蒸気たばこの「路上喫煙」は可?分かれる判断
蒸気たばこの「路上喫煙」は可?分かれる判断
やけどや副流煙の危険はないものの
http://toyokeizai.net/articles/-/135906
火を使わない「蒸気たばこ」は吸ってもいい? 条例などで路上禁煙地区を指定した自治体の判断が割れている。福岡市や長崎市は「周囲の人にやけどをさせる心配がない」と喫煙を認めるが、横浜市などは「ポイ捨ての懸念がある」として禁止している。
発売から日が浅く、条例に明確な規定がないこともあり、新タイプのたばこを巡る議論は当分くすぶりそうだ。
「流行に敏感な人の利用が多い」
福岡市・天神のカフェ。棒状の器具で蒸気たばこを楽しむ人と、たばこを吸わない人が隣り合う。店内は禁煙だが、蒸気たばこは構わない。「においが残らないのがいい」。市内の会社員男性(46)は気持ちよさそうに白い蒸気を吐き出した。カフェを運営する西鉄プラザは「流行に敏感な人の利用が多い」と話す。
日本たばこ産業は3月、全国に先駆けて福岡市で蒸気たばこ「プルーム・テック」の店頭販売を始めた。液体の入ったカートリッジを加熱し、発生した蒸気を葉タバコが詰まった専用カプセルを通して吸う。
オンラインショップでは、販売予約の受け付けを停止するほどの人気ぶり。フィリップモリスジャパンも、蒸気たばこ「アイコス」を全国で販売している。
一方、吸い殻のポイ捨てや受動喫煙が問題になり、たばこが吸える場所は減っている。2000年代に入ると人混みで火の付いたたばこを持ち歩く危険性もクローズアップされ、条例で路上禁煙地区を指定し、違反者から過料を取る自治体が増えた。
九州の主要都市が路上禁煙地区で禁止するのは、多くが「火のついたたばこ」で、蒸気たばこは対象外。要綱で禁煙地区を指定する佐賀市は「マナーとして」自粛を促している。
横浜市は「たばこを吸うこと」を喫煙と規定。路上禁煙地区で蒸気たばこを吸っているのを市の指導員が現認すれば、その場で2千円の過料を徴収する。担当職員は「葉タバコの部分がポイ捨てされる懸念があるため」と説明する。
副流煙はないが…

この先、自治体の判断が変わる可能性もある。福岡市は「周りにやけどをさせる危険がない」などの理由で喫煙可と判断したが、ポイ捨ての状況によっては見直しを検討する。
厚生労働省によると、蒸気たばこの健康影響は研究段階という。産業医科大の大和浩教授は「副流煙はないが、喫煙者が吐き出す蒸気にはニコチンを含む成分がある。禁煙地区での使用は慎重であるべきだ」と指摘する。
| 固定リンク
「迷惑たばこ」カテゴリの記事
- 【たばこポイ捨て対策】兵庫・姫路市が過料を1000円→2万円に引き上げ 姫路城~駅の通りなど指定の「路上喫煙禁止区域」も拡大(2026.07.03)
- 「禁止区域内でたばこ吸うと2万円」違反金1000円から大幅増、加熱式たばこも対象に…新条例を市が施行「すでに改正の効果出ている」(2026.07.03)
- 路上喫煙を全面禁止 博多駅周辺と天神・大名 加熱式たばこも 2万円以下の過料 福岡市議会で可決(2026.06.20)
- 博多駅前など全面禁煙へ 立ち止まっての喫煙・加熱式たばこも禁止(2026.06.20)
- たばこのポイ捨てがダメな理由が科学的に完璧に判明(2026.03.21)


最近のコメント