バチカン、たばこ販売禁止へ
バチカン、たばこ販売禁止へ
https://jp.sputniknews.com/europe/201711104263714/
2017年11月10日 19:10
ローマ法王フランシスコが、来年からローマ法王庁(バチカン)市内でのたばこ(シガレット)の販売禁止を導入すると、バチカンのバーク報道官が発表した。それによると、「聖座(ローマ法王庁)は、人々の健康に明らかに害を及ぼす行動に関与することはできない」としている。現在バチカンでは、たばこは無税・低価格で地元職員と年金生活者に販売されている。
さらに、バチカン職員は毎月5カートンのたばこを有利な価格で購入できる。このことが理由で多くのイタリア人が、バチカンで働く友人に自分たちのために、たばこを入手するよう頼んでいる。イタリアでは消費税がより高いため、たばこの値段も高くなっている。バチカン市国は世界最小の国家で、ローマ市内に位置している。
一方、葉巻(シガー)の販売については、「この種類のたばこ製品を利用しても、喫煙に伴って煙を吸い込むことはない」ため、バチカンで同様の禁止措置を導入する予定は今のところないという。たばこ(シガレット)の販売がバチカンの収入源になっていることをバーク氏は否定していない。
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