酒とたばこで脳が縮む 高知市のしばてん大学で医師が講演
酒とたばこで脳が縮む 高知市のしばてん大学で医師が講演
https://www.kochinews.co.jp/article/45977/
2016.08.31 14:30
高知県内の幅広い分野で活躍する人が講師となる市民講座「しばてん大学・土佐の文化皿鉢」が8月30日、高知市内で開かれ、高知検診クリニック(高知市)の朴啓彰・脳ドックセンター長(60)が喫煙と飲酒が脳に与える影響を語り、「脳の状態を健診で知ることが大事だ」と訴えた。
朴氏は喫煙者の脳の画像をスライドで映し、「この白いもやは脳が縮んでいる証拠」と説明した。もやの正体は「白質病変」。加齢や喫煙などで脳の血管が壊れ、できた隙間が白く映る。自身がたばこを吸わなくても、受動喫煙で白質病変は現れるという。
飲酒は脳が縮む大きな要因だという。朴氏は健診を受けた人の脳の画像を見せながら、「少量でも脳は萎縮し、飲めば飲むほどダメージを蓄積する」。脳の萎縮は記憶力低下を招き、脳梗塞の原因にもなるという。
朴氏は「なるべく早い時期に自分の脳を知ることが大事」と言い、脳ドック健診を勧めた。
次回は9月29日
しばてん大学はNPO法人「高知県生涯学習支援センター」が2015年から開いている。次回は9月29日。午後1時半から海洋堂かっぱ館の宮脇修館長が「米寿になっても夢見る小僧」をテーマに語る。無料。問い合わせは高知県生涯学習支援センター(088・833・0022)へ。
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