たばこ包装に依存を生じさせる意図について表示必要-米高裁
たばこ包装に依存を生じさせる意図について表示必要-米高裁
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NOVOWA6KLVR601.html
2015/05/25 11:02 JST
(ブルームバーグ):フィリップ・モリスUSA などたばこメーカーは、たばこが依存を生じさせるよう「意図的に作られている」と包装で表示しなければならないとの判断を米ワシントンの連邦高裁が22日示した。
米当局は15年に及ぶ裁判で、アルトリア・グループ のフィリップ・モリスUSA部門など、たばこメーカー9社が共謀してたばこの健康への影響と依存性を隠そうとしたと主張してきた。
判事3人で構成される高裁は今回の判断で、たばこメーカーが受動喫煙の健康への影響に関して国民を故意に欺いていたと米裁判所が判断したとの表示を含めるよう下級裁判所が義務付けたことについては、越権行為だと指摘した。
高裁は、この表示について「たばこについて何も」明らかにしておらず、会社の行為に重点を置いていると指摘。この点についてアルトリアの広報担当ブライアン・メイ氏は電子メールで、「裁判所は連邦法に違反していると正しく判断した」とコメントした。
レイノルズ・アメリカン とロリラード に今回の判断について電話でコメントを求めたが、これまでのところ回答は得られていない。
原題:Cigarette Packages Must Admit Addictive Intent, Not Deception(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先: federal court in Philadelphia Sophia Pearson spearson3@bloomberg.net;アトランタ Duane D. Stanford dstanford2@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Michael Hytha mhytha@bloomberg.net; Nick Turner nturner7@bloomberg.net David Glovin, Charles Carter
更新日時: 2015/05/25 11:02 JST
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