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県内主要ホテル 進む禁煙、喫煙者への対応に苦慮

県内主要ホテル 進む禁煙、喫煙者への対応に苦慮

 2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、政府が受動喫煙防止対策を強化する中、熊本県内主要ホテルでも禁煙客室を増やす動きが目立ってきた。ただ、ホテルは不特定多数の人が利用するため、喫煙者への対応に苦慮するホテルもある。
 ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ(熊本市)は、今月1日から187ある客室を全て禁煙にした。これまでは喫煙客室が35室あったが、禁煙客室を希望する宿泊客の増加や、来年熊本で開かれるラグビーなどの国際大会で来熊する国内外の旅行客への配慮から踏み切ったという。「お客様の禁煙ニーズの高まりに対応した」と同ホテル。
 KKRホテル熊本(同市)も16年1月、改装を機に全54室を禁煙に。女性客を中心に希望が多かったことや、寝たばこ防止などが理由だ。「当初は稼働率低下を懸念したが、稼働率はむしろ上がった」という。
 喫煙者のリピーター客から「部屋でタバコが吸えなくなり残念」との声も寄せられたが、両ホテルとも禁煙の趣旨を丁寧に説明し、理解を求めている。
 ほかのホテルでも禁煙強化が進む。ホテル日航熊本(同市)では、開業時27室だった禁煙客室が現在は137室と約5倍に。熊本ホテルキャッスル(同市)も、熊本地震後の改装を機に禁煙を55室から132室に増やした。今ではそれぞれ客室の7割が禁煙だ。
 宴会場やレストランの禁煙・分煙も進む。ホテル日航熊本は13年9月、宴会場を全面禁煙に。喫煙者には5階に設けた喫煙所を利用してもらっている。「分煙への理解が進んでおり、問題なく運用できた」と同ホテル。
 受動喫煙防止に向け、禁煙化の流れは今後も進むとみられるが、喫煙者への対応をどうするかは各ホテルとも頭の痛いところ。16年に喫煙客室を50室から25室に減らしたザ・ニューホテル熊本(同市)は「喫煙客室が埋まり、喫煙希望のお客様に禁煙客室への宿泊をお願いせざるを得ない場合もある」と悩ましげ。ホテル日航熊本は「喫煙客室にも一定の需要があるので、禁煙拡大は段階的に進める」としている。(山本文子)
(2018年4月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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