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受動喫煙:3歳までに子どもの虫歯2倍 家族の煙で 

受動喫煙:3歳までに子どもの虫歯2倍 家族の煙で 

毎日新聞 2015年10月22日 10時22分

   

 ◇京都大のチーム 7万人超のデータ解析

http://mainichi.jp/select/news/20151022k0000e040155000c.html

 家族の吸うたばこの煙にさらされた子どもは、家族に喫煙者がいない子どもに比べて、3歳までに虫歯になる可能性が最大2倍になったとの研究結果を、京都大の川上浩司教授と田中司朗准教授らのチームが22日、英医学誌BMJに発表した。

 チームは、神戸市で2004〜10年に生まれた7万6920人のデータを解析。生後4カ月での受動喫煙の状況と、3歳時点で1本以上の虫歯や歯の欠損、治療歴があるかどうかを調べた。

 その結果、家族に喫煙者がいる子は全体の55.3%おり、家族に喫煙者がいない子に比べて虫歯になる可能性が1.46倍になった。特に、面前で吸われる環境にあった子では2.14倍に高まったという。

 これまでの研究では、受動喫煙によって唾液の成分が変化し、虫歯の原因菌が集まって虫歯ができやすくなる可能性が示されている。川上教授は「子どもの健康な発育のため、大人は生活習慣に十分気を付けるべきだ」と話している。(共同)

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