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米食品医薬品局、たばこのニコチン含有率削減へ

米食品医薬品局、たばこのニコチン含有率削減へ

2018 年 3 月 16 日 10:50 JST

 米食品医薬品局(FDA)は、たばこに含まれるニコチン成分の削減に関する規制の提案に先立ち、一般からの意見公募を開始した。ニコチン含有量を中毒性のないレベルに引き下げるために具体的な一歩を踏み出した格好だ。

 FDAは15日、ニコチンが依存性に果たす仕組みを科学的データを基に検証していることを明らかにした。ニコチン含有率の上限をどの程度にするかや、上限の導入を段階的か一度にするか、どのような意図せぬ結果が生じ得るか、といった点について一般の意見を募集するとした。

 FDAは15日付の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された新データを引用し、ニコチンを制限すれば1年でさらに約500万人の成人喫煙者が喫煙をやめられる可能性があると指摘した。この研究によると、2100年には喫煙率が現在の15%から1.4%までに低下する見込みがあるとしている。

 FDAによると、米国では喫煙によって毎年48万人余りが死亡している。

 FDAは昨年7月にニコチン含有率の引き下げを検討していると発表していた。

  ウェルズ・ファーゴ のアナリスト、ボニー・ヘルツォグ氏は、最近の科学的研究はたばこのニコチン成分の削減率を85%が理想的としていると述べた。

 たばこに含まれるニコチンは、たばこ葉の調合を調整し、違う種類の紙やフィルターを使用するなど、さまざまな方法で減らすことができる。製造工程で葉に含まれるニコチンを除去する方法もある。

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