たばこを吸わなければ、保険料が安くなる 血圧、BMI値でさらにお得に
たばこを吸わなければ、保険料が安くなる 血圧、BMI値でさらにお得に
http://www.sankei.com/life/news/160111/lif1601110016-n1.html
2016.1.11 10:30更新
たばこを吸わなければ、保険料が安くなる。そんな保険商品が注目を集めている。血圧値や肥満度に応じてさらに割引を受けられる場合もあり、保険料が3割以上お得になることも。禁煙など健康管理を心掛ければ、保険料が節約できそうだ。(玉崎栄次)
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喫煙の有無は「健康」の指標となる。厚生労働省によると、喫煙男性は非喫煙者に比べ、肺がんによる死亡率が約4・5倍高まる。それ以外のがんについても危険性が増すとされる。
非喫煙者割引が多いのは、契約者が死亡したり、高度な障害が残ったりした場合、家族らに年金型の保険金が月々支払われる「収入保障保険」。過去1年間、喫煙歴がなく、血圧値が各社の定める基準に収まることが基本条件だ。
非喫煙者であることを確かめるため、契約前に保険代理店で検査キットを使い唾液を調べる。血圧値が示された健康診断結果の提出を求められる場合も多い。
◆3割以上値引きも
メディケア生命保険の「メディフィット収入保障」や、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険の「家族のお守り」は、喫煙の有無や血圧値、体重・身長から算出した肥満度を示すBMI値に基づき、割引の可否を決めている。
例えば、メディフィット収入保障。35歳の男性が、死亡したり、高度な障害が残った際、家族らが月20万円の保険金を受け取れる契約(60歳満了。58歳以降に死亡した時は2年間の保険金支払いを保証する場合)では、喫煙者の保険料は月7186円。過去1年以内に喫煙していなければ、月6296円で約12%お得に。さらにBMI値(18以上/27未満)と血圧値(上140/下90未満)の条件を満たせば、月4690円と喫煙者に比べ約34%も安くなる。
血圧値に自信があれば、チューリッヒ生命の「収入保障保険プレミアム」が割安。血圧値の条件が「上120/下80未満」と厳しいが、BMI値の条件はなく、35歳の男性(60歳満了。支払い保証2年間)は、月4500円で加入できる。
三井住友海上あいおい生命保険の「&LIFE(アンド ライフ)収入保障保険」は非喫煙条件などに加え、優良ドライバー割引を設定した。安全運転なら死亡リスクが下がるためだ。
◆医療データを分析
病気やけがによる入院や手術の費用を保障する「医療保険」にも非喫煙者割引が登場している。これまで死亡保険などに付いた医療特約を除き、単体商品の医療保険にこうした割引はなかった。喫煙と入院・手術の因果関係が不明瞭で商品設計が難しかったためだ。
第一生命グループのネオファースト生命保険が昨年8月に売り出した「ネオdeいりょう」は、国内で初めて非喫煙者割引を適用した医療保険。独自に医療データを分析し、喫煙により入院や手術に至る割合が高まることを導き出した。過去1年間、たばこを吸っていなければ、喫煙者に比べて保険料が最大約3割安くなる。
非喫煙者の保険料が割り引かれる仕組みはシンプルだ。契約者が健康であるほど、保険会社は保険金を支払う可能性を低くできる。その浮いた分を健康な契約者の割引に回せる。
同社商品事業部の菅原隆裕課長補佐は「非喫煙者割引を導入することで、リスクが高い人、低い人それぞれに応じたきめ細かな保険料の設定が可能となった」と説明。
ただし、保険の見極め方には注意も必要だ。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは「収入保障保険や医療保険は、保険料が比較的安価なインターネット生保でも扱っており、年齢によってはそちらが安くなる場合もある。まず各社の非喫煙者割引がある保険を比べた上で、さらにネット生保とも比較する。一手間かけることでさらなる保険料節約につなげられる」と助言している。
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