冷却スプレー使用直後、たばこに火をつけたら大やけど…可燃性ガスに引火
冷却スプレー使用直後、たばこに火をつけたら大やけど…可燃性ガスに引火
http://www.hochi.co.jp/topics/20140721-OHT1T50277.html
2014年7月22日6時0分 スポーツ報知
大阪府豊中市長興寺南の国道176号を走行中の軽自動車内で運転手の男性(24)=大阪市=が瞬間冷却スプレーを使った後、ライターでたばこに火を付けようとして顔など全身にやけどを負っていたことが21日、分かった。男性は全治1か月の重傷だが、命に別条はない。
“暑さ対策”がまさかの悲劇を引き起こした―。事故が起きたのは20日午後5時すぎ。豊中署によると、助手席の男性(24)も左手や顔にやけどを負うなどの軽傷。同署は、スプレーに含まれていた可燃性ガスにライターの火が引火したとみている。2人は走行中に暑さを和らげるため、冷却スプレーを車内や体に吹きかけていた。その後、たばこに火を付けたところ、車内で火が燃え広がったという。
冷却スプレーは熱中症対策として、ここ数年のヒット商品として注目され、コンビニやスーパーなどで数百円から購入できる。だが、国民生活センターによると、冷却スプレーによる事故は年に数件発生。2006年7月には、埼玉県の高校で少年が運動用冷却スプレーを噴射し、直後に火を付けると爆発が起き、生徒5人が重軽傷を負った。昨年8月には、千葉県銚子市で男女2人が車内の熱気を冷まそうと、冷却スプレーを噴射。乗車後、たばこを吸おうとライターに火を付けたところ、引火し、やけどを負っている。
独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)によると、冷却スプレーを噴射すると、ガスはその周辺に一定時間滞留する。可燃性のため、簡単に燃え移ってしまうという。また、夏向けの商品として売れている冷却パッドやスカーフでも、肌に密着させて使うため、体に合わずアレルギー性の湿疹ができてしまうケースも。使用上の注意をあらためて把握することが、トラブル防止につながる。
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