一般タバコより多いタール検出、タバコ葉架熱式電子タバコの知られざる真実
一般タバコより多いタール検出、タバコ葉架熱式電子タバコの知られざる真実
June. 08, 2018 08:54
韓国国内で販売されているタバコ葉加熱式電子タバコのタール含有量が、一般タバコより多いことが分かった。ニコチンの量は似ていた。ベンゼンなどの1級発がん物質も5種も含まれていることが分かり、電子タバコが一般タバコより「害が少ない」という認識は根拠がなくなった。
食品医薬品安全処(食薬処)は7日、「アイコス(フィリップモリス)、グロー(BATコリア)、リール(KT&G)の3種のタバコ葉加熱式電子タバコ1本を吸うときに発生する排出物の分析結果、一般タバコと同じように、様々な有害物質が検出された」と発表した。タバコ葉加熱式電子タバコは、電子機器でたばこの葉の固形物を蒸して蒸気を吸う方式である。
タバコ・フィルターの穿孔部位を開放する「ISO方式」(国際公認分析法)で分析した結果、タールの平均含有量がグローは4.8ミリグラム、リールは9.1ミリグラム、アイコスは9.3メートルミリグラムで、一般タバコのタール含有量(0.1~8.0ミリグラム)より高かった。ニコチン含有量は、グローが0.1ミリグラム、リールが0.3ミリグラム、アイコスは0.5ミリグラムが検出され、一般タバコ(0.01~0.7ミリグラム)と似ていた。食薬処先は、「タール含有量は一般タバコより多く、ニコチン量に差がないので、禁煙に役立たない」と説明した。
世界保健機関(WHO)と国際がん研究所が指定した1級発がん性物質の検出如何について調査した結果、3つの製品からベンゼン、ホルムアルデヒドなど、5つの発がん性物質が発見された。フィルタの穿孔部位を防ぐ「HC(ヘルスカナダ)」方式で分析すると、ISO方式より発ガン物質が1.4~6.2倍も多かった。
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