大分市:たばこの煙、嫌だったら 施設管理者にカード 受動喫煙防止 /大分
大分市:たばこの煙、嫌だったら 施設管理者にカード 受動喫煙防止 /大分
http://mainichi.jp/area/oita/news/20150825ddlk44010289000c.html
毎日新聞 2015年08月25日 地方版
たばこの煙にレッドカード−−。大分市保健所は、たばこの煙で嫌な思いをしたら、そのことを建物・場所の管理者に伝えることができるメッセージカードを作製した。健康増進法は多くの人が集まる施設の管理者に受動喫煙防止に向けた対策を取る努力義務を課しており、カードを通じて生活環境の改善を促す。
カードは名刺大。表面は「きれいな空気、お願いします!」の文とメッセージ記入欄がある。裏面は健康増進法25条の条文と、相談先として保健所の電話番号を記している。
たばこの煙で迷惑したら、メッセージ欄にそのことを書き、迷惑と感じた場所・建物の管理者に渡して対策を考えてもらう。主に小規模な飲食店を想定しているが、病院や百貨店、公的施設などでも利用できる。
受動喫煙で吸い込む煙は喫煙者本人が吸う煙に比べ、タールやニコチンなどの有害物が3倍程度多いことが知られている。
カードは1000枚作製。保健所、市役所・支所、こどもルームなどで配布する。市のホームページからダウンロードすることもできる。
同保健所は「喫煙者本人ではなく、店員さんや係員さんにそっと渡したり置いていったりして、気持ちを上手に伝えて」と呼びかけている。【池内敬芳】
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