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学生、教員地域と共に 産業医科大の受動喫煙防止 「全国の手本に」対策徹底 /福岡

学生、教員地域と共に 産業医科大の受動喫煙防止 「全国の手本に」対策徹底 /福岡 https://mainichi.jp/articles/20170825/ddl/k40/100/492000c

毎日新聞2017年8月25日 地方版
 産業医科大(八幡西区)は、産業生態科学研究所の大和浩教授(57)を中心に、敷地内で他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の防止に取り組んでいる。受動喫煙対策に関する発言で全国的に知られる大和教授は「まず隗(かい)より始めよ」のことわざ通り、足元でも徹底した対策を進める。大和教授は「産業医科大が受動喫煙防止の手本になるよう努力している」と話す。
 「たばこ、吸いますか」。記者が研究室を訪ねるや否や、大和教授は語気鋭く尋ねた。否定すると「喫煙者は入室を断っている」と二の矢が飛んできた。産業医科大は2008年度から学部棟や大学病院など敷地内は全面禁煙で、全国の医学部がある大学や付属病院でも早い方だったという。
 あいさつも早々に大和教授は「敷地内を見ますか」。2人で外に出ると、学外との出入り口に「本学は敷地内全面禁煙です」と書かれた標識が複数あった。腰掛けて一服できそうな場所には、プランターがずらり。環境美化と喫煙スペースをなくす一石二鳥の工夫だ。それらは全て大和教授が大学側と協議しながら進めてきた。
 時計の針は午後1時半を過ぎたばかりだった。平日の昼に連れだって外出する男性2人が視界に入るや否や、大和教授は「彼らは喫煙者だ」。近くに喫煙者のたまり場があるという。学内や近所で医師や事務職員らの喫煙を見つけた時は直接注意し、繰り返す人には所属長を通じてやめるよう求めてきた。
 「なぜ、あなたに注意されなければならないのか」。医師や職員から何度も抗議されたが「受動喫煙をなくすには、いざこざはつきもの」。大和教授は涼しい顔で言い切った。
 大和教授は14年度から教員や事務職員で担当する学内パトロールでも、受動喫煙防止の観点から監視を続けている。報告書には防犯カメラの死角に吸い殻が落ちていたことなど、学内の喫煙状況が細かく記されている。
 それでも現在は、大学や病院に勤務する人のうち、女性の喫煙者はほとんどおらず、男性も全国平均(昨秋発表の国の国民健康・栄養調査で30・1%)よりかなり低いという。監視態勢も整ってきており、大和教授は「医療従事者の喫煙は患者に示しがつかない。今後も受動喫煙のリスクを極力減らしたい」と話す。【奥田伸一】
〔北九州版〕

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