保険料の節約には禁煙や運動が効果的!?
保険料の節約には禁煙や運動が効果的!?
https://news.mynavi.jp/article/20180616-647936/
2018/06/16 08:10:00
◆死亡リスクを細かく区分して保険料を決めている保険も
最近、健康志向が強まって禁煙をした人や、もともとタバコは吸わない人が増えているようです。定期的にスポーツをしたり、食事に気をつけたりと、健康管理に力を注いでいる人も多くなっている様子です。
そんな人に朗報です! タバコを吸っていない人や健康な人の保険料を割り引く保険があり、保険料の節約ができるからです。逆にいえば、この保険の存在を知らずに通常の保険を選んでしまうと、高い保険料を払い続けることになってもったいないですよ。
タバコを吸わない人や健康な人の強い味方といえるこの保険は「リスク区分型」と呼ばれています。加入者の喫煙の有無や健康状態で死亡リスクを細分化し、そのリスクに見合った保険料を設定しているのが特徴です。
タバコを吸わない健康な人は、そうではない人と比べて死亡リスクは低いと判断され、最も安い保険料が設定されています。健康を保っているごほうびに保険料を安くしてくれるということですね。「リスク細分型」「健康体割引」とも呼ばれています。
保険の種類としては、主に定期保険と収入保障保険にリスク区分保険料率が取り入れられています。定期保険のみ、定期保険と収入保障保険の両方に取り入れて会社があり、対応はまちまちです。もちろん、取り入れているのは一部の会社のみです。
リスク区分も会社で異なりますが、次の4つに区分している会社が多いようです。なお、区分の呼び方と条件も各社で異なります。
●標準体:以下の3つの区分に該当しない人
●喫煙優良体:タバコは吸っていても、健康状態が優良な人
●非喫煙標準体:タバコは吸わないが、健康状態は標準な人
●非喫煙優良体:タバコは吸っていず、健康状態も優良な人
どの区分に該当するかは、喫煙歴、血圧値、BMI(身長と体重のバランス)など、各社独自の判断基準があります。喫煙歴は、禁煙してから2年以上としている会社が多いようです。
喫煙の有無については検査があるので、ごまかしはききません。タバコを吸っている人でも、健康状態が優良の条件に該当すると保険料の割引が受けられるので、健康に自信のある人にもメリットのある保険といえます。
◆リスク区分型と通常の保険を比較することが大切
では、リスク区分型保険はどれくらい保険料が安いのか、定期保険の具体例を見てみましょう。
■リスク区分型定期保険の保険料例
条件)35歳・男性・1000万円・保険期間20年・月払い口座振替
●非喫煙優良体 1,740円
●非喫煙標準体 2,510円
●喫煙優良体 2,780円
●標準体 3,700円
同じ条件で、リスク区分型ではない定期保険の保険料は-。
●A社 2,048円
●B社 1,970円
この保険料例を見ると、リスク区分型の最安値は、通常の定期保険より安いことがわかります。同じ保障なら、保険料は安いに越したことはないので、タバコを吸わない人や健康に自信のある人は、保険選びの選択肢の中に入れるようにしましょう。
なお、ここではリスク区分型の保険料例は1社しか取り上げていませんが、リスク区分型保険を販売している2~3社の保険料と条件を確認し、さらに、通常の定期保険の保険料も含めて比較検討をしてから決めましょう。なぜなら、リスク区分型の最安値は、必ず、通常の定期保険より保険料が安いわけではなく、年齢・性別、保険金額、保険期間によっては通常の定期保険のほうが安いケースもあるからです。
とにかく、比較して保険料が安い保険を選ぶ。これ、とても大事なポイントですよ。
文=小川 千尋
最近、健康志向が強まって禁煙をした人や、もともとタバコは吸わない人が増えているようです。定期的にスポーツをしたり、食事に気をつけたりと、健康管理に力を注いでいる人も多くなっている様子です。
そんな人に朗報です! タバコを吸っていない人や健康な人の保険料を割り引く保険があり、保険料の節約ができるからです。逆にいえば、この保険の存在を知らずに通常の保険を選んでしまうと、高い保険料を払い続けることになってもったいないですよ。
タバコを吸わない人や健康な人の強い味方といえるこの保険は「リスク区分型」と呼ばれています。加入者の喫煙の有無や健康状態で死亡リスクを細分化し、そのリスクに見合った保険料を設定しているのが特徴です。
タバコを吸わない健康な人は、そうではない人と比べて死亡リスクは低いと判断され、最も安い保険料が設定されています。健康を保っているごほうびに保険料を安くしてくれるということですね。「リスク細分型」「健康体割引」とも呼ばれています。
保険の種類としては、主に定期保険と収入保障保険にリスク区分保険料率が取り入れられています。定期保険のみ、定期保険と収入保障保険の両方に取り入れて会社があり、対応はまちまちです。もちろん、取り入れているのは一部の会社のみです。
リスク区分も会社で異なりますが、次の4つに区分している会社が多いようです。なお、区分の呼び方と条件も各社で異なります。
●標準体:以下の3つの区分に該当しない人
●喫煙優良体:タバコは吸っていても、健康状態が優良な人
●非喫煙標準体:タバコは吸わないが、健康状態は標準な人
●非喫煙優良体:タバコは吸っていず、健康状態も優良な人
どの区分に該当するかは、喫煙歴、血圧値、BMI(身長と体重のバランス)など、各社独自の判断基準があります。喫煙歴は、禁煙してから2年以上としている会社が多いようです。
喫煙の有無については検査があるので、ごまかしはききません。タバコを吸っている人でも、健康状態が優良の条件に該当すると保険料の割引が受けられるので、健康に自信のある人にもメリットのある保険といえます。
◆リスク区分型と通常の保険を比較することが大切
では、リスク区分型保険はどれくらい保険料が安いのか、定期保険の具体例を見てみましょう。
■リスク区分型定期保険の保険料例
条件)35歳・男性・1000万円・保険期間20年・月払い口座振替
●非喫煙優良体 1,740円
●非喫煙標準体 2,510円
●喫煙優良体 2,780円
●標準体 3,700円
同じ条件で、リスク区分型ではない定期保険の保険料は-。
●A社 2,048円
●B社 1,970円
この保険料例を見ると、リスク区分型の最安値は、通常の定期保険より安いことがわかります。同じ保障なら、保険料は安いに越したことはないので、タバコを吸わない人や健康に自信のある人は、保険選びの選択肢の中に入れるようにしましょう。
なお、ここではリスク区分型の保険料例は1社しか取り上げていませんが、リスク区分型保険を販売している2~3社の保険料と条件を確認し、さらに、通常の定期保険の保険料も含めて比較検討をしてから決めましょう。なぜなら、リスク区分型の最安値は、必ず、通常の定期保険より保険料が安いわけではなく、年齢・性別、保険金額、保険期間によっては通常の定期保険のほうが安いケースもあるからです。
とにかく、比較して保険料が安い保険を選ぶ。これ、とても大事なポイントですよ。
文=小川 千尋
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