ニチアス石綿訴訟 呼吸障害の主原因は「喫煙と評価せざるを得ない」 2審も元従業員への賠償認めず
ニチアス石綿訴訟 呼吸障害の主原因は「喫煙と評価せざるを得ない」 2審も元従業員への賠償認めず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150624-00000575-san-soci
産経新聞 6月24日(水)20時22分配信
勤務中にアスベスト(石綿)を吸って健康被害を受けたとして、建材メーカー「ニチアス」王寺工場(奈良県王寺町)の元従業員3人が、同社に計3520万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が24日、大阪高裁であった。中村哲裁判長は賠償を認めなかった1審奈良地裁判決を支持し、3人の控訴を棄却した。3人は上告する方針。
中村裁判長は判決理由で、海外での報告事例をもとに、短い就労期間でも健康被害を発症する可能性があると認識されたのは、昭和35年以降だったと認定。それ以前に退社した2人を除く1人について、会社側に安全配慮義務があったと認めたが、呼吸障害の主な原因は「喫煙と評価せざるを得ない」として請求を退けた。
同社の石綿被害をめぐっては、元従業員らが平成22年、奈良、札幌、岐阜の各地裁に集団提訴。札幌地裁で24年に和解が成立し、岐阜地裁では係争中。
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