« 東京オリンピックは、禁煙に | トップページ | 静岡県、受動喫煙対策を支援 県議会で知事答弁 »

【ベストセラー健康法】「肺活」で防ごう「COPD」 70歳以上4人に1人が患者

【ベストセラー健康法】「肺活」で防ごう「COPD」 70歳以上4人に1人が患者

http://www.zakzak.co.jp/health/doctor/news/20150220/dct1502200830002-n1.htm

2015.02.20

 「駅の階段で以前よりも息切れするようになった」と感じるとき、「これは誰しも経験する老化現象だ」となかばあきらめ気味となるのが働く世代の一般的な感想だろう。しかし、果たして本当にそうだろうか。もしかしたらそれは、恐ろしい肺の病が密かに進行しているサインかもしれない。

 “沈黙の臓器”といえば肝臓を思い浮かべる人も多いだろうが、じつは肺もなかなか深刻な症状が出ない内臓のひとつ。しかも、生命維持装置でありながら外界とつながっており、つねに危険にさらされている稀な臓器なのだ。

 その肺に起きる病気に「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」がある。現在日本の潜在患者数は700万人を超えるとも言われていて、70歳以上では4人に1人がCOPDと推定されている。だが、治療を受けているのは50万人にも満たない。

 COPDは、10-15年ほどかけて徐々に呼吸が苦しくなり、歩行どころか着替えのような軽い動作でも息切れするようになる。末期には、酸素吸入していてもつねに溺れているような苦しさにさいなまれる。

 呼吸器以外にもさまざまな併存症が見られ、虚血性心疾患、糖尿病、骨粗鬆(こつそしょう)症、鬱病など、その範囲は全身に及ぶ。

 「たばこ病」の異名をとるこの病は、受動喫煙は言わずもがな、禁煙しただけでは安心はできない。

 「喫煙によって呼吸器を傷めつけてきたという“前科”は、残念ですが一生体から消えることはないのです」と、山王病院副院長・呼吸器センター長の奥仲哲弥氏は、その著書『長生きしたけりゃ「肺活」しなさい』(小学館刊)で語る。

 本書には、肺を元気にするさまざまな生活術「肺活」の手法が記されている。“ながら”や“すきま”で行える呼吸のチェック方法やさまざまなトレーニング法、正しい姿勢などに加え、発症後の生活術についても、イラスト付きで解説している。

 「本書でまずはこの病気を知り、そして今日から簡単にできる『肺活』で備えを始めてください」と警鐘を鳴らすのは、小学館の担当編集者。

 かつて「治療法はない」とされたCOPDだが、現在は早期治療により、健康な人と遜色のない生活を送れる可能性がある。40歳以上の喫煙経験者は、ぜひ別掲のチェックリストでセルフテストをしてほしい。

 一度損傷を受けた肺は残念ながら再生しない。しかしだからこそ、今後の人生の中で、今が一番元気な肺であり、何歳であっても今こそが禁煙や「肺活」を始める最適な時なのだ。

 本来なら根治手術ができる病気なのに、喫煙や呼吸機能が落ちているために、すぐに手術ができないケースも少なくない。単に長生きするだけではなく、健康で有意義に過ごすために、ぜひ今日から「肺活」に取り組むべきだろう。 (原ミチル)

 ■COPDチェックリスト
(ひとつでも当てはまったら医療機関の受診を推奨)
 □階段を上がると息切れがひどい(階段を駆け上がり、呼吸が落ち着くまでに30秒以上かかる)
 □咳(せき)・痰(たん)が続いている
 □以前に比べ、坂道を上ると息切れがする
 □同世代の人と歩いていて、自分だけ遅れてしまう
 □重い荷物を持ったり前かがみになったりすると、動悸(どうき)や息切れがする
 □食事をしたり入浴したりすると、息切れがする
 □20年以上たばこを吸っている、または吸っていた
 □朝起きてすぐに痰がからむことがある
 □のどの奥から「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がすることがある
 □風邪をひきやすく、治りにくい
 (※本書より引用)

|

« 東京オリンピックは、禁煙に | トップページ | 静岡県、受動喫煙対策を支援 県議会で知事答弁 »

たばこの害」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1106442/59004393

この記事へのトラックバック一覧です: 【ベストセラー健康法】「肺活」で防ごう「COPD」 70歳以上4人に1人が患者:

« 東京オリンピックは、禁煙に | トップページ | 静岡県、受動喫煙対策を支援 県議会で知事答弁 »