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東京オリンピックまでに受動喫煙を根絶

東京オリンピックまでに受動喫煙を根絶 日本禁煙学会が受動喫煙防止法案を支持

http://kenko100.jp/articles/161108004149/#gsc.tab=0

2016年11月08日 06:00 公開

 10月29~30日「受動喫煙のない東京オリンピックを」をテーマに第10回日本禁煙学会が東京都で開かれ、学会初日の記者会見で、10月12日に厚生労働省が示した受動喫煙防止法整備のための「たたき台」を学会として支持する意向を示した。

段階的に喫煙スペースをなくす方向に

 東京都医師会会長で同学会会長の尾﨑治夫氏は「学会として2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止法の整備を推進させ、飲食店など全ての建物内の禁煙を目標としている」と話した。

 今回提示された案は、罰則付きで喫煙室の設置を可能とするものの、原則禁煙となっており、これまでの分煙からはかなり進んだ内容になっているという。「日本は屋外の規制が先に始まっており、屋内を一挙に禁煙にすると喫煙する場所が全くなくなってしまう。一挙に喫煙者がゼロになるとは考えにくく、一度に屋内を全面禁煙とすることは不可能であり、屋内に喫煙できるスペースを残し、段階的に喫煙スペースをなくしていくことが現実的と考えられることから、現段階では厚労省案を全面的に支持することとした」と尾崎氏。

 東京都医師会タバコ対策委員会委員長の村松弘康氏は「たばこは科学的に有害であることは証明されているにもかかわらず、政治やお金の力でその有害性が矮小化されていることに問題がある。さらに、まだ喫煙のニコチン依存など、正確な情報が十分理解されていないことなども問題である」と指摘した。

 日本禁煙学会理事長の作田学氏は「学会として、今学会終了後に財務省に対し、厚労省の受動喫煙防止法案を支持すること、たばこのパッケージに健康警告を表示すること、たばこ1箱1,000円以上に値上げすることを申し入れる予定である。今回の厚労省案は全面的に支持するが、将来的には喫煙室を撤去し、全面禁煙の方向に改定していくように働きかけていきたい」と述べた。

今学会では以下のような宣言を明らかにしている。

第10回日本禁煙学会総会宣言

1. 東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、都民・国民の協力のもと、受動喫煙防止の法的整備(罰則付、屋内全面禁煙)を必ず実現すべく全力を尽くす

2. 2025年に向け、医療関係団体が連帯して、真の健康寿命延伸のため、4大死因およびCOPD、そして多くの寝たきり原因につながるタバコ対策を徹底する

3. 全ての喫煙者に対して、懇切丁寧に喫煙の害を説き、禁煙に向けた行動変容を促し、積極的に禁煙治療を提供する環境整備を図る

(あなたの健康百科編集部)

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