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ドイツ、難民流入でたばこ業界恩恵 シリア男性の48%が喫煙者とWHO (1/3ページ)

ドイツ、難民流入でたばこ業界恩恵 シリア男性の48%が喫煙者とWHO (1/3ページ)

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/151120/mcb1511200500014-n1.htm

2015.11.20 06:37

 ドイツへの難民の流入により、今年の同国のたばこの年間消費量が8億1000万本増える可能性がある。過去10年間縮小していた同国のたばこ市場にとっては、異例の増加となる見込みだ。

 ドイツには今年、少なくとも80万人と、第2次世界大戦後で最多の難民流入が見込まれている。その多くは戦火で荒廃したシリアを逃れてきた難民だ。世界保健機関(WHO)によれば、シリアでは男性の48%が喫煙する。

 米投資情報会社モーニングスターのアナリスト、フィリップ・ゴーラム氏によると、人口動態が今回、たばこ業界にとって有利に展開するとみられ、欧州最大のたばこ市場であるドイツで1%の需要増が見通せるという。

 これにより、330億ドル(約4兆円)規模の独たばこ市場を独占する米フィリップモリスインターナショナル(PMI)や英インペリアル・タバコ・グループ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコが恩恵を受ける可能性がある。

 ゴーラム氏によれば、シリア人の年間喫煙本数は1人当たり平均1000本を超えるため、ドイツでの喫煙本数は8億1000万本以上増える可能性がある。英調査会社ユーロモニターのデータでは、西欧のたばこ販売は過去5年間に21%減少した。

 喫煙は健康リスクに対する認識が高まり、増税を背景に先進国では減少している。こうした傾向は中東やアフリカにはまだ広がっていない。

 ドイツで事業を展開するたばこ会社にとっては、喫煙人口の縮小などにより事業環境は悪化している。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は、ドイツの人口は2060年までに約15%減の7080万人に縮小すると予想する。

 たばこ会社の受ける恩恵は、難民の購買力が限定的なため、抑制される見通しがあるほか、難民が密輸品や偽造品のたばこを購入する可能性もある。ユーロモニターのアナリスト、シェーン・マクギル氏によると、10年に始まった中東民主化運動「アラブの春」の際、エジプトのたばこ市場で違法取引の占める割合が約1~2%から12年までに約20%に拡大した。ただ、ドイツのたばこ販売は、中期的に依然上昇が予想されると話す。

 「ウエスト」などのブランドを販売するインペリアルの広報担当者は、15年9月期までの1年間にドイツでの同社の市場シェアは若干減少したものの、難民の定住によりたばこ販売の上昇が見込めると述べた。(ブルームバーグ Sam Chambers)

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