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どこもかしこも禁煙エリアでイライラ、そのときあなたの脳の中は?

どこもかしこも禁煙エリアでイライラ、そのときあなたの脳の中は?
会話や思考能力が低下する原因?ニコチン依存に影響する脳のネットワークを解明

2014年12月24日 4:00 PM

http://www.mededge.jp/a/psyc/6017

 ニコチン依存と禁断症状、それに伴う認知障害に、脳内ネットワークがどのように関わっているかの一端が明らかになった。

脳の3つのネットワーク

 米国ペンシルバニア大学を中心とする研究グループが、精神科分野の国際誌ジャマ(JAMA)サイカイアトリー誌で、2014年5月に報告したものだ。

 脳の機能には、(1)主要ネットワーク:様々な社会的な「もの」「こと」に対する脳の活動(2)遂行制御ネットワーク:問題を解決しようとする時の脳の活動(3)デフォルトモードネットワーク:ぼんやりと何もしていない時の脳の活動、の3つの大きなネットワークが存在する(「素の状態」が脳力を引き上げる、無視できない「デフォルト・ネットワーク」を参照)。

 今回研究グループは、このネットワーク間のつながりの強さがニコチンの禁断症状に関与しているのではないかと考えた。

 そこで脳の「fMRI(機能的磁気共鳴画像法)」の画像を用いて検証した。

 fMRIは磁力を応用して体内の写真を取る技術の一種だ。この技術を使うと、脳の活発に働いている部分に色がついて見え、それぞれ3つのどのネットワークが働いているのかわかるようになっている。

禁煙前後で脳内ネットワークを比較

 今回、19歳から61歳の、健康な37人の喫煙者を対象に、丸1日禁煙した時の脳と、禁煙後にたばこを吸って満足した時の脳の画像を撮影して、3つの脳のネットワークの変化を調べた。

 結果、禁煙中は、主要ネットワークとデフォルトモードネットワークのつながりが若干弱くなっており、デフォルトモードネットワークが常に活動していることが分かった。

 この結果を専門的に分析した結果、ニコチン依存の人たちが、禁煙中「たばこが吸いたい」と強く思っているときに、会話や思考能力が低下してしまう原因として、脳のネットワーク間のつながりの変化が大変重要であることがわかった。

ニコチン異常を「バイオ」で測れる?

 研究グループは、いずれニコチン依存の脳内バイオマーカーを発見し、禁煙治療に役立てたいと語っている。

 どうやら、たばこ依存の人の脳の中まで観察して分析できる時代になっていたようだ。

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