多少の体重増は「許容」 「今年こそ禁煙」補助薬で成功率アップ
多少の体重増は「許容」 「今年こそ禁煙」補助薬で成功率アップ
http://apital.asahi.com/article/hiketsu/2015012600005.html
2015年1月28日
【小池竜太】 新年を機に、禁煙に取り組もうと考えている人はいませんか。長年の喫煙者にとって気になるのはやはり、禁煙が健康に効果があるのかどうか。「今さらやめても健康の改善には時間がかかるのでは」という思いもあるでしょう。禁煙を成功させるコツを調べてみました。
自己流より、専門医のいる禁煙外来に行くのが近道と思い、東京都中央区にある中央内科クリニックで話を聞いた。
村松弘康院長(呼吸器内科)によると、心臓・血管系のリスクはたばこをやめた日からすぐに下がり、2週間~3カ月後には肺機能も30%回復するという。村松さんは「意志だけで成功するのは良くて2割。補助薬を使うと、成功率は6~7割程度まであがります」と話す。
公的な医療保険が使える補助薬は飲み薬と貼り薬の二つ。飲み薬はニコチンと結合する脳内の受容体に働きかけ、吸いたい気持ちを抑える。初めの1週間は喫煙可能だが、満足感はあまり得られなくなるという。「吸ってもおいしくないという経験は禁煙する上で大きい」と、村松さん。服用は3カ月。軽い吐き気を感じる人もいる。空腹時を避け、半分に割って飲むなどの工夫をすると良いそうだ。
貼り薬はニコチンを皮膚から取り込み、禁断症状を抑える。徐々に小さな貼り薬にしていく。こちらは開始後すぐの禁煙が必要。かぶれる人もいるので毎日、違う場所に貼ると良い。電子たばこを試みる人もいるが「吸うという行為」の習慣が抜けず推奨できないという。
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