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世界の喫煙環境は日本より柔軟? W杯成功のロシアなど電子・加熱式たばこは規制なし

世界の喫煙環境は日本より柔軟? W杯成功のロシアなど電子・加熱式たばこは規制なし

https://www.sanspo.com/geino/news/20180727/sot18072705010002-n1.html

2018.7.27 05:01

 東京都受動喫煙防止条例と国の改正健康増進法が相次ぎ可決・成立。2020年の東京五輪・パラリンピックに何とか間に合ったが、双方の相違点も多く、外国人旅行者などの混乱を招くことが懸念されている。サッカーW杯を無事に終えたロシアは、喫煙関連でもスムーズに対応できたのか、世界の喫煙環境は今どうなっているのかを探りつつ、日本の今後の対応を考えてみた。

 旧共産圏の国での初開催で、史上5番目となる300万人の観客を動員し成功を収めたサッカーW杯ロシア大会。言うまでもなくその多くは世界各地からの旅行者で、喫煙者も決して少なくはなかったはずだ。

 主要国の現在の喫煙率を見ると、多くが10%から20%台。ロシアは特に高く、35・4%に上っている(Euromonitor調べ、2016年実績値)。

 そのロシアの喫煙環境だが、屋内は原則禁煙。ただし、長距離交通に設置が認められた喫煙所は例外で、職場も換気設備を有する喫煙室があれば喫煙できる。一方屋外は、教育、文化、スポーツ、医療、リゾート施設などの完全禁煙特定施設や、駅や空港などの公共交通機関の入り口から15メートル以内、子供が遊ぶ公園、ビーチなどの例外を除くと、ほとんどの場所が喫煙可。飲食店も、屋内は禁煙でもテラス席では特定施設以外は喫煙可能だ。

 近年増えている電子たばこ・加熱式たばこについては、多くの欧米諸国同様、屋内外とも規制は無し。航空機と200キロを超える長距離列車での使用を禁止している程度だ。今大会で喫煙に関する大きなトラブルの声が聞こえてこなかったのも、こうした状況に一つの要因があるのかもしれない。

 これに比べ、屋内はもとより屋外も禁煙の場所が多く(全国238の自治体で路上喫煙規制の条例あり=人口カバー率50%以上)、しかも国や東京都、各自治体によって規制内容が異なるのが日本。来年のラグビーW杯やその先の東京五輪をスムーズに終えるのは、至難の業といえる。

「喫煙可」明示を喫煙者は「喫煙可」の掲示を探して吸えばいいといえばそれまでだが、単に標識の掲示を義務化するだけでなく、その場所がどこにあるのかをきちんと示すことも、インバウンド対応の重要なポイント。また、多くの国が規制対象としていない加熱式たばこに解決の道を探ってみることも、今後必要になってくるのではないだろうか。

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