ニコチン依存症、若者の治療も保険適用に? 検討始まる
ニコチン依存症、若者の治療も保険適用に? 検討始まる
http://www.asahi.com/articles/ASHBQ6F08HBQUTFL00R.html
小泉浩樹
2015年11月2日05時00分
たばこのニコチンが切れるとイライラしてたばこを吸いたくなる「ニコチン依存症」の治療をめぐり、公的医療保険が適用されていない20代の患者も保険の対象に含める検討が始まった。厚生労働省は将来の医療費削減につながるとして、対象に含めることを提案。負担が増える保険の支払い側は反対している。
ニコチン依存症は「吸うつもりよりずっと多くたばこを吸ってしまったことがあるか」といった10の質問のうち、五つにあてはまると依存症と診断される。
2006年度から保険で診療を受けられるようになったが、対象は1日の喫煙本数と喫煙年数をかけた指標が200以上の患者に限られている。1日40本吸う人でも5年以上たたないと保険が適用されない計算で、厚労省によると20代の依存症患者の約8割が対象外だという。保険適用なら患者の自己負担は原則3割になる。
厚労省は10月21日の中央社会保険医療協議会(中医協)=厚労相の諮問機関=で、この指標を緩めて20代も治療を受けやすくすることを提案。日本医師会の中川俊男副会長も「意志の強くない人もたくさんいる。将来の医療費削減を考えれば、むしろ推奨すべきだ」と後押しした。
| 固定リンク
「ニコチン依存度」カテゴリの記事
- 喫煙率14・8%、過去最低を更新 喫煙者の25%が「やめたい」(2024.09.02)
- 内村光良 かつては“1日3箱”ヘビースモーカー 10年以上禁煙も「めっちゃ吸いたくなる」瞬間は(2024.09.02)
- 禁煙向きの食べ物とは? 一服を誘う食べ物とは?(2024.08.05)
- たばこ依存は病気…根性や会社命令ではやめられない、禁煙治療の現在地と課題「薬で治療ができるという認知が広がってない」(2024.06.17)
- 「超加工食品」でたばこ並みの依存性が判明、渇望や禁断症状も(2024.06.10)
最近のコメント