加熱式たばこ、誤飲に注意! 滋賀の医師ツイート
加熱式たばこ、誤飲に注意! 滋賀の医師ツイート
http://kyoto-np.co.jp/politics/article/20170209000091
加熱式たばこを、子どもが誤飲する事故について、滋賀県の医師がツイッターで注意を呼び掛けている。長さが5センチほどで、紙巻きたばこの半分しかないため、飲み込みやすくなっているのが原因とみられる。
加熱式たばこは、たばこの葉を電気で熱を加えたり、水分を通過させたりして発生したニコチンなどを含む蒸気を吸う製品。2015年から本格的に販売され、煙が出ないことからヒット商品になっている。
化学物質による中毒などの情報収集を手がける日本中毒センター(茨城県つくば市)によると、昨年上半期で加熱式たばこについての問い合わせが95件あった。多くは子どもの誤飲だったという。
ニコチンを含む物を飲み込むと、血圧や意識の低下を招く恐れがある。誤飲した場合は、胃を洗浄するといった処置が必要になる。
だが、日本禁煙学会理事の稲本望・済生会滋賀県病院健康管理センター長は「新しい商品のため、内科が主となる夜間休日の小児科診療では応対できないケースがある」と指摘。カートリッジには、通常の紙巻きたばこと同量程度の刻んだ葉が詰め込まれており、危険性は変わらないという。
稲本医師が1月上旬に、この件をツイッターで報告したところ、リツイート(転載)数は約5千件に上った。禁煙学会も、国に加熱式たばこの内容物を明らかにし、毒性などを調べるよう求めている。
稲本医師は「火を使わないから安全と思われるためか、油断して子どもの手に届く場所に置いたりしている人が多いのではないか。煙はなくとも受動喫煙のリスクもあるので、取り扱いに気をつけてほしい」と強調している。
2017年02月09日 16時40分
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