千葉市 受動喫煙防止条例制定へ 五輪見据え対策強化
千葉市 受動喫煙防止条例制定へ 五輪見据え対策強化
2017年12月7日
千葉市の熊谷俊人市長は六日の市議会定例会で、受動喫煙防止条例を制定する方針を明らかにした。市内で七競技が開催される二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを見据え、受動喫煙の対策を強める狙い。市は今後、禁煙対象とする施設や違反者への罰則などを検討し条例案をまとめる。
熊谷市長は六日、「実効性ある条例制定を検討する。たばこによる健康被害の周知や啓発にも努める」と述べた。
千葉市は、市の施設内を原則禁煙と指針で定めたほか、飲食店などは禁煙や分煙を努力義務としてきた。市が一六年度に市民に実施したアンケート結果によると、飲食店で「受動喫煙があった」と答えた人の割合が、一二年度の前回アンケートと比べ増加した。
受動喫煙対策では、神奈川県が公共施設や飲食店を対象にした罰則付きの受動喫煙防止条例を一〇年四月に施行。
東京都は、多数が利用する施設で原則として屋内禁煙とする罰則付きの条例案を、来年の都議会に提出する準備を進めている。 (中山岳)
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