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電子たばこの米国販売が急減、客の不満強く

電子たばこの米国販売が急減、客の不満強く

新しい規制や安全性懸念も背景に

http://jp.wsj.com/articles/SB10589961604557044643904581363173157434468

ByTRIPP MICKLE    2015 年 11 月 18 日 19:24 JST    

 米国の電子たばこの販売がここ数カ月で急激に失速し、5年にわたる3桁成長に終止符が打たれる見通しとなった。大手たばこ会社にとって本物の脅威と見られた電子たばこが、一時の流行に終わる可能性が出てきた。

 売り上げ失速の背景には、顧客の不満の高まり、在庫増加、新しい州法、安全性をめぐる懸念の広がりといった複数の要因がある。調査会社ユーロモニター・インターナショナルによると、2016年の電子たばこの成長率は57%と過去5年間の年間平均114%から半減する見込み。ユーロモニターの調査アナリスト、エリック・ペニッカ氏は、急速な販売鈍化を受けてさらなる下方修正を準備していると述べた。

 減速が最も顕著なのは、大手たばこ会社のシガライク(シガレットと同様の形状を持つ)製品。ウェルズ・ファーゴが引用したニールセンの統計によると、10月末までの12週間の売上高は21%減、販売量は11%減だった。

 米たばこ2位のレイノルズ・アメリカンは9月、資産評価損1億ドルを計上し、電子たばこ製造を整理すると明らかにした。レイノルズは7月、投資家に対し、電子たばこのブランド「Vuse」を7-12月期に黒字化させる目標が未達に終わる見通しを伝えた。

 バポライザー(より大型で補充可能な機器)および補充用ニコチン液の販売もここ数カ月で減速した。ユーロモニターによると、この分野の来年の販売は51%増と、今年の推定126%増や13〜14年の455%増から大幅に減速する見込み。

 ウェルズ・ファーゴのアナリスト、ボニー・ヘルツォーク氏は「消費者は今、こうした製品に幻滅している」と語り、電子たばこはもっとシガレットをまねないと消費者が乗り換えることはないと指摘する。同氏によると、昨年の電子たばこ市場の規模は推定25億ドル(約3000億円)。

 現行の電子たばこは従来のたばこほど速くニコチンが血流に届かないうえ、たばこに特有の「のどに当たる感覚」に乏しい。ヘルツォーク氏は、多くの電子たばこ利用者が失望感から喫煙に戻ったとみている。1000億ドル規模の米国たばこ業界は、今年に入ってからのたばこの販売量は推定0.5%減と、ここ数年間の年3〜4%の減少ペースから大きく上向いたとしている。

 テキサス州マッキニーで電子たばこ店を営むシェル・ハメル氏は、問題の一部はこうした機器の安全製をめぐる混乱にもあると話す。発がん性物質を燃焼・放出しない電子たばこが従来のたばこより体への悪影響が少ないことでは大半の研究者が合意しているものの、長期的影響はまだ分かっていない。

 また、首都ワシントンの電子たばこに課される新税も販売に打撃を及ぼしている。インディアナ州でメーカーに認可や含有物表示を義務づけられるなど、新たな規制も影響している。

 

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