「たばこのない五輪」へ伊豆市、敷地内全面禁煙
「たばこのない五輪」へ伊豆市、敷地内全面禁煙
2016年05月26日 08時11分
2020年東京五輪・パラリンピックで自転車競技2種目の開催地となる静岡県伊豆市は25日、市役所などの敷地内を31日から全面禁煙にすると発表した。
国際オリンピック委員会(IOC)の掲げる「たばこのない五輪」を受けた措置という。
市によると、IOCは1988年、スポーツの祭典にたばこはふさわしくないと、五輪大会での禁煙の方針を採択。2010年には世界保健機関(WHO)と「たばこのない五輪」を目指す協定を締結した。
これに伴い、今夏の五輪開催地のリオデジャネイロと、18年冬季五輪の韓国・平昌は、罰則付きの禁煙対策を講じている。日本でも、東京都などが公共の場での受動喫煙防止についての検討を始めたという。
こうした国際的な流れを受け、市施設で喫煙が可能だった伊豆市も、本庁と別館、各支所の灰皿を撤去して、敷地内を全面禁煙にすることにした。菊地豊市長は「職員はもちろんだが、市民などの来庁者には理解を求める」と話した。
市健康支援課のまとめでは、県内では掛川市と東伊豆、南伊豆町が庁舎敷地内の全面禁煙を実施している。
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