吸うたばこの本数が多いほどDNAが傷つきやすくなるという研究結果を
吸うたばこの本数が多いほどDNAが傷つきやすくなるという研究結果を
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/desk/article/289113
2016年11月15日 02時22分
吸うたばこの本数が多いほどDNAが傷つきやすくなるという研究結果を、国立がん研究センター(東京)などのチームが公表した。1日1箱を1年間吸い続けると、肺の細胞では遺伝子に150個の変異が生じるとか。遺伝子の変異はがんのリスク要因。取材で連日出会う医師や患者に愛煙家であることを打ち明けると「たばこは百害」「やめなさい」と指摘される。
今や2人に1人ががんになる時代。受動喫煙を含め百害は十分に承知しているが、個人的には思考の改善などたばこの“効能”も捨て難い。
20代の頃、街角でたばこを吸いながら取材したことがあった。応じてくれた相手もくわえたばこ。取材先の応接テーブルには大きな灰皿がどこにもあり、一緒にぷかぷかと吹かしていた。今思えば非常識の極みだが、当時は百害も十分に浸透していなかったような気がする。
時代は変わった。そろそろ、と考えている。 (沢辺克己)
=2016/11/15付 西日本新聞朝刊=
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