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喫煙者が30.7%減少 若者のたばこ離れも顕著に

喫煙者が30.7%減少 若者のたばこ離れも顕著に

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15/06/01 (13:47)

 厚生省は28日、ブラジルの喫煙者数が過去9年間で30.7%減少したと発表した。2014年度の全人口に占める喫煙者の割合は10.8%で、06年は15.6%だったという。28日付伯メディア(ウェブ版)が報じた。

 ブラジル政府は20年までにこの数値を9.1%まで下げることを目標に掲げている。また13年と14年には、たばこに起因する病気の治療薬の購入費として4100万レアルが投じられた。

 喫煙者に関するデータをみると男性喫煙者が全体の12.8%、女性喫煙者が全体の9%で男性のほうが多いほか、国民の21%が過去に喫煙していたが現在はすでにその習慣を絶ったことなどが示されている。

 年齢層別では45~54歳の喫煙者が全体の13.2%で最も多く、反対に18~24歳の喫煙者が全体の7.8%と最も少なかった。このほか、13~15歳の年齢層で喫煙経験がある青少年は09年の24.2%から12年には19.6%に減少している。

 都市別ではリオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市が16.4%と最多で、サンパウロ市、パラナ州クリチバ市と続いている。喫煙者が最も少ない都市は5.5%のマラニョン州サンルイス市だった。

 厚生省によると、ブラジルでは年間20万人が喫煙に起因する病気によって死亡しているという。肺がんの90%はたばこが原因だとされるほか、狭心症や心筋梗塞による死者の25%、65歳以下で心臓発作で死亡した人の45%、慢性気管支炎や肺気腫による死者の85%が喫煙が原因で死亡している。

2015年5月30日付

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