「たばこは薬物」発言にJTなど意見書「たばこは合法」
「たばこは薬物」発言にJTなど意見書「たばこは合法」
https://www.asahi.com/articles/ASL7F41F4L7FUBQU00F.html
2018年7月13日15時30分
見崎浩一
福島県郡山市の品川万里市長が「たばこは薬物」と発言したことに絡み、日本たばこ産業(JT)など10団体は10日、「発言の撤回と謝罪を強く要望する」とした意見書を品川市長に手渡した。これに対し品川市長は「市議会で述べた通り医学的所見に基づいた発言」などと従来の回答を繰り返し、発言の撤回も謝罪もしなかった。
意見書はJT郡山第一支店のほか生産や販売の組合、愛煙家など計10団体がまとめた。意見書では「市長の発言は郡山にとどまらず、福島県内においても及ぼす影響は甚大」だとし、「たばこは合法な商品であり嗜好(しこう)品。生業として生計を立てている人には心外な発言だ」と指摘し、発言撤回と謝罪を求めた。
提出後、JT同支店の筑摩秀康支店長は「明確な撤回や謝罪はなく残念で満足はしていない。各団体と相談し、市民全体に理解が得られるような地道な活動をしていきたい」と話した。
品川市長は6月、日本禁煙学会の学術総会が開催されるのに伴い、実行委員長の医師が表敬訪問した際、「たばこは嗜好品ではなく薬物。私は市民の健康を守りたい」と発言していた。
| 固定リンク
「たばこの害」カテゴリの記事
- 中国製たばこか、長崎・熊本・鹿児島の海岸に大量漂着…市民団体回収も「拾っても拾っても出てくる」(2024.09.09)
- 「たばこ吸っている」男性31.4%、女性10.4% - 22年度特定健診の問診回答で、健保組合(2024.09.09)
- 若い女性が吸う「加熱式タバコ」の危険性とは。「乳がん」や「子宮頸がん」のリスク増(2024.09.09)
- 受動喫煙が肺がんを引き起こすしくみを解明、能動喫煙とは異なる(2024.09.02)
- 大麻の過剰使用、頭頸部癌のリスクを増やす(2024.09.02)
最近のコメント