ローマ法王、バチカンでのたばこ販売禁止 世界に模範

ローマ法王、バチカンでのたばこ販売禁止 世界に模範

http://www.afpbb.com/articles/-/3150027

2017年11月10日 12:58　発信地：バチカン市国

【11月10日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ（Francis）法王は、来年からバチカンで職員へのたばこ販売を禁止することを決めた。健康な生活の模範を示す狙い。ローマ法王庁が9日発表した。

　法王庁は声明で「理由はいたって単純だ。ローマ法王庁が人々の健康を明らかに害する活動に寄与するわけにはいかない」と説明。世界保健機関（WHO）のデータを引用し、喫煙によって毎年700万人以上が命を落としているとも言及した。

　肺が片方しかないフランシスコ法王はたばこを吸わない。

　ただ、バチカン市民は、もう一つの罪深き楽しみと言える酒は引き続きたしなめる。

　たばこや酒は2003年に元鉄道駅にオープンした高級免税店で販売されている。この店で買い物できるのは、許可証を持つ法王庁の職員や元職員に限られる。(c)AFP