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寝たきり原因1位「脳卒中」 藤田保健衛生大学・八谷寛教授に聞く

寝たきり原因1位「脳卒中」 藤田保健衛生大学・八谷寛教授に聞く http://www.sankei.com/life/news/141028/lif1410280020-n1.html

2014.10.28 10:10更新

 ■発症確率を知り生活習慣改善を

 高齢化が進む中、介護を受けたり、寝たきりにならずに「健康寿命」を全うしたいと願う人は多い。寝たきりになる原因の第1位は脳卒中。その名前はよく耳にするが、どのような病気なのだろうか。藤田保健衛生大学の八谷寛教授に脳卒中の基本について話してもらった。

 原因は高血圧

 脳卒中には大きく分けて、脳の血管が詰まるものと、脳の血管が破裂するものの2種類があります。詰まる系では「脳梗塞」があり、破裂系では「脳内出血」と「くも膜下出血」があります。

 くも膜下出血は脳の血管にできた動脈瘤(りゅう)が破裂するもの。くも膜という膜の下で出血するので、くも膜下出血と呼んでいます。脳内出血というのは、脳の小さな血管が破れて出血する病気です。

 脳梗塞には脳の細かい血管が詰まる「ラクナ梗塞」、比較的太い血管が詰まる「皮質枝系脳梗塞」、体の別の場所でできた血栓が脳の血管を詰まらせる「脳塞栓(そくせん)」があります。

 いずれも脳の血管の病気で、症状が似ていることから一括して脳卒中と呼ばれています。

 くも膜下出血は動脈瘤ができることが原因なのですが、なぜできるのかはよく分かっていません。男性よりも女性に多くみられます。脳内出血とラクナ梗塞は脳の細かい血管が傷むために起きますが、原因として一番はっきりしているのは高血圧です。そのほか、糖尿病、たばこも原因になります。

 太い血管が詰まる原因には、高血圧、糖尿病、たばこに加えてコレステロールが高いということも関係してきます。脳塞栓の一番の原因は心房細動という心臓の病気です。心房細動は加齢によって起こるという研究もあります。

予防可能?

 高血圧や糖尿病などは生活習慣病と呼ばれています。生活習慣病は「発症や進行に生活習慣が関与している病気」と定義されているように、生活習慣によって一部はコントロール可能なものです。

 例えば、高血圧は塩分の取りすぎや、野菜や果物の不足などが引き起こす傾向があるとされています。

 生活習慣病などが脳卒中発症に与える影響を分かりやすく計算できるように、約1万5千人を約14年間追跡調査し、10年間の脳卒中発症確率の予測モデルをつくりました。結果をみて生活習慣の改善に役立ててもらえればと思います。

 70歳以上の人と40歳未満の人は調査対象でなかったので、含まれていません。自分に近い年齢を使ってみてください。また、降圧薬(血圧を下げる薬)を服用している人の点数が高いですが、治療が無駄というわけでありません。(『終活読本ソナエ』2014年秋号に詳細を掲載)

                   

 ■脳卒中予防5カ条

 1 たばこを吸わない。他人のたばこの煙をできるだけ避ける

 2 飲むなら節度ある飲酒をする(1日あたり日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ワインならボトル3分の1程度)

 3 バランスのよい食事をする(食塩は1日あたり男性9グラム、女性7.5グラム未満に)

 4 日常生活を活動的に

 5 体重を適正な範囲に

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