40代で出産希望!日常生活で何に気を付けるべき?
40代で出産希望!日常生活で何に気を付けるべき?
http://news.mynavi.jp/news/2016/04/21/534/
[2016/04/21]
妊娠や出産にはリスクがつきものですが、年齢を重ねるにつれ、そのリスクは高まります。40代での妊娠と出産を希望しているママから、高齢出産について質問がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。
■ママからの相談:「現在40代、出産希望です。妊娠できるのか、また、妊娠に伴うリスクを下げるためにはどうすればよいでしょうか」
『現在9歳になる子どもに妹か弟を作ってあげたいと思ってから、約1年半が経ちました。気が付けば40代に突入し、疲れからは回復しにくく、日に日に老化が進んでいることを感じます。そんな中、本当に子どもができるのか、もし妊娠しても出産時の危険が高くならないのか心配です。高齢出産に向けて、リスクが高くならないようにするには、日常生活のどんなところに気をつけていればいい具体的に教えてください。(40代・女性)』
■リスクが高まる、高齢出産
高齢出産の場合、自然妊娠のしやすさは低下し、リスクは高まります。どんなリスクがあるのか、教えてくれました。
『妊娠、出産にはどなたにもリスクが伴いますが、40歳を過ぎてからの高齢出産には、さらに様々な問題が生じやすくなります。まずは、自然妊娠の確率が低下すること、妊娠しても流産の危険性が高くなることがあります。さらに、妊娠高血圧症候群を起こしやすかったり、ダウン症など先天異常の発生率が高まります。流産や先天性異常については、残念ながら予防法がありません。(産科・婦人科看護師)』
『高齢出産では妊娠高血圧症候群や、妊娠糖尿病のリスクが高まります。(健康管理課看護師)』
■規則正しい生活と運動を
妊娠しやすい身体をつくるためには、体調を整えておくことが大切です。妊娠中のリスクを下げるために気を付けたいことをアドバイスしてくれました。
『妊娠しやすい身体を作るには、できるだけ規則的な生活と睡眠、適度な運動を心がけてください。身体を冷やさないようにし、食事は、貧血予防に鉄分や葉酸を含むものを摂るようにしてください。妊娠高血圧症候群を予防するには、急激な体重増加に注意すること、塩分を控えること、ストレスをためないことなどがあります。(産科・婦人科看護師)』
『妊娠中の病気を防ぐには、日頃から塩分やカロリーを気にして バランスのよい食事を摂取することが大切です。血圧や血糖値など健康診断でチェックして体調を整えておくとよいでしょう。そのほか、お酒やたばこも胎児や身体によくないので、禁煙をしたりお酒を控えるなど規則正しい生活を送ることが望ましいと思います。(健康管理課看護師)』
『高齢出産では体力面も心配でしょう。自然分娩を希望するなら、今からジムなどに通い体力をつけておくことをおすすめします。また高齢出産では産道や子宮口が思うように開かなくなります。分娩時に難産にならないためにも、ストレッチやヨガなど行って股関節を柔軟にしておくと出産がスムーズに進みます。(健康管理課看護師)』
高齢になると、自然妊娠はしにくくなり、病気や難産などのリスクが高くなります。高齢での妊娠を希望する場合、規則正しい生活などで体調を整え、適度な運動を心がけましょう。運動には、ヨガやストレッチなども取り入れるとよいようです。
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