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長寿家系に生まれた人はがんが少ない、デンマーク研究グループが報告

長寿家系に生まれた人はがんが少ない、デンマーク研究グループが報告

https://www.mededge.jp/b/heal/15854

健康的な行動が発生率に影響か

2015年7月12日 4:00 PM

 長寿家系に生まれた人は一般的な人と比べてがんの発生率が低いと分かった。

 デンマークの南デンマーク大学の研究グループが、疫学分野の国際誌であるアナルズ・オブ・エピデミオロジー誌2015に報告した。

長寿家系の子ども3267人の調査

 長寿の家系についての注目度は高い。遺伝的および他の家族的因子があると見られているものの、はっきりした原因は分かっていない(110歳まで生きるための遺伝子、そんなものはあるのか?)。研究グループは特定のがんの低い発生率が長寿家系の原因かどうかについて検証している。

 研究の対象としたのは、長寿の家系に生まれた子ども3267人。長寿家系の定義は兄弟姉妹の中の2人以上が90歳以上の年齢まで生きていた家系としている。

 研究グループは対象とした3267人を1968年から2009年までのほぼ40年間にわたって追跡調査している。比較対照として、情報の整ったデータベースに基づいて、年齢や性別などの条件を揃えた上で、一般的な集団のがん発生数と比べている。

2割以上低い

 41年の追跡調査の期間の間に、397人、延べ423件のがんの発生が確認できた。

 がんの発生率は、長寿の家系の子どもで低いという結果になった。一般的な集団と比べたときの発生率は、がん全体では0.78倍と2割以上低くなっていた。内訳を見ると、たばこに関係するがんでは0.66倍、肺がんでは0.34倍、乳がんでは0.88倍、直腸がんでは0.91倍だった。

健康的な行動が原因か

 長寿の家系の子どもでたばこに関係するがんの発生率は、たばこに関係しないがんと比べて低い。研究グループは、長寿の家系では健康につながる行動ががんの発生率を低くしている可能性があると見ている。

文献情報

Pedersen JK et al. Low tobacco-related cancer incidence in offspring of long-lived siblings: a comparison with Danish national cancer registry data. Ann Epidemiol. 2015;25:569-574.e3.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25890797

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