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難民流入でドイツのたばこ業界に恩恵か-縮小市場でにわかに喫煙増

難民流入でドイツのたばこ業界に恩恵か-縮小市場でにわかに喫煙増 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NX9YPW6TTDS701.html

2015/11/04 14:58 JST

   (ブルームバーグ):ドイツへの難民流入により、同国のたばこの年間消費量が今年、8億1000万本増える可能性がある。予想通りなら、ここ10年間縮小していたたばこ市場にとって異例の増加となる。    

ドイツには今年、少なくとも80万人と、第2次世界大戦後で最多の難民が流入する見通しだ。多くは戦火で荒廃したシリアを逃れた人々で、世界保健機関(WHO)によれば、シリアでは男性の48%が喫煙する。モーニングスターのアナリスト、フィリップ・ゴーラム氏によると、今回に限り人口動態がたばこ業界にとって有利に変化するとみられ、欧州最大のたばこ市場であるドイツで1%の需要増となる見込みだ。    

これにより、330億ドル(約4兆円)規模の独たばこ市場で優位に立つ米フィリップモリスインターナショナル(PMI)や英インペリアル・タバコ・グループ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコが恩恵を受ける可能性がある。ゴーラム氏によれば、シリア人の年間喫煙本数は平均1000本を超えるため、ドイツでの喫煙本数は8億1000万本以上増える可能性がある。ユーロモニター・インターナショナルのデータでは、西欧のたばこ販売は過去5年間に21%減少している。    

先進国では健康へのリスクに対する意識の向上と増税を背景に数十年にわたり喫煙が減少しているが、こうした傾向は中東とアフリカには拡大していない。    

難民の購買力が限定的であるため、たばこ会社が受ける恩恵は抑制される見通しで、難民たちが密輸品または偽造品のたばこを購入する可能性もある。ユーロモニターのアナリスト、シェーン・マクギル氏は、反政府運動「アラブの春」の際にはエジプトのたばこ市場で違法取引の占める割合が約1、2%から2012年までに約20%に拡大したと指摘した。    

原題:Refugee Influx Set to Boost Germany’s Shrinking Tobacco Industry(抜粋)    

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Sam Chambers  schambers7@bloomberg.net   

記事についてのエディターへの問い合わせ先: Matthew Boyle  mboyle20@bloomberg.net   

更新日時: 2015/11/04 14:58 JST

 

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