、1日1本のタバコでも肺癌(がん)になる可能性が高くなるというのである。 しかし、週に平均37本のタバコを吸っているソーシャルスモーカーの多くが、「自分は大丈夫」だと思い込んでおり、健康への被害を心配しているのは、約4分の1に当たる27万5000人にしか過ぎなかった。

・ソーシャルスモーカーはタバコの危険性を軽視 そして、ソーシャルスモーカーについてさらに調査を掘り下げたのが、喫煙研究の権威として知られるロンドン大学のロバート・ウェスト教授だ。 ウェスト教授が、3525人のソーシャルスモーカーを対象にアンケート調査を行ったところ、3割以上がストレス発散のために喫煙し、2割は人付き合いの場で吸っていると回答。タバコにかける金額は、年に平均800ポンド(約14万円)で、タバコに依存していると答えたのは1割程度だった。 受動喫煙でさえ心臓疾患や肺癌の危険性が懸念されているにもかかわらず、健康への害を心配している人はたった1割強で、BHFの調査を裏付ける結果となった。

・喫煙は早世の原因のひとつ 喫煙は早世の大きな原因のひとつで、喫煙者の半数近くが、喫煙によって生じる疾患で若くして亡くなっているのである。「1日に数本しかタバコを吸わないからといって安心してはいけない」と、ウェスト教授は警鐘を鳴らしている。 “1日目が最も辛い” という禁煙をやり遂げるために、BHFは「No Smoking Day:禁煙の日」というプロジェクトを立ち上げ、無料の支援を提供している。 健康に悪くて、お金はかかるし周りにも迷惑をかけるタバコは、まさに「百害あって一利なし」である。近い将来、“タバコのない世界” が現実となる日が訪れてほしいものだ。

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