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孤独の死亡リスク、たばこよりも飲酒よりも肥満よりも悪い

孤独の死亡リスク、たばこよりも飲酒よりも肥満よりも悪い 長生きのすべとは「一人で過ごす時間を減らすこと」と米研究グループ

http://www.mededge.jp/b/heal/10726

2015年3月26日 4:30 AM

 孤独と社会的孤立が、肥満やたばこ、アルコール依存に匹敵するほどに命を脅かすようだ。

長寿と孤独の関係は?

 米ブリガムヤング大学のジュリアンヌ・ホルト・ルンスタッド氏らの研究グループが、心理科学の国際誌であるパースペクティブス・オン・サイコロジカル・サイエンスで2015年3月11日に報告している。

 「長生きをするには?」。この問いかけについては、Medエッジでもさまざまな話題を提供してきた。運動のほか、食生活を変えること、運動をすること、最近では腸内細菌の中身を整えることなども挙がるかもしれない。

 研究グループは孤独に注目をした。

 健康にどれくらいのインパクトを及ぼすのかを、300万人ものデータを対象として分析した。

 「孤独」「社会的孤立」「一人暮らし」の情報と健康に関わるさまざまな情報と関連付けてリスクを計算するというものだ。

たばこよりも飲酒よりも肥満よりも悪

 その結果、社会的な地位、経済的地位、年齢、性別、持病といった条件で調整したところ、孤独や社会的な孤立が長寿に悪影響を及ぼすと分かった。

 社会的なつながりが少ないほどに健康リスクは高まり、逆につながりがあると健康に有益な効果がもたらされるというものだ。孤独と社会的孤立は意味合いが異なるものの、長生きに及ぼす影響という意味ではインパクトは同じという結果だった。

 過去の研究を引用して、「孤独によって死亡リスクは、1日15本のたばこを吸うこと、アルコール依存症と同等」というデータがある。今回の研究ではさらに、肥満による健康リスクを上回ると分かった。

社会的なつながりを見直す

 孤独を解消するにはどうすれば良いか。

 研究グループは、「インターネットがあれば遠くの人ともコンタクトを取れる。オンラインでは感情面での内容や深さに欠ける。メールばかりではロマンチックな関係は期待できない。そうした限界はあるものの、メールで甘いことや優しいことを伝えるのであっても効果はある」と説明する。

 孤独を解消する努力は看過できない問題のようだ。

文献情報

Holt-Lunstad J et al. Prescription for living longer: Spend less time alone. Perspectives on Psychological Science. 2015 Mar 11.

http://news.byu.edu/archive15-mar-loneliness.aspx

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