副操縦士がたばこ吸う、煙を処理しようとして操作ミス=7000m急降下、遭難信号も発信―中国
副操縦士がたばこ吸う、煙を処理しようとして操作ミス=7000m急降下、遭難信号も発信―中国
https://www.recordchina.co.jp/b625404-s0-c30-d0142.html
配信日時:2018年7月14日(土) 20時20分</p>香港を出発して遼寧省大連に向っていた中国国際航空CA106便が7000メートル以上急降下するトラブルが発生したのは10日だった。急降下開始とほぼ同時に、客席では緊急用の酸素マスクが天井から一斉に垂れ下がった。同機は遭難信号のメーデーも発信した。トラブルの原因は、副操縦士が電子たばこを吸って、煙を処理しようとして操作をミスしたためと分かった。
中国国際航空の13日の発表によると、CA106便が急降下を開始したのは離陸40分後だった。同機は10分以内に高度を1万668メートルから3048メートル前後にまで下げた。その後は高度を再び7500メートルから8100メートルにして飛行を続けた。CA106便は急降下に際して、国際的な遭難信号であるメーデーも発信していたとされる。
事態発生直後から、急降下の原因は操縦士がたばこを吸ったために操作を誤ったとの見方が出ていた。中国国際航空は厳格な調査を行った上で、トラブルの原因を発表すると説明していた。
中国国際航空は13日に行った7月の定例発表会で、10日に発生したCA106便の急降下問題についての調査結果を発表した。発表によると、同機の副操縦士が電子たばこを吸い、煙を処理しようとして空調装置を誤って操作したことが原因だった。そのため、機内の空気圧が急速に低下して警報装置が作動。警報を受け同機は急降下を開始したという。
高空を飛行中に機内の気圧が低下した場合、乗客乗員の安全を確保するために急降下するのは定められた操作だが、中国国際航空の説明にはあいまいな点も多い。副操縦士は機長に知らせず空調装置を操作したというが、機長が副操縦士の喫煙を容認したかどうかは説明されていない。
同機に搭載されていた飛行状態や音声を記録した機器はすでに行政機関である民航局東北局に提出され、民航局東北局から同機器を受け取った中国民航科学院はさらに詳しい分析を進めているという。
トラブルを起こしたCA106便には乗客153人と乗員9人が乗っていた。同機は大連周水子空港に無事到着した。けが人は出なかった。(翻訳・編集/如月隼人)
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