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若年層、生活習慣に「課題」-13年国民健康・栄養調査

若年層、生活習慣に「課題」-13年国民健康・栄養調査

医療介護CBニュース 12月10日(水)21時30分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141210-00000004-cbn-soci

 厚生労働省は、2013年に実施した「国民健康・栄養調査」の結果をまとめた。血圧や食塩摂取量、習慣的に喫煙している人の割合などが減少傾向にあった一方で、20-30歳代の若年層では、食事や運動に関する生活習慣に「課題が見られた」としている。【佐藤貴彦】

 同省は13年11月、5204世帯を対象に調査を実施。3493世帯から有効回答を得た。

 それによると、一日の野菜摂取量や、習慣的に運動している割合、睡眠時間が足りないと週3回以上感じる割合などは、いずれも60歳以上の人が良好だった。一方、20-30歳代の人では、食事のバランスが取れておらず、継続的に運動せず、睡眠時間が足りていない傾向が見られたという。

 また、糖尿病に関する状況なども調べたところ、男性の最高血圧の平均値は135.3mmHgで、前年調査と比べ0.7mmHg上昇したものの、07年から低下傾向にあるとした。女性も10年間で低下傾向が見られるとし、13年の調査では129.5mmHgだった。

 血清総コレステロールの平均値は、男性が196.6mg/dL、女性が207.3mg/dLで、どちらも10年間で変化が見られないと考察した。血清総コレステロールが240mg/dL以上の割合は、男性が10.3%、女性が16.8%だった。

 BMIが一定の基準以上の肥満者の割合も調べたところ、男性は28.6%だった。この割合について同省は、10年まで増加傾向だったものの、11年から変化が見られないと指摘。一方、女性は20.3%で、10年間で減少傾向が見られるとした。

 HbA1cの値が一定の基準を超えていたり、糖尿病治療を受けていたりする「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、男性が16.2%、女性が9.2%で、男女ともに変化が見られないとした。

 また、一日の食塩摂取量の平均値は、男性が11.1g、女性が9.4gだった。前年の調査と比べると、男女とも0.2g減っていた。

■習慣的に喫煙している人の割合は19.3%

 習慣的に喫煙している人の割合は、男性が32.2%、女性が8.2%で、男女とも10年間で減少傾向にあると分析した。平均は19.3%だった。割合を年齢階級別に見ると、男性は30歳代(44.0%)、女性は20歳代(12.7%)が最も高かった。

 習慣的に喫煙している人のうち、たばこをやめたいと思う人の割合は、男性が23.4%、女性が28.6%。たばこの本数を減らしたいと思う割合は、男性が35.4%、女性が26.7%だった。

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