« 前橋、路上喫煙を禁止 悪質違反者は過料も | トップページ | 慢性閉塞性肺疾患(COPD)による社会の負担額が年2,000億円 »

PM2.5…心血管病発症が増えるとの研究報告も

PM2.5…心血管病発症が増えるとの研究報告も

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=101499

 大陸から飛来したとみられるPM2.5の健康への影響が懸念されています。

 PM2.5は、大気中に浮遊する直径2.5マイクロ・メートル(マイクロは100万分の1)以下の粒子状物質の総称で、PMは英語の「Particulate Matter」の頭文字です。ちなみに、黄砂の大きさは5ミクロンほどです。汚染物質のPM2.5が黄砂に付着して飛来するとも考えられています。

 ぜんそくやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など呼吸器の病気はイメージしやすいのですが、意外なのが心血管病のリスクが高まることです。

 欧米での研究では、PM2.5の濃度が高い日には心筋梗塞の発症や死亡が増えるという報告があります。理由は不明ですが、微少な粒子が血液中に入って直接影響するとか、抗体反応による炎症、自律神経への影響などが考えられています。日本人は欧米人に比べ心筋梗塞の割合は少ないためこういった影響がみられるかは不明ですが、今後注意が必要でしょう。

 PM2.5でもうひとつ大きな問題が、受動喫煙です。

 国は、PM2.5の環境基準として、1年の平均値が1立方メートル当たり15マイクロ・グラム以下かつ1日の平均値が35マイクロ・グラム以下と定めています。また70マイクロ・グラムを、健康への影響が考えられる注意基準としています。

 ところが、これを何倍も上回る数百マイクロ・グラムの高い濃度の場所が、日常的に存在しています。喫煙室や禁煙になっていない飲食店の中などです。

 大気汚染問題は日中が連携した取り組みが必要な重要な環境問題です。と同時に、たばこの煙によるPM2.5対策も忘れてはなりません。(田村良彦)

(2014年7月10日 読売新聞)

|

« 前橋、路上喫煙を禁止 悪質違反者は過料も | トップページ | 慢性閉塞性肺疾患(COPD)による社会の負担額が年2,000億円 »

受動喫煙」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: PM2.5…心血管病発症が増えるとの研究報告も:

« 前橋、路上喫煙を禁止 悪質違反者は過料も | トップページ | 慢性閉塞性肺疾患(COPD)による社会の負担額が年2,000億円 »