禁煙に成功するコツって?喫煙者本人と家族…それぞれがすべきこと
禁煙に成功するコツって?喫煙者本人と家族…それぞれがすべきこと
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20161201/Wooris_229287.html
2016年12月1日 07時00分 (2016年12月5日 21時38分 更新)
がんのうち、“胃がん”を抜いて1位なのが、“肺がん”です。平成27年の『人口動態統計』によると、悪性新生物による死亡者数約37万人のうち、約7万人が肺がんや気管のがんで亡くなっています。つまり、肺がん予防が長生きの可能性を高めるのです。
“肺がん”の予防といえば“禁煙”が挙げられるほど喫煙によるリスクをともなうもの。しかし、「頭ではわかっているけど、なかなかタバコがやめられない」という人も多いですよね。ところがこの“煙害”は、肺がんのみならず、他のがんにも影響を与えているのです。
今回は、国立がん研究センターが発表したプレスリリースを参考に、タバコが原因でなりやすい癌のワースト5位、そして家族でも取り組める禁煙のコツをご紹介したいと思います。
■タバコの“煙害”でなりやすい“がん”ワースト5
1年間毎日1箱のタバコを吸った場合、がん細胞への突然変異が多かったワースト5は、次の通りでした。
1位・・・肺がん
2位・・・喉頭がん
3位・・・咽頭がん
4位・・・口腔がん
5位・・・膀胱がん
上位1~4位をみると、煙が触れる時間が長い部位ほど、がんになりやすいことが分かります。
また、喫煙年数が長い・喫煙本数が多い・喫煙開始年齢が若い人は、さらにリスクが高まる、という報告もあります。長生きのためには、なんとしても、早めに禁煙したいですね。
■禁煙が成功する3つのコツ…喫煙者本人
「がんになるのはわかっているけど、仕事のストレスもあるし、タバコをやめるのはまだ先」と思いつづけて、なかなか禁煙できずにいませんか? この点に関して、厚生労働省の『e-ヘルスネット』で、効果的な禁煙のコツが紹介されています。
(1)禁煙しよう!と決心できるコツ
・失敗してもいい、と思ってはじめる
自転車の練習と同じ。何度か失敗してできるようになる
・吸いたいイライラ“離脱症状”は、風邪のときの熱と同じ
よくなるために身体が戦っているあかし
(2)事前準備で成功するコツ
・離脱症状への対処法を用意する
コーヒーを飲むとタバコが吸いたくなる人は、紅茶を飲むようにする
(3)禁煙を長続きさせるコツ
・自分を褒める
・禁煙して良かったことを探す
息切れがなくなった、ご飯が美味しい、自由に使えるお小遣いがふえた
禁煙に踏み切れないのは、やはり“離脱症状”への不安が大きいのではないでしょうか。日頃の生活でタバコを吸うことが多いタイミングを把握して、対処法を事前準備するようにしましょう。
■禁煙が成功する3つコツ…家族のサポート
それでも、禁煙のイライラで家族に当たってしまい、挫折してしまうこともあります。
自分の健康のためにも、また子どもや家族にも、良いことばかりの禁煙。家族みんなでサポートして、なんとか成功させたいものです。
(1)とにかく褒める、時々ご褒美をあげる
(2)ライター・灰皿を捨てる、喫煙場所を掃除するなど、環境を整備する
(3)離脱症状のイライラは、多めにみてあげる
「禁煙は辛いもの、若干のイライラは離脱症状からくる病気のようなもの」と、優しい心で応援してあげましょう。
以上、たばこでなりやすい“部位別がん”ワースト5位と、禁煙方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
タバコは、副流煙の被害も大きく、“百害あって一利なし”です。ご家族もサポートしつつ、禁煙を成功をさせて、家族の健康を守りたいものですね。
(ライター 大津留ぐみ)
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