長野の中高生の喫煙・飲酒大幅減 県調査、健康被害の認識進む
長野の中高生の喫煙・飲酒大幅減 県調査、健康被害の認識進む
http://www.sankei.com/life/news/170622/lif1706220023-n1.html
2017.6.22 07:08更新
中高生の喫煙や飲酒が、この15年間で大幅に減少していることが、昨年行われた県の調査で分かった。喫煙率、飲酒率ともに過去最低で、県健康増進課は「たばこと酒が健康に害を及ぼす意識が広がっている」としている。
調査は、平成13年から5年ごとに実施されている。中学1年生5592人、高校1年生5131人を対象に実施し、ともに99・1%の回答率だった。
時々もしくは毎日、「喫煙している」と回答したのは、中学1年生の男子が0・1%(13年調査2・8%)、女子は0%(同1・6%)だった。高校1年生の男子は0・3%(同18・6%)で女子は0・4%(同7・4%)。調査を実施するたびに減少している傾向がみられた。
飲酒が習慣化しているとの回答は、中1男子が1・7%(同15・7%)、女子は1・3%(同13・4%)、高1は男女とも4・0%(男子同40・4%、女子同32・8%)となった。
喫煙による健康被害の認識では、いずれも9割前後が「大いに害がある」と回答した。飲酒でも30~40%が健康被害を認識していた。
県内の保健福祉事務所はこれまで、学校への出前講座でたばこの健康被害を説明しており、一定の効果が出たとみられる。未成年者が安易に購入できないよう、業界側の自主規制の影響もあり、「たばこや酒が買えない環境が定着した」(県健康増進課)との側面もある。
| 固定リンク
「たばこ対策」カテゴリの記事
- 山下公園など公園2700カ所、禁煙化 横浜市が条例改正案提出へ(2024.09.02)
- 喫煙率14.8%、過去最低 国民健康・栄養調査(2024.09.02)
- 横浜市立公園 市民意見で「全面禁煙を望む」が最多(2024.08.26)
- カナダ、無煙たばこの販売制限 若者の乱用懸念(2024.08.26)
- カナダ政府、無煙たばこの販売を制限 薬局でのカウンター越しの対面に 若者の乱用懸念(2024.08.26)
最近のコメント