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2018年8月

電子タバコのせいでニコチン中毒に? 米メーカーが訴えられた事情

電子タバコのせいでニコチン中毒に? 米メーカーが訴えられた事情

https://wired.jp/2018/08/01/users-sue-juul-for-addicting/

2018.08.01 WED 17:00

電子タバコメーカーのジュール・ラブズが、未成年者による電子タバコの利用に関して相次ぐ訴訟に見舞われている。禁煙のために通常のタバコから同社の「JUUL」に切り替えたが逆に喫煙量が増えてしまった、子どもが吸い始めてやめられなくなった──。社会問題へと発展し始めた電子タバコをめぐる問題に、メーカー側はどう応じているのか。

ジュール・ラブズ(JUUL Labs)はサンフランシスコの電子タバコメーカーだ。同社は未成年者による電子タバコの利用によって、親や学校、公衆衛生推進者、議員、アメリカ食品医薬品局(FDA)から圧力を受けている。

ジュールの電子タバコ「JUUL」は、ニコチン食塩水にさまざまな香料を溶かした液体を電気で熱し、気化した水蒸気の煙を吸うヴェイパーと呼ばれる機器だ。マンゴーやミックスフルーツなどの香りで若者に人気になっているが、相次ぐ訴訟にさらされている。

今年の4月以降、ジュールは少なくとも3件の訴訟を抱えることになった。カリフォルニア州の2件は、同社の製品は紙タバコよりもニコチンが強いにもかかわらず、安全だと消費者を欺いて販売していると訴えられている。どちらも金銭の損害賠償のほかに、マーケティング活動を制限する裁判所命令を求めている。

全米で相次ぐ「ニコチン中毒」の訴訟

1件目は、カリフォルニア州サンディエゴ市のラホーヤに住むブラッドリー・コルゲイトと、アロヨグランデに住むケイトリン・マクナイトが4月下旬に、北カリフォルニアの連邦地方裁判所に訴えたものだ。

ふたりが最初にJUULを買ったのは2017年だが、マクナイトはニコチン塩中毒になり、いまでは毎週、ニコチン食塩水の入ったカートリッジ(ポッド)を何個分も吸っているという。コルゲイトは禁煙するためにJUULを買ったが、「ニコチン塩に含まれる強力なニコチンにより、ニコチン中毒が悪化し、消費量も増えてしまった」と主張している。

もう1件の訴訟は、サンフランシスコ州の上級裁判所に訴えられたもので、原告のカール・クーパーも禁煙目的でJUULを買ったという。クーパーによると、彼は15歳だった10年からタバコを吸っていたが、主に週末に吸うだけだった。ところがJUULに切り替えると、2〜3週のうちに毎日吸うようになってしまい、いまではJUULを吸わないと気持ちが不安定になるという。「以前、クーパーは日常的にタバコを吸いたいとは決して思わなかったが、現在では毎日JUULを吸うように強いられていると感じている」と訴状で主張している。

最新の訴訟は6月にニューヨーク州の連邦地方裁判所において、15歳のD・Pの母親が起こしたものだ。JUULには大人の喫煙者が満足する以上のニコチンが含まれていると主張している。このため、D・Pは「ニコチン中毒」になり、「不安感、イライラ、突然の怒りの爆発」が見られ、学校の成績も低下したという。

テクノロジーと大工職に興味を持つD・Pがニューヨーク州ロックランド郡にある専門高等学校に入学してから、彼はJUULを吸い始めた。その学校ではJUULが人気で、生徒たちはスクールバスやトイレ、学校の外、さらには教室内でも吸っていたという。

D・Pの両親は彼をほかのハイスクールに転校させたが、そこでもJUULが広く吸われていた。息子にJUULを吸わせないようにと、両親は息子の部屋のドアを取り外し、家の一部には鍵をかけ、学校にはトイレにひとりで行かせないように頼み、定期的に尿検査を受けさせた。

「それでも、D・PはJUULをやめられなかった」と原告は主張する。「家でも学校でも厳しい措置を講じたが、やめさせられない」ほど、彼の渇望は強力だったのだ。

ジュールは「訴えは根拠が乏しい」と主張

ジュールの電子タバコは、USBメモリーのような形状の本体と充電器、紙タバコを吸うのと同じ効果をもたらす香料入りニコチン食塩水の入ったポッドからなる。ニコチン含有量が多いのはよく知られていて、同社によると製品は、成人が紙タバコから電子タバコへ乗り換えることを目的としてつくられている。

ジュールは『WIRED』US版の取材に対して、次のように回答している。「ジュール・ラブズはいずれのケースも訴えは根拠が乏しく、わが社が正しいことを力強く主張していきます」

D・Pの母親の代理人である弁護士のジェイソン・ソロタロフは、カリフォルニアの訴訟ケースの弁護士たちと連携するつもりだと言う。主張の根拠として、3件の原告はともにジュールが過去に実施したキャンペーンを挙げている。

同社はニコチン送達システムで特許をとっているが、ある研究では同社が広告でうたうよりもニコチン送達量が多いことが報告されている。また別の研究では、SNS上でインフルエンサーや会員を使って宣伝をしていたと報告されている。

特に原告側が問題としているのは、「VAPORIZED」と名づけられた数百万ドルを費やしたキャンペーンだ。ニューヨークのタイムズスクエアの看板に若者が主役で登場する刺激的な広告を貼り、人気のあるフリーマガジン『VICE』に目立つ広告を打った。

ジュールは政府とのつながりやロビー活動を徐々に増やしており、親や公衆衛生推進者、議員からの追及をかわそうとしている。批判の高まりに応じてFDAは、ジュールに対して同社のマーケティング活動とその目的、フォーカスグループに関する資料を提出するよう求めている。

150億ドル(約1兆6,650億円)の市場価値があると見積もられている同社は、現在12億ドル(約1,330億円)の資金調達を行っているところだ。7月前半の監督機関への提出書類によると、すでに6億5,000万ドル(約720億円)の調達が済んでいる。

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ほどほどでもアウト。飲酒は適量でも脳の老化を早めるという研究結果(英研究)

ほどほどでもアウト。飲酒は適量でも脳の老化を早めるという研究結果(英研究)

http://karapaia.com/archives/52240870.html

2017年06月18日

 例えほどほどの飲酒でも脳の老化を早めるかも知れない。その量は、例えば毎日、グラスワイン1杯から2杯程度でも影響するということだ。

 『BMJ』に掲載されたオックスフォード大学、アニャ・トピワラ(Anya Topiwala)氏の研究によれば、適度の飲酒であっても、脳の認知機能を低下させる危険性があるそうだ。

 また言語テストの成績の急激な低下も確認されている。

お酒は百薬の長ではなかった?

 英国において、中度の飲酒はグラスワインなら週に8~12杯と定義されている。これは1日に1杯。4日に1回は2杯くらいの計算だ。

 この程度の飲酒習慣なら大勢の人が持っており、従来の研究では脳に良いとも言われていた。

 しかし今回の研究はそうした説に疑念を突きつける。浴びるように飲むわけではない適度の飲酒であっても、脳のダメージや認知障害と確実に関係していることを示唆しているからだ。

飲酒の量に比例して言語能力が低下

 トピワラ氏らはある長期的な研究の一環として、英国の公務員527名の過去30年分の記録を調査した。

 被験者はほとんどが中流階級の白人男性で、簡単な認知テストを受けた上で、平均43歳のときから様々な状況における飲酒歴を記録していた。また脳のスキャンも実施した。

 その結果、年齢、性別、教育、社会階級、運動習慣、喫煙の有無などが同じである場合、軽度から中度ならびにまったく飲まない人の成績は似通っていた。

 しかし中度から重度になると、言語の流暢さ試験(1分間で特定の文字から始まる単語を可能な限り述べる)の成績が大きくと低下した。

飲酒の量に比例して海馬が萎縮。記憶や認知レベルが低下

 また脳のスキャンでも大きな違いが確認された。特に最重度の飲酒習慣がある人は海馬に明確な萎縮小が見られた。

 これは認知症の患者の脳で見られ、その前兆としても現れるものである。さらに中度の飲酒習慣であっても、全く飲まない人に比べれば、海馬の縮小が発生する頻度は3倍も高かった。

ただし因果関係までは証明されていない

 留意しなければならないのは、本研究が観察に基づくもので、因果関係までは証明していないことである。飲酒習慣が増えたことで何らかの共通の要因が増加し、これが脳のダメージにつながっている可能性もある。

 そうだとしても、「認知の低下を防ぐうえでは軽い飲酒であってもオススメはできません」とトピワラ氏はコメントする。

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残念なお知らせ。飲酒に適量はなく、総合的にみると健康に悪影響を及ぼすという研究結果(米研究)

残念なお知らせ。飲酒に適量はなく、総合的にみると健康に悪影響を及ぼすという研究結果(米研究)

https://news.biglobe.ne.jp/trend/0827/kpa_180827_0870703267.html

8月27日(月)9時0分

 タバコが人体に悪影響を及ぼすという意識は既に浸透しているが、お酒もやはり体には良くないようだ。それは量の問題ではない。

 酒は百薬の長とも言われており、1日1、2杯のお酒なら体に良いとされていた時代もあった。

 だが、今回、これまでに発表されている膨大な研究結果を分析した結果、アルコールに適量などなく、総合的に見ると健康に悪影響を及ぼすということがわかったそうだ。

・アルコールに適量はない

 『Lancet』に掲載された新しい分析によると、アルコールに適量はないとのこと。すなわち飲まないことが一番良いということだ。

 かつて、適量のお酒ならば体に良いという研究結果も報告されていたが、総合的に見るとどうやらそれは間違っているらしい。

 もちろん人それぞれが思う、受容リスクがあるだろうし、体質や個人さもあるだろう。だが飲酒は必ずその代償を伴うという。

・膨大な研究データを分析。たった1杯でもリスクを伴う

 ワシントン大学のマックス・グリスウォルド博士率いる研究チームは、いくつものデーターソースに当たった。

 対象となったのは、個人・人口レベルのアルコール消費量に関する694のデータソースならびにアルコールリスクに関する592の予測的・遡及的研究のほか、世界の疾病および死の主要な原因を毎年調査している『2016 Global Burden of Disease』からのデータだ。

 1990〜2016年までの195ヶ国・領土の状況を対象としたこの分析によれば、15〜49歳の男性の死因の12パーセントがアルコールに起因するものだという。

 しかしより直近になって、ガンから結核までの病気の潜在的リスクを高め、危険な統計データに寄与するようになるアルコールの摂取量を調べたところ、次のことが確認された。

 つまり、健康状態を別段に悪化させるアルコール摂取量はなく、同時に予想通り、リスクは個人の飲酒量に付随する。つまりたった一杯であっても大変な目にあう可能性はある、とグリスウォルド博士は言う。

・適量なら良いとする見解もあるが...

 適度な飲酒が健康的かどうか、そしてそもそも”適度”がどの程度なのかについては議論がある。

 たとえばハーバード・T・H・チャン・スクール・オブ・パブリック・ヘルスは、「適度の飲酒は心臓および循環器系にいいようだ」と報告している。しかしその報告では、適度の定義が1杯から3、4杯まで研究によってまちまちであることも指摘する。

 『Dietary Guidelines for Americans 2015-2020』が定める基準では、”適度な飲酒”とは女性なら1日1杯、男性なら1日2杯とされている。

・適量なら体に良いは迷信

 しかしグリスウォルド博士の研究論文は、1日1、2杯の飲酒なら体にいいという迷信を粉々に打ち砕いた。

 それはただの迷信にすぎず、結局はアルコールに起因するさまざまな症状に行き着く。ほどほどの飲酒による些細なメリット(心臓発作の予防など)はあるだろうが、飲酒のコストはそれを上回るのだ。

 「飲酒が体にいいとするたくさんの証拠は、たった1つの側面しか見ていないものです。虚血性心疾患や心臓発作を予防するといった話もありますが、それは極々小さな予防効果でしかありません。ついでに言えば、ガン・怪我・精神疾患など、数々の症状がアルコールに関連していることも確認されました」(グリスウォルド博士)

 つまり飲酒によるそれらの影響を総合して考えれば、あまり勧められたものではないということだ。

 昨年、適量のお酒ですら脳の老化を早めるという研究結果が報告された。今回の研究はその流れを更に裏付ける結果となったようだ。

禁煙の動きはかなり浸透しているが、次は禁酒へと移行していく感じなのかもしれない。どちらも嗜好品であり依存性のあるものだ。

 また個人差も結構あって、タバコを吸ってもお酒を飲んでも長生きしている人もいる。でもって法的に規制するのはなかなか難しいし、お酒なんか特に飲食業界大打撃で経済的損失大きそうだから、結局禁酒の動きにはならないかな。

References:thelancet / inverse/ written by hiroching / edited by parumo

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禁煙何年で発がんリスク「帳消し」に?女性11年、男性は…

禁煙何年で発がんリスク「帳消し」に?女性11年、男性は…

https://diamond.jp/articles/-/155316

 喫煙が発がんリスクなのは、もはや全世界の常識。

 ところが、2016年の国民健康・栄養調査によると40代、50代の男性の喫煙率は約4割、女性は13%前後と、決して低くはない。次年度からたばこ税が上がりそうな気配もあり、今年こそは禁煙を、と思う人もいるだろう。

 それでは何年禁煙したら、発がんリスクが喫煙歴ゼロの人なみにリセットされるのだろうか。

 東京大学と国立がん研究センターなどの研究者らは、日本で行われた八つの集団研究、約32万人分のデータを使って全がん種と喫煙関連がんの発がんリスクに対する禁煙の影響を解析。

 年齢や体格指数、飲酒の習慣など、喫煙以外の発がん性に影響する条件を調整して分析した結果、男性はある時点から21年間禁煙を続けた場合、発がんリスクが全くたばこを吸わない男性なみに下がることが判明した。

 女性の場合はぐっと短く、禁煙後11年で発がんリスクがリセットされるようだ。

 ちなみにこの結果は、1日に20本以上(1箱)を20年間吸い続けてきた「ヘビースモーカー」でもほぼ同じだという。当然のことだが、禁煙期間が長いほど発がんリスクが有意に低下することもわかった。

 ニコチン依存症疑いのヘビースモーカーでも禁煙効果があるのは朗報だが、男性は「ダブル成人式」の40歳で禁煙したとして、発がんリスクが非喫煙者なみに戻るのは61歳以降、というわけ。

 最初から「21年」というゴールを見てしまうと、うんざりしそうだが、がん以外にも発症リスクが下がる病気がある。慢性閉塞性肺疾患(COPD)と血管がボロボロになる血管内皮障害だ。

 COPDは日本人男性の死亡原因の第8位。ただ、3位の肺炎や2位の心不全にかなりの数のCOPDが紛れていると推測される。血管内皮障害は当然、心不全や脳卒中(同4位)のリスクだ。

 とどのつまり人間の死因はがん、血流の滞り、呼吸障害の三つなのだ。その全ての発症リスクが下がると思えば、「Wハタチ」の禁煙もよろしいではありませんか。

(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ) 2018年1月11日

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世界の禁煙進む、循環器疾患の喫煙リスクに啓発必要=WHO

世界の禁煙進む、循環器疾患の喫煙リスクに啓発必要=WHO

https://jp.reuters.com/article/tabacco-idJPKCN1IX3BS

2018年6月1日

[ジュネーブ 31日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は、31日の「世界禁煙デー」に合わせて発表した報告で、世界的に女性を中心に喫煙者数が減少しているものの、2025年までに喫煙率を2010年時点から30%減らすとの目標が達成できる見通しの国は、8カ国中1カ国にとどまっていると明らかにした。

世界では毎年、喫煙によって心臓発作や脳卒中などの循環器疾患を発症して若年で死亡する人が300万人に上り、世界の主要な死因となっている。この中には、受動喫煙による死亡の89万人も含まれている。

WHOは2005年、タバコの宣伝禁止などを盛り込んだたばこ規制枠組み条約(FCTC)を発効させ、これまでに180カ国が批准している。

WHO生活習慣病予防局のダグラス・ベッチャー局長は記者会見で、「世界の喫煙率は、2000年の27%から2016年には20%に低下し、進展は見られる」と指摘。先進国は開発途上国に比べ進展が早いと述べた。

そのうえで、「中低所得国の(進展を)妨げている主因の一つは明らかに、死亡した購買客を穴埋めするためたばこを自由に宣伝し、若者にとって手ごろな価格に維持したいと考えるたばこ業界が国に抵抗している点だ」と述べた。

米州は目標達成が見込まれる唯一の地域だが、米国は例外。たばこ包装の警告文を巡る訴訟や課税の遅れなどが要因だという。

一方、西欧では女性の禁煙が進まず一部諸国が「行き詰まり」状態に陥っている。アフリカの男性の禁煙には遅れが見られ、中東ではむしろ喫煙が増加している。

WHOは、たばこ由来の死亡は世界で毎年700万人超に上り、多くの人は喫煙ががんのリスクを上げることを認識しているが、中国とインドの喫煙者の多くは心臓疾患や脳卒中などのリスクが上昇していることを知らず、啓発活動の強化が緊急に必要としている。

世界の成人喫煙者は11億人、うち死亡者数1位の中国が3億0700万人、2位のインドが1億0600万人、インドネシアが7400万人を占めている。

世界の無煙タバコ使用者は3億6700万人、このうちインドが2億人を占めているという。

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ボクサーパンツと禁煙で「精子の質」を保てるか

ボクサーパンツと禁煙で「精子の質」を保てるか

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180809-00092572/

8/9(木) 17:59

 男性不妊症の原因として最も多いのが精子の質の低下、精子の形成障害だ。精子の質は加齢によってどうしても低下するが、生活習慣や生活環境などを改めれば、その進行を遅らせることができる。その一つが、はくパンツのタイプという論文が出た。

精子の質が低下する原因

 不妊症の原因のほぼ半分は男性側にある。男性の精子は35歳頃から質の低下が起き始め、精子の数が減ったり活発さがなくなったりする。

 EDなどの性的な機能障害も不妊症の大きな原因だが、そのほかに精子の通り道を静脈瘤がふさぐ障害や後天的な無精子症といった病気が原因で精子の質の低下が起きる場合もある。

 予防可能な要因の場合、喫煙や飲酒,肥満などの生活習慣、睾丸を温めるような環境なども重要な影響を与える(※1)。

 タバコが精子の質にどう影響するのかは長く議論が続いてきたが、2007年(総参加数2542人)と2016年(同5865人)に出た複数の論文を比較評価するシステマティック・レビューなどにより、やはり喫煙者の精子のほうがタバコを吸わない男性よりも質が低いということになっている(※2)。

 タバコに含まれるニコチンとその代謝物であるコチニン、一酸化炭素、カドミウムなどの重金属類、タールに含まれるベンゾピレン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンゼンなどの発がん性や有毒な物質により、卵子や精子などの生殖細胞の遺伝子が損傷を受けることは以前から知られていた(※3)。

 遺伝子損傷の修復が追いつかず、また精子の場合は修復能力が低下するなどし、染色体異常を引き起こす。いうまでもないが、ニコチンは加熱式タバコにもたっぷり入っている。

 タバコと同様、精子の質を悪くするものとして長く議論が続いているのが携帯電話の電磁波だ。2014年(層参加者数3947人とラット186匹)と2016年(27論文)に出た複数の論文を比較評価するシステマティック・レビュー(※4)によれば、長く電磁波を浴び続けることで活性酸素の影響により精子の質が悪くなる傾向があるのだという。

 ただ、携帯端末や精子の質に限らず、電磁波の健康影響に対する評価については依然として議論が続いている。

パンツはボクサー型がいい

 最近、男性のパンツのタイプによって精子の質に違いが出るという論文が出されて話題だ。これは米国のハーバード・T・H・チャン公衆衛生大学院などの研究グループによるもので、英国のオックスフォード大学出版局の医学雑誌『Human Reproduction』に出された(※5)。

 男性のパンツには大きく分けて、ボクサー型(トランクス型、ゆったり)、ジョッキー型(乗馬用下着、ブリーフよりややゆったりか同じもの)、ブリーフ型(太ももにフィット)、ビキニ型(ブリーフより布地が少なくピッタリ)がある。形でいえば、ボクサーは四角く、ジョッキー・ブリーフ・ビキニは三角形だ。

 前述したように、男性の睾丸を温めると精子の質が低下することはわかっていた。こうした下着の種類によって通気性や保温性などが異なり、影響に違いが出るのではないかという疑問が出るのは当然で、これまでにも多くの研究がなされている(※6)。

 この論文の研究者は、さらに精子機能の生殖ホルモンの評価を下着のタイプから関連づけようと試みたという。そのため、不妊治療センターの男性患者に協力を仰ぎ、精子を提供してもらって普段着のパンツのタイプを調査し、精子の遺伝子損傷の度合いをパラメーターとして比較した。

 参加者は656人(32~36歳)で、過去3ヶ月にどんなパンツ(ボクサー型、ジョッキー型、ブリーフ型、ビキニ型の4タイプ)をはいたか質問された。精子の提供サンプルの分析、パンツ・アンケートの回答を年齢やBMI、喫煙の有無、性交渉やオナニーの頻度といった変数で調整した。

 その結果、53%が普段はボクサー型をはいていると回答し、この群はほかのタイプのパンツ群に比べ、精子の濃度が25%高く、精子の数も17%多く、精子の運動能力も高く、ボクサー型と最も大きく違う結果が出たのはブリーフ型の群ということがわかったという。

 参加者の304人から血液サンプルを採取して調べたところ、卵胞刺激ホルモン(Follicle stimulating hormone、FSH)のレベルがボクサー型の群はそうでない群より14%低かったこともわかった。

 FSHは精子を作ることに関係したホルモンで、精子の受精能力に影響を与えるといわれている。これについて研究者は、ピッタリしたパンツをはいたことで精子の数が少なくなっていることを脳が感知し、FSHのレベルを上げてバランスをとろうとしているのではないかという。

 とはいえ、生殖能力は加齢とともに減退する。子どもが欲しい若い男性の場合、もし喫煙者なら禁煙し、ピッタリ締め付けタイプのパンツを避けたほうがいいだろう。だが、男性の生涯未婚率が23%(女性14%、※7)という現状をみる限り、もっとほかに解決すべき問題がありそうな気もする。

※1-1:Gulfam Ahmad, et al., "Mild induced testicular and epididymal hyperthermia alters sperm chromatin integrity in men." Fertility and Sterility, Vol.97, Issue3, 546-553, 2012

※1-2:Joanna Jurewicz, et al., "Lifestyle and semen quality: role of modifiable risk factors." Systems Biology in Reproductive Medicine, Vol.60, Issue1, 2014

※2-1:C H. Ramlau-Hansen, et al., "Is smoking a risk factor for decreased semen quality? A cross-sectional analysis." Human Reproduction, Vol.22, Issue1, 188-196, 2007

※2-2:Reecha Sharma, et al., "Cigarette Smoking and Semen Quality: A New Meta-analysis Examining the Effect of the 2010 World Health Organization Laboratory Methods for the Examination of Human Semen." European Urology, Vol.70, 635-645, 2016

※3:Maria Teresa Zenzes, "Smoking and reproduction: gene damage to human gametes and embryos." Human Reproduction Update, Vol.6, Issue2, 122-131, 2000

※4-1:K Liu, et al., "Association between mobile phone use and semen quality: a systemic review and meta‐analysis." Andrology, Vol.2, Issue4, 491-501, 2014

※4-2:Brendan Houston, et al., "The effects of radiofrequency electromagnetic radiation on sperm function." Reproduction, doi: 10.1530/REP-16-0126, 2016

※5:Lidia Minguez-Alarcon, et al., "Type of underwear worn and markers of testicular function among men attending a fertility center." Human Reproduction, doi.org/10.1093/humrep/dey259, 2018

※6:Parazzini et al., 1995、Munkelwitz and Gilbert, 1998、Jung et al., 2001、Povey et al., 2012、Jurewicz et al., 2014、Pacey et al., 2014、Sapra et al., 2016

※7:2015年の国勢調査

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札幌・円山動物園 来年から全面禁煙

札幌・円山動物園 来年から全面禁煙

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/220379

08/21 19:42 更新

 札幌市円山動物園(中央区)は21日、来年1月1日から園内を全面禁煙にすると発表した。現在は分煙。来年から市役所本庁舎と各区役所が全面禁煙になるのに合わせて実施する。道内の公立動物園の全面禁煙は初めて。

 円山動物園には現在、駐車場を含む敷地(約25ヘクタール)内に3カ所の喫煙所があるが、入園者の4割近くを占める中学生以下の子どもたちの受動喫煙を防ぐため、全面禁煙を決めた。

 また円山動物園は今年3月のホッキョクグマ館開館で入場者が増加。今秋のゾウ4頭の公開でさらなる増加が見込まれる。混雑すると受動喫煙のリスクが強まるため、完全に禁煙にする。(石川実和)

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「禁煙にはマジックマッシュルームが効果的」最新研究が衝撃的すぎる! 幻覚成分で離脱症状も緩和することが判明!

「禁煙にはマジックマッシュルームが効果的」最新研究が衝撃的すぎる! 幻覚成分で離脱症状も緩和することが判明!

http://tocana.jp/2018/08/post_17760_entry.html

2018.08.09

 つらい禁煙治療に新たな助っ人が現れるかもしれない。マジックマッシュルームに含まれる幻覚成分がニコチンの離脱症状の辛さを忘れさせ、中毒からの回復を手助けするというのである。今月3日付の英「Daily Mail」が報じている。

■禁煙の辛さを幻覚剤でまぎらわす

「喫煙は公衆衛生における悩みの種であるが、有効で信頼できる治療法はない」

 禁煙治療の研究に携わる米ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生大学院のテシーン・ヌーラーニ氏は、禁煙の難しさをこのように述べている。今年7月、ヌーラーニ氏らはシロシビンという成分を用いた試験的な禁煙治療についての論文を専門誌「Journal of Psychopharmacology」に発表した。それによると、シロシビンを併用した心理療法は禁煙治療に目を見張るような効果を発揮していたという。

 シロシビンは幻覚作用を持つアルカロイドの一種で、摂取すると視覚や聴覚に様々な変化が現れ、幸福感や一体感を感じるという。マジックマッシュルームなどのキノコは古くから宗教儀式に用いられ、神秘体験をもたらすことで知られているが、その作用を引き起こしているのがシロシビンである。

 日本では『麻薬および向精神薬取締法』の対象とされて厳しく規制されているシロシビンであるが、毒は使いようによっては非常に役に立つ薬にもなりうるのはご存じの通りである。効果が高く依存性も低いとされることから、最近ではシロシビンのうつ病や群発頭痛への応用が研究されている。禁煙治療のそのうちの一つである。

 今回の論文は2009〜2015年に治療試験に参加した15人の追跡調査をまとめたものである。15人のうち12人を平均30カ月後に面接して聞き取り調査したところ、うち9人が禁煙に成功しており、2人は喫煙を再開、1人は付き合いのときだけ喫煙するようになっていた。

 参加者によれば、シロシビンの摂取による様々な精神的な経験がニコチン離脱症状の辛さを忘れさせてくれたという。治療の効果は禁煙だけではなかった。参加者らは審美的な鑑賞力や利他主義、社会的な行動という点でも良い影響があったと、治療の副次的な効果も報告している。

 まさに「毒をもって毒を制す」というような治療であるが、喫煙は世界的にも大きな問題であり、有効な治療法の確立が急がれている。治療によってタバコは止められたがシロシビン中毒になってしまった……というのでは本末転倒であるが、そのようなデメリットなく治療できるのであれば、禁煙したい人にとってはまさに朗報であろう。今後の研究に期待したいところだ。

(編集部)

参考:「Daily Mail」「Journal of Psychopharmacology」ほか

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受動喫煙の致命的リスクとは

受動喫煙の致命的リスクとは

https://jp.sputniknews.com/science/201808195242307/

2018年08月19日

米研究チームが、若い頃に受動喫煙を受けると、心肺の重病による死亡リスクが高まる。医学情報サイトMedscapeが報じた。

アメリカがん協会の研究チームは喫煙をしたことがないが、16〜18歳にかけて喫煙者と交流していた米国人7万人超の健康状態と、彼らの食生活やライフスタイルを記入したアンケートを分析した。

研究結果が示すところ、若者期の受動喫煙は慢性閉塞性肺疾患により死亡率を31%高める。喫煙者の近くで10時間以上過ごす成人が慢性閉塞性肺疾患によって死ぬリスクは42%増加し、虚血性心疾患による死亡率は27%、心臓発作による死亡率は23%増加する。

研究チームは、喫煙する両親は自らの子どもが成長した時に喘息やほかの肺機能障害を発症するリスクを高めると指摘している。

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喫煙室、「空気の流れ」が設置条件

喫煙室、「空気の流れ」が設置条件

https://www.sankeibiz.jp/business/news/180803/bsc1808030500003-n1.htm

2018.8.3 05:00

 受動喫煙防止策を強化する改正健康増進法が成立したことを受けて、厚生労働省の専門委員会は2日までに、飲食店などに設置できる喫煙専用室の要件を決めた。換気扇などで、入り口から部屋に向かって毎秒0.2メートル以上の空気が流れ込むようにし、煙が漏れないようにすることを求めた。

 現在、小規模飲食店などが喫煙室を設ける際に国から助成金を得られる制度があり、その要件と同等。扉の有無は煙の漏れに影響しないとしており、要件には入らない。

 委員からは、人の出入りによって煙が漏れることは避けられず「十分とはいえない」との意見も出たが、完全に漏れを止めることは難しく、さらに強力な設備の設置を求めるのは現実的ではないと結論づけた。飲食などが可能な加熱式たばこ専用喫煙室も同等の設計を求める。

 法改正によって2020年4月以降、事務所や客席面積100平方メートル超の飲食店は原則禁煙となるが、喫煙専用室を設けた場合は喫煙できる。

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社員の禁煙外来受診費用を全額負担し「喫煙率ゼロ」目指す企業あらわる 社員からは「もう一度禁煙にチャレンジしてみたい」と好評

社員の禁煙外来受診費用を全額負担し「喫煙率ゼロ」目指す企業あらわる 社員からは「もう一度禁煙にチャレンジしてみたい」と好評

http://blogos.com/article/319823/

2018年08月23日 07:00

WEB事業や人材事業を展開するDYMは8月17日、社員が提携クリニックの禁煙外来を受診する場合、費用を全額負担する制度を始めたと発表した。禁煙外来は通常、3か月間で5回通院し、内服薬や貼り薬が処方される。治療費は約1万3000円~2万円ほどだが、これが会社負担となる。

同社の社員数456人のうち、現役の喫煙者は65人。「これまで以上に社員の健康を守っていきたい」という水谷佑毅代表の発案で、社内に「禁煙促進委員会」を立ち上げた。

社内にはイベント委員会や図書委員会、美化・挨拶委員会などがあり、禁煙促進委員会はそのうちの一つ。委員会は現役の喫煙者を含む5人で結成されていて、社内の共有ツールで禁煙を促す投稿を行い、禁煙への意識を高めていく。

健康増進だけでなく「達成感を得ること、仕事の生産性向上も見込んで」の取り組み

同社広報担当者によると、現時点で制度利用者はまだいないものの、喫煙習慣のある社員からは前向きな声が寄せられているという。

「良くないとはわかっていても習慣になってしまっており、これまでにも挑戦してきたが失敗に終わっていた。新しい制度では会社の補助も出るということでもう一度チャレンジしてみたいと思う」

「社員の健康を気遣って始まった制度で、その期待に答えることはマナーだと思うので、自分のためにも周りのためにも積極的に利用していこうと思っている」

非喫煙者も「タバコの臭いが嫌でやめてほしいと思っていたので、非常にこの制度には賛成している。健康的な社員が増えれば本当の意味で健康経営に近づくと思います」と歓迎しているそうだ。

この取り組みは、「社員の健康増進だけでなく、目標に対して達成感を得ることや、仕事の生産性向上も見込んでいる」ほか、禁煙に取り組む社員がいることで、非喫煙者の健康意識高上も期待できるという。

同社は今後、段階的に禁煙率を上げていき、2019年4月末に禁煙率100%を達成することが目標だ。

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政府系企業のJTが全面禁煙のお店を分煙に誘導? 同社会長には元財務次官

政府系企業のJTが全面禁煙のお店を分煙に誘導? 同社会長には元財務次官

https://thepage.jp/detail/20180821-00000013-wordleaf

2018.08.24 09:00

 JT(日本たばこ産業)がWebサイト上で展開する分煙対策診断が、全面禁煙のお店を分煙に誘導しているとしてネット上でちょっとした波紋を呼んでいます。どういうことなのでしょうか。

 2018年7月、受動喫煙の対策強化を盛り込んだ健康増進法が成立しましたが、100平方メートル以下の店舗については、喫煙が可能となっており、事実上、受動喫煙対策は見送られた形になりました。先進各国は公共の場はほぼ完全禁煙ですから、日本だけが国際基準からほど遠い状態になってしまったわけです。

 そのような中、JTが行っている飲食店向けの診断サイトがネット上でちょっとした波紋を呼んでいます。同社の分煙対策診断サイトでは「あなたのお店の喫煙環境はどう対応すべきなのか、今すぐチェック!」として、質問形式で解答が得られるようになっています。

 スタートボタンを押すと「あなたの飲食店は全席禁煙である」という設問があり、イエスとノーのボタンがあります。ノーを押すと、お店の広さや資本金ごとに必要な分煙対策に誘導されますが、イエスのボタンを押した場合には、何と「喫煙室の設置を検討する人は、JTのコンサルタントまでご相談を」というページが表示されます。ネット上では「せっかく全面禁煙だったお店を分煙に誘導するのか?」といった疑問の声が上がっているようです。

 JTは民営化されたとはいえ、政府が株式の33.35%を保有する政府系企業であり、極めて高い公共性があります。また同社の取締役会長には元財務次官の丹呉泰健氏が就任しており、経営上も完全な民営企業とは言えません。

 完全な民間企業であれば、法律の範囲内でどのような活動や主張を行っても問題はありませんが、JTの場合、そうはいかない部分があるのは明白です。

 今回の受動喫煙防止法は、結果的に骨抜きになってしまったとはいえ、受動喫煙による被害をなくすというのは、日本の政策であることに変わりはありません。司法判断においても、受動喫煙は人に危害を加える行為であるとの認識が確立しています。全面禁煙のお店を分煙に誘導していると誤解されかねないWebサイトにはやはり改善の余地があるでしょう。

(The Capital Tribune Japan)

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iQOS(アイコス)から有害物質? 日本禁煙学会が緊急警告、唯一の対策とは

iQOS(アイコス)から有害物質? 日本禁煙学会が緊急警告、唯一の対策とは

https://wezz-y.com/archives/57758

2018.08.25

 これは「灯台もと暗し」ならぬ、「アイコス(iQOS)もと臭し」とでも言うべき話題だろうか。昔から「火のない所に煙は立たぬ」とはいうものの、火を使わない加熱式たばこの代名詞的製品であるアイコスに、先日「煙(噂)」の域どころか深刻で具体的な「緊急警告」が突き付けられた。

 しかも、日本禁煙学会の松崎道幸・理事と作田学・理事長の連名で発せられた件の「緊急警告」。警告先を、愛煙家でも知られる財務大臣・麻生太郎様、厚生労働大臣・加藤勝信様と、両名を名指ししている点でも各方面への飛び火は必至だろう。

 注目の警告文の1行目にはこう書かれている。

 《アイコスは、青酸に変化する恐れのあるフォルムアルデヒドシアンヒドリンを発生することが確認されました。》

 「青酸」とは「シアン化水素の水溶液(シアン化水素酸)」のことだが、その二文字から「青酸カリ」や「青酸中毒」、あるいは1995年にオウム真理教が駅構内の地下トイレに仕掛けた「新宿駅青酸ガス事件」を思い出された方もいるだろう。

問題は細部に宿っていた。

 閑話休題。問題は、先行者利益をほしいままに得て、今や国内加熱式市場の約7割までを占めているといわれるアイコスの細部(フィルター部分)に宿っていた。警告が問題点を指摘する。

 《アイコスのフィルターには、350度近くに加熱されたエアロゾルを冷やすために、ポリマーフィルターが使われています。このポリマーフィルターが90℃に加熱されると、青酸に変化する恐れのあるフォルムアルデヒドシアンヒドリンを発生することが確認されました。》

 その根拠は、米カリフォルニア大学リバーサイド校の研究班が今春、英国医学誌『Tabacco Control』(3月13日号)に寄せた論文「アイコス:プラスチックからの熱分解および有害物質放出の証拠/iQOS: evidence of pyrolysis and release of a toxicant from plastic.」に基づいているもの。

 端的に約せば、アイコスの仕様に基づいた定期的な掃除を怠って使用し続けていると、汚れが原因でプラスチック部分が焦げ出し、やがて異臭を発生する可能性が高い。なのでアイコスの嗜好者諸君、日々の手入れは面倒だろうが、どうかマメに掃除をしてね――。

 でないと嗜好者本人の自業自得的な健康被害はおろか、たばこ類はいっさい嗜まない周りの人々にも異臭被害が生じる。日本禁煙学会の警告もこう、両大臣宛に訴えている。

 《この異臭が周囲の人々に、不快な影響を与えるだけでなく、通常の社会生活環境下で存在してはいけない有毒化学物質が発散される可能性があることが示されたと考えます。》

2箱ごとに1回の清掃が推奨だが……

 では、仕様書が推奨する器具の清掃周期とはいったいどれくらいなのか。嗜まない方々は知る由も興味もないだろうが、アイコス購入者が最初に買い求めるスターターキットにはクリーナーブラシが備えられている。

 これを使い、目安としてはヒートスティック2箱ごとに1回の清掃が奨められているから、聞くだに厄介そうだ。つまり1日1箱ペースで消費する喫煙者であれば、2日に1回のお掃除習慣を身につけないと「健康人の敵」という不名誉な烙印を捺されかねない次第だ。

 しかも(これも非喫煙者には馴染みの薄い心理かと思われるが)加熱式たばこの利用者は常時「バッテリー切れ(吸えない)」という問題の不安に苛まれている。加えてスマホ使いでワイヤレスイヤホン利用者であれば、その不安はまさに三重苦となろう。

 前出のカリフォルニア大研究班の原文に目を通すと、こんな記述があったので引いておこう。

 《バッテリー切れを懸念して、利用者が頻繁にパフ(吸う)をくり返すと、ニコチンおよび様々な有害化学物質の吸引量が増す恐れが高い。》

 ある種の貧乏人根性、あるいは懐かしいシケモク吸いみたいなものだろうか(?)、バッテリーの寿命を気にしつつ限界まで満喫しようとついスパスパと吸い切ろうと抗う心理は非喫煙者の身でも理解はできる。

 が、そこで精一杯、いや肺いっぱい吸って摂取している正体こそが、ニコチンや多種の有害物質そのものであると知れば……バッテリー切れこそ「小休止」の警告カードと考えるほうが賢明ではなかろうか。

(ヘルスプレスより)

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「アイコス」に肝臓の機能を損なう危険性?

「アイコス」に肝臓の機能を損なう危険性?

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180822-00094046/

8/22(水) 11:04

 加熱式タバコが広く利用されてから時間が経っていないので、健康への影響はまだはっきりとわかっていない。最近、アイコスを吸うことで肝臓の機能を損なう危険性が示唆されるという論文が出た。

複雑なタバコ関連遺伝子の作用

 現在までタバコを吸うことに関係した323の遺伝子が発見されているが(※1)、喫煙関連以外の遺伝子の作用と同様、これらの遺伝子が複雑に関与し合って喫煙者や受動喫煙者の身体に多種多様な影響を及ぼす。また、タバコに含まれる物質は後天的に遺伝子を変えるため、それらがどう作用し、どんな病気を引き起こすか予想はさらに難しくなる(※2)。

 タバコに含まれる有害物質には、これだけなら健康に害はないという境目がないため、どれだけ少量でも病気になるリスクが生じる(※3)。健康への害の低減をうたっているアイコスやプルーム・テックなどの加熱式タバコでもそれは同じだ。

 ただ、加熱式タバコが広く利用されるようになってから、それほど時間が経っていないため、健康にどれだけの害があるか、まだよくわかっていない。タバコ会社は健康への害が低いことをキャッチフレーズにし、あるいはそれを暗にほのめかしながら拡販を続けている。

 アイコスを販売しているフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)は、潤沢な資金を背景にこれまで健康への影響についての多くの研究論文を出し、また研究者に資金提供をし、それらをまとめて公的機関に製品の販売申請をしてきた(※4)。一方、タバコの害に懸念を示す研究者の側が、加熱式タバコについての評価研究に出遅れた感は否めない。

 情報の非対称性が著しい中、タバコ会社からではない加熱式タバコについての研究が少しずつ出てき始めている。

 例えば、2018年1月に英国の医学雑誌『BMJ』の「Tobacco Control」オンライン版には、加熱式タバコ(Heat-not-burn)からニコチンの中毒作用を強化する発がん性物質のアセトアルデヒド、毒性のあるホルムアルデヒド、日本では劇物指定となっているアクリロニトリル、発がん性が疑われるN'-ニトロソノルニコチン(NNN)、強い発がん性のある4-(メチルニトロソアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン(NNK)などが出ているとする論文が発表された(※5)。

肝機能障害を引き起こす危険性

 最近、同じ「Tobacco Control」オンライン版にアイコスを使用することで肝機能障害が起きる危険性があるという論文(※6)が出た。米国のカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究グループによる実験動物のラットを使った研究で、アイコスを90日間吸わせたメスの群で肝機能の異常を示す目安である血中ALT(Alanine Aminotransferase、アラニンアミノ基転移酵素)値と肝臓の相対重量、肝細胞の空洞化が短期間で有意に高くなったという。

画像

184匹のラット(メス92匹)を、Sham(疑似、プラセボ、通常の空気)群、アイコス群、紙巻きタバコ(3R4F、ケンタッキー大学の推奨タバコ)群に分け、90日間、これらの煙にさらし、ALT値、肝臓の相対重量、肝細胞の空洞化(Hepatocellular Vacuolisation)を比較した。ALT値はオスメスで高くなったが、メスで有意な差が出たという。Via:Lauren Chun, et al., "Possible hepatotoxicity of IQOS." Tobacco Control, 2018

 過去にはPMIの資金提供による研究データで同様の結果が出ているものもあるが(※4-1)、PMIは血液のバイオマーカーでALT値に関するデータをあまり出していない。ALTは肝臓の細胞に多く分布されるため、肝細胞が壊れたり肝機能障害が起きるとALTが血液中に出てきて濃度が上がる。また、肝臓に異常が出ると相対的な重量が増加することも知られている。

 これはラットによる実験であり人間への影響はわからないが、同研究グループはアイコスからは従来の紙巻きタバコで出ていたものと異なった物質が発生し、予期しない健康への害が生じる危険性があると警告する。

 PMIのデータは統計的な有意性を考慮しない傾向があるという指摘もある(※7)。紙巻きタバコに含まれる有害物質は環境基準の100~1000倍ともいわれ、仮に加熱式タバコの健康軽減が1/100としても害があるのは明らかだ。特にタバコ関連遺伝子と後天的な遺伝的変化の複雑さを考えれば、身体の中にあえて有害物質を取り込むリスクを避けたほうがいいのはいうまでもない。

※1:Jac C. Charlesworth, et al., "Transcriptomic epidemiology of smoking: the effect of smoking on gene expression in lymphocytes." BMC Medical Genomics, doi.org/10.1186/1755-8794-3-29, 2010

※2:Emily S. Wan, et al., "Cigarette smoking behaviors and time since quitting are associated with differential DNA methylation across the human genome." Human Molecular Genetics, Vol.21, No.13, 3073-3082, 2012

※3-1:Centers for Disease Control and Prevention:US, National Center for Chronic Disease Prevention and Health Promotion:US, Office on Smoking and Health:US, "How Tobacco Smoke Causes Disease: The Biology and Behavioral Basis for Smoking-Attributable Disease." Report of the Surgeon General, Altanta, GA: Centers for Disease Control and Prevention, 2010

※3-2:Allan Hackshaw, et al., "Low cigarette consumption and risk of coronary heart disease and stroke: meta-analysis of 141 cohort studies in 55 study reports." BMJ, Vol.360, doi.org/10.1136/bmj.j5855, 2018

※4-1:Ee Tsin Wong, et al., "Evaluation of the Tobacco Heating System 2.2. Part 4: 90-day OECD 413 rat inhalation study with systems toxicology endpoints demonstrates reduced exposure effects compared with cigarette smoke." Regulatory Toxicology and Pharmacology, Vol.81, S59-S81, 2016

※4-2:Carine Poussin, et al., "Crowd-Sourced Verification of Computational Methods and Data in Systems Toxicology: A Case Study with a Heat-Not-Burn Candidate Modified Risk Tobacco Product."Chemical Research in Toxicology, Vol.30(4), 934-945, 2017

※4-3:Wincenzo Blecastro, et al., "The sbv IMPROVER Systems Toxicology computational challenge: Identification of human and species-independent blood response markers as predictors of smoking exposure and cessation status." Computational Toxicology, Vol.5, 38-51, 2018

※4-4:フィリップ・モリス・ジャパン:プレスリリース:July 18, 2018「加熱式たばこIQOS に関する最新臨床試験結果:『紙巻たばこの喫煙を継続した場合と比較して、IQOS に切替えることでユーザーの生体応答が改善』」(2018/08/22アクセス)

※5:William E. Stephens, "Comparing the cancer potencies of emissions from vapourised nicotine products including e-cigarettes with those of tobacco smoke.” Tobacco Control, Vol.27, Issue1, 2018

※6:Lauren Chun, et al., "Possible hepatotoxicity of IQOS." Tobacco Control, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2018-054320, 2018

※7:Stanton A. Glantz, "PMI’s own in vivo clinical data on biomarkers of potential harm in Americans show that IQOS is not detectably different from conventional cigarettes." Tobacco Control, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2018-054413, 2018

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最多出火原因はたばこ…出火原因の内訳などをさぐる

最多出火原因はたばこ…出火原因の内訳などをさぐる

https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20180824-00094271/

8/24(金) 9:01

・具体的に判明している出火原因でもっとも多いのはたばこ、次いで放火、こんろ(2017年)。

・出火原因は多様化している。

・火災の発生場所は一般住宅がもっとも多く、次いで共同住宅が続き、住宅火災が多い。

2017年の出火原因はたばこが最多

短時間に財産や人の命を根こそぎ奪いかねない重大な災害の一つ、出火。その実情を消防庁の公開資料「火災の状況」の内容から確認する。

最初に示すのは年単位の最新データにあたる2017年分の出火原因の内訳。最大値を示すのはたばこで3712件、ついで放火の3528件となった。

↑ 出火原因の内訳(火災件数)(2017年)

↑ 出火原因の内訳(火災件数)(2017年)

たばこは多分に不始末によるもの。たばこの喫煙率の漸減もあり、件数は漸減しているが、上位陣にあることに違いは無い。

第2位の放火だが、詳しくは後述するものの、年々その件数、全体に対する比率を減らしてはいるが、今なお非常に多い件数が計上されている。単純計算だが毎日10件ほど、放火による火災が発生している計算になる。さらに「放火の疑い」まで含めると全体の1割強・5833件にまで達する。

これを過去5年間について、動向把握をするため、各年の全体件数に占める比率と、単純に件数の積み上げとしてのグラフを生成したのが次の図。

↑ 出火原因の内訳(火災件数比率、2017年時点の上位10位のみ具体的に抽出)

↑ 出火原因の内訳(火災件数比率、2017年時点の上位10位のみ具体的に抽出)

↑ 出火原因の内訳(火災件数、2017年時点の上位10位など)

↑ 出火原因の内訳(火災件数、2017年時点の上位10位など)

件数比率で見ると放火は多少の上下を繰り返しながらも、大よそ減少中。一方たき木などのように振れ幅が大きい出火原因も多く、全体数としてはやや大きな上下を繰り返しながら漸減の傾向にある(直近年では前年比で増加してしまったが)。

また「その他」項目が3割を維持していることからも分かる通り、出火原因そのものは多様化しており、最初のグラフで示した細分化の項目一覧にすら収まらないような事案が多々あることがうかがえる。

出火場所と犠牲者

出火原因はたばこの不始末と放火が多いことは判明した。それではどのような場所で火災は多く発生しているのだろうか。建物の種類別に見た件数は次の通りで、一般住宅(いわゆる戸建)が最上位についている。その数、およそ7400件/年。

↑ 建物用途別建物火災件数(上位陣)(2017年)

↑ 建物用途別建物火災件数(上位陣)(2017年)

次いで共同住宅が3520件と、住宅火災が多数を占めていることが分かる。「特定複合用途」とは2つ以上の用途に用いられる建造物のことで、そのうちの用途の一つが劇場や集会場、飲食店、病院、旅館、養護学校など特定の用途に該当するものを指す。例えば1階が飲食店で2階以上がオフィスのようなビルを指す(特定用途に該当しない複数の用途に用いられるのは「非特定複合用途」)。大規模火災などが報じられる場合が多いため、工場や作業場の件数も多数に上るように思えるが、実際には1682件と順位の上では4番目に留まっている。

最後は火災のうち住宅で発生したものに関して、その火災で命を落とした人の年齢階層区分別割合(年齢不詳は除いて再計算している)。

↑ 住宅火災死者(放火自殺者などを除く)における年齢階層別割合(年齢不詳者除く)

↑ 住宅火災死者(放火自殺者などを除く)における年齢階層別割合(年齢不詳者除く)

元々高齢者の数・全人口比は増加する傾向にあるのだが、それでもなお人口構成比以上に高齢者の割合が大きく、さらに増加中なのが分かる。これは運動能力が低下しているなどで、逃げ遅れたり着衣に着火してしまうことを起因としていることに加え、高齢者の一人暮らし、寝たきりあるいはそれに近い状態の人が増加していること、そして高齢者の中でもより年上の人の数・割合が増加しているのも原因として考えられる。

火災はすべての宝物を一晩で奪う、非常に影響力の大きい災害。火がつきやすいものを外に置かないなどの配慮はもちろんだが、日常生活でも火の用心は欠かせない。また、お年寄りがいる世帯では寝たばこをしないよう心掛ける・うながすなど、さまざまなルール作り、万一の際の備えが必要。

火そのものは非常に便利なものだが、同時に大敵ともなりうる諸刃の剣。そのことを忘れないようにしよう。

■関連記事:

設置率81.7%…住宅用火災警報器の設置率をグラフ化してみる

火事が起きても備えあれば憂いなし…子供向け・家屋火災時の避難計画を立てる

(注)本文中のグラフや図表は特記事項の無い限り、記述されている資料からの引用、または資料を基に筆者が作成したものです。

(注)本文中の写真は特記事項の無い限り、本文で記述されている資料を基に筆者が作成の上で撮影したもの、あるいは筆者が取材で撮影したものです。

(注)記事題名、本文、グラフ中などで使われている数字は、その場において最適と思われる表示となるよう、小数点以下任意の桁を四捨五入した上で表記している場合があります。そのため、表示上の数字の合計値が完全には一致しないことがあります。

(注)グラフの体裁を整える、数字の動きを見やすくするためにグラフの軸の端の値をゼロで無いプラスの値にした場合、注意をうながすためにその値を丸などで囲む場合があります。

(注)グラフ中では体裁を整えるために項目などの表記(送り仮名など)を一部省略、変更している場合があります。

(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。

(注)今記事は【ガベージニュース】に掲載した記事に一部加筆・変更をしたものです。

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貴乃花親方“緊急搬送”に母・藤田憲子が涙の独占告白「あの子も実は…」

貴乃花親方“緊急搬送”に母・藤田憲子が涙の独占告白「あの子も実は…」

https://news.nifty.com/article/sports/athletic/12205-077763/

2018年08月27日 06時30分

 8月21日、秋田市での夏巡業中に倒れ、緊急搬送された貴乃花親方(46)。

「午前10時、若手力士の指導中に痙攣して意識を失いました。幸い数分で意識は回復し、病院では、駆けつけた関係者と会話をしたようです」(相撲記者)

 倒れた原因は不明だが、「熱中症の疑いもありますが、胸元を押さえながら倒れたそうですから、心筋梗塞、肺塞栓症、脳卒中のおそれもあります」(医師)

 加えて心配されているのが、貴乃花親方の心労だ。「相撲協会とのバトルの末、追放処分こそ免れましたが、今も親方衆からシカトされるなど、居心地は悪いようです。貴乃花一門も崩壊し、孤立無援ですし……。その影響で、理事長夫人の座を期待していた景子夫人との間に隙間風が吹いているとか。講演会などで夫人が家を空けることも増え、夫婦の会話はほとんどないそうです」(後援会関係者)

 そこに長男夫婦の別居報道も追い打ちをかける。「長男・花田優一氏の妻は、敵対する八角親方グループに属する陣幕親方の娘。陣幕親方は理事選で貴支持に回るなど政略結婚的な意味合いもあったため、離婚となれば一大事です」(スポーツ紙記者)

 今回の貴乃花親方の緊急搬送を受け、本誌は母・藤田憲子さんを直撃した。「今回倒れた一因に、タバコがあるのではと思っています。亡くなったお父さん(元大関・貴ノ花)はヘビースモーカーでした。そのせいもあってか、口腔底がんになり、それはそれは痛がり、壮絶な最期を迎えました。だから、若貴にはタバコを吸わないようにと言い続けてきたんですが……」

 子どもの体を心配する母の言葉――。さらに、現在発売中の『週刊大衆』9月10日号では、貴乃花親方に対する藤田憲子さんからの“涙ながらの訴え”を伝えている。

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【ニュースの深層】「たばこは薬物」福島・郡山市長 波紋呼んだ発言には伏線があった

【ニュースの深層】「たばこは薬物」福島・郡山市長 波紋呼んだ発言には伏線があった

http://news.livedoor.com/article/detail/15188050/

2018年8月21日 12時1分

 「たばこは薬物だ」。

 福島県郡山市の品川万里(まさと)市長が発したひと言が波紋を呼んでいる。生産農家らの反発を受け市議会で批判や撤回を求められたのをはじめ、JT郡山支店などの関係団体も抗議する事態になった。一方で、激励の電話も市には届く。しかも一連の出来事には伏線もあった。

医師にとっては常識

 発言は6月4日、日本禁煙学会の斎藤道也医師との面談の中で飛び出した。斎藤医師は再来年、市内で開く総会の説明と後援要請のために市を訪れていた。

 斎藤医師がふり返る。

 「たばこは嗜好(しこう)品といわれるが、やめにくく、酒やコーヒーのようなものとは別ものということを話していた」。それを受けて品川市長は語った。

 「たばこは嗜好品ではない。薬物だ」

 まったく同感と斎藤医師は言う。「『たばこは薬物』という理解は医師にとっては常識的。(市長は)そこまで勉強されているのか。さすがだと感じた」

 さらに「市長の発言は喫煙者をおとしめるものではない。そこまで問題視すると逆に、たばこが薬物であることをはっきりさせかねないのでは」と話す。

薬物を売っているのか

 発言が報じられると、関係者は一斉に反発した。

 「何を考えているのかと思った」というのは、郡山たばこ販売協同組合の小林武美事務局長。ほどなく組合所属の市内たばこ店からも、苦情や問い合わせが相次いだという。

 「私たちは薬物を売っているということなのか」

 「国から認められているというのに」。苦情は数十件に上った。

 市議会も同様だった。

 「『たばこは薬物』というのは、いかがなものか」

 「生産者や小売店、喫煙者への侮辱だ」

 議員側は発言の撤回、謝罪を求めたが、品川市長は「医学的な所見として述べた」として拒否した。

 市役所には「市内外を問わず毎日、電話はある」(広報広聴課)というが、ネットニュースで発言を知った県外からの多くが、市長発言を支持する意見で、「応援している」などの声が寄せられているという。

 同組合やJT郡山支店など関係10団体は7月8日、市長に意見書を手渡した。

 意見書は「たばこは合法な商品であり、多くの方々から愛される嗜好品だ」と主張した上で、市長発言について「たばこ業界関係者や愛好者、関係する家族が愕然(がくぜん)としており、大変遺憾。多方面に甚大な影響を与えることから発言の撤回と謝罪を求める」と要求した。

 品川市長は「市議会での答弁をごらんいただきたい」と述べ撤回や謝罪には応じなかったが、波紋の大きさに「今後はTPOを考え発言する」と話した。10団体は今後も撤回や謝罪を求めていく意向だが、市長はネット上にも飛び交う賛否の声について、7月25日の会見で「いろいろ耳にしている」とした上で、「これまでの市議会での答弁に沿って、お考えいただきたい」とだけ語った。

喫煙所閉鎖の強烈指針

 一連の出来事には伏線がある。市が昨年から進めてきた禁煙施策だ。

 昨年6月、市は関連施設の敷地内全面禁煙を柱とする「受動喫煙防止対策指針」を策定し、約600カ所の喫煙所を閉鎖し、すべての灰皿を撤去した。この取り組みは屋外での喫煙も認めない点で、7月18日に成立した健康増進法改正案より踏み込んだものだ。

 もともと市の職員安全衛生委員会が約1年間議論し昨年3月、提言したもので、当初は職員の健康配慮という趣旨だった。だが、その後、提言に基づき市民アンケートや指針策定を行い、昨年6月、市役所をはじめ図書館、公園、公民館、福祉施設など市有施設全てで全面禁煙に踏み切った。

 このため市議会で議論になり、今年3月には関係団体による見直しを求める請願を議会が採択する事態になった。「市の方針は国の方針を上回り厳しすぎる」(市議会議員)というのが理由だ。関係10団体による今回の意見書にも全面禁煙見直しが含まれ、反発に輪を掛けている。

 市長発言を機に勢いが加速する禁煙、たばこをめぐる議論は「分煙」のあり方も絡み、おさまりそうにない。国や他の自治体に先行した取り組みの中で起きた対立は受動喫煙対策を考える上で試金石となるのか。(福島支局 内田優作)

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喫煙は悪か、加熱式たばこの急増が社会に変化促す

喫煙は悪か、加熱式たばこの急増が社会に変化促す

http://news.livedoor.com/article/detail/15202479/

2018年8月24日 6時15分

「IQOS(アイコス)」「Ploom TECH(プルーム・テック)」「glo(グロー)」・・・。「加熱式たばこ」と呼ばれる新しいタイプのたばこ製品が急激に市場を拡大している。

 「加熱式たばこは煙が出ないため副流煙による受動喫煙のリスクがなく、紙巻きたばこにくらべて有害物質が大幅に低減している」との触れ込みで、喫煙者が一気に紙巻きたばこから乗り換えているのだ。

 急増する加熱式たばこユーザーを背景に、東京都は7月、紙巻きたばこと加熱式たばこを区分し、加熱式たばこの規制を一部緩和する条例を定めた。政府も対応に動き出している。

 加熱式たばこを巡る議論は日本だけでなく世界にも広がっており、各国でその扱いや規制のあり方が話し合われている。

 そこで、加熱式たばこブームでにわかに変わり始めた喫煙を巡る環境についてリポートする。第1回目の今回は加熱式たばこの登場から現在までの状況を整理する。

 次回以降は、たばこ会社が次々に繰り出す実証データの信憑性を確かめるため訪ねた、スイスにあるフィリップモリス・インターナショナル(PMI)の研究開発施設の取材模様や、世界各国のたばこを巡る議論を知るため、今年6月にポーランドのワルシャワで開催された「世界ニコチンフォーラム」で聞いた各国の専門家の声と、規制の状況について紹介していく。

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喫煙に厳しい東京都が加熱式たばこの規制を緩和

 日本で加熱式たばこのブームが起こるきっかけとなったのは、PMIが開発した「アイコス」の登場だ。2014年に一部販売がスタートし、2016年に全国販売されてから急激に販売数を伸ばし、今年の6月にはユーザー数が500万人を突破したことを発表している。

 他のたばこ会社もこれに追随している。アイコスに続いて登場したブリティッシュ・アメリカン・タバコの「グロー」は、2017年10月に全国での販売を開始し、今年の1月30日に、日本市場での累計出荷台数が200万台を超えたと発表。

 最後発の日本たばこ産業(JT)の「プルーム・テック」は、今夏に全国販売を始めたばかりだが、7月時点で累計販売が400万台を突破。一気にグローを抜き、業界2位に浮上している。

 各社が激しいシェア争いを繰り広げながら、市場全体を急拡大している。

 そんな中、日本で興味深い動きが起こった。東京都が紙巻きたばこと加熱式たばこを区別し、加熱式たばこの規制を一部緩和した条例(「受動喫煙防止条例」)を定めたのだ。

 受動喫煙を規制する改正健康増進法が7月に国会で可決され、事務所や飲食店など多くの人が集まる施設は原則として屋内禁煙とし、違反者には罰則を適用することとなった。

 (飲食店のうち個人や中小企業が経営する客席面積が100平方メートル以下の既存店には例外を認め「喫煙可能」などと標識で示せば喫煙を認める)

 2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控えた東京都では、当初、国の基準よりさらに規制を強化した条例を定める方向で動いていたが、直前になって加熱式たばこに罰則を科さない内容に見直した。

 さらに都は、法律が喫煙ルームでの飲食は認めないとしているにもかかわらず、加熱式たばこ専用の喫煙ルームでは飲食を認めるという、特別措置も盛り込んだ。

 都が途中で方針を変えた背景には、「加熱式たばこ」の大ヒットによる世の中の関心の高まりと、国と都の関係にまつわる政治的思惑、そしてたばこ産業界からの働きかけなどが複雑に絡み合っているようだ。

 ただ、条例案を見直すことになる前提として、たばこ会社各社が提示した、科学的な実証データがものを言ったことは間違いない。その先駆的な取り組みを見せてきたのが、アイコスを開発したPMIである。

「アイコスの使用は周囲の人に悪影響を及ぼさない」

 PMIはこれまで独自に、様々な臨床実験を行い、紙巻きたばこと加熱式たばことの違いを科学的に実証している。

 まず、アイコスの噴霧は、紙巻きたばこと比較して有害物質の90~95%が削減されているとの実験データを発表している。

 (世界保健機関=WHOが有害物質として指定する9種類の化学物質の約95%、アメリカ食品医薬品局=FDAが指定する18種類の化学物質の90%、カナダ保健省が指定する44種類の化学物質の約95%、発がん性物質と言われる化学物質15種類の95%、そしてPMI が独自に選定した有害物質58種類の90%を低減)

 さらに人を使った臨床試験も、世界で最も厳しい国際基準に合わせて行ってきたという。

 まず喫煙者が5日間、アイコスだけを使用した場合、体内の一酸化炭素、ベンゼン、アクロレイン、1,3-ブタジエンといった有害物質の量が、禁煙した人とほぼ同じ推移で低減したという実験結果を発表した。

 90日間の臨床試験においても、ほぼ同様の結果が確認されたことを公表している。

 そして今年の4月にはアイコスの受動曝露の実験結果も発表した。

 PMIは2017年11月30日から12月13日までの期間にわたり、計397人の被験者を対象に、東京のレストランでアイコスのエアロゾルの受動曝露試験を実施。

 実験前後の被験者の尿サンプルを収集して分析したところ、 アイコスが使用されている実生活環境下のレストランにおいて、エアロゾルの受動曝露による非喫煙者のニコチン、発がん性物質として知られるたばこ特異的ニトロソアミンへの曝露量増加は認められなかった。

 つまりアイコス使用中に周りの人への悪影響がないことが科学的に結論づけられたと発表したのだ。

加熱式たばこを認めた財務省、検証に乗り出した厚労省

 これに加えてPMIは、人の活動が屋内空気環境に与える影響に関しても調査している。

 結論からいうと、その調査で、レストランやバーにおいては加熱式たばこのエアロゾルによる空気汚染よりも、調理や人の飲酒によって発生する有害物質のレベルのほうが高いことが明らかになったという。

 調理や化粧品の使用など日常生活における典型的な活動は、屋内空気環境に著しく大きな影響を与える。

 このほか、ろうそく、お香、木材ガスストーブといった有機物の燃焼を伴うあらゆる消費財や設備は、(ニコチンとたばこ特異的ニトロソアミンを除いた)紙巻きたばこの燃焼時に放出されるレベルと同等の空気汚染物質を発生させるとの結果も伝えている。

 さらに、人の存在が屋内空気環境に与える影響についても調査した結果、人の長時間の存在そのものが有害物質の増加をもたらしていることがわかったという。

 特に、人が飲酒した場合のアセトアルデヒドが、高い量で検出されたと報告している。

 なるほど、これだけ列記されると説得力がある。理屈だけで考えるなら、もはや公共の場所でも加熱式たばこの使用を認めない理由がない、というところまで調査をしてきているのである。

 さらにJTインターナショナルでも、プルーム・テックが有害物質を削減する実証データとともに、屋内環境に影響を与えないという結果を提示し、紙巻きたばことの違いを強調している。

 たばこ会社からこれだけの実証データを提示されては、日本の政府や地方自治体も対応せざるを得ないといった状況である。

 たばこで税収を稼ぐ財務省ではいち早く「加熱式たばこ」という新しいカテゴリーを設け、紙巻きたばこと加熱式たばこを別の扱いにする動きを見せた。

 厚生労働省でも加熱式たばこの検証段階に入っている。

 第三者機関に委託して、日本にある加熱式たばこの有害性を検証する試験を実施したところ、メーカー側が提示したデータとほぼ同じだったことを公表している。

 政府や地方自治体の間にも、紙巻きたばこと加熱式たばこを分けて考えるべきではないかとの機運が高まり、東京都の条例案見直しに繋がっていったという流れのようだ。

 このまま進めば、現在、禁煙になっているエリアも、加熱式たばこの使用は認めざるを得なくなっていく気配が漂ってきた。

ニコチンをめぐる科学と感情の対立

 アイコスが有害物質を削減している科学的な根拠とデバイスの技術や構造については、以前、フィリップモリスの日本の子会社、フィリップモリス・ジャパン(PMJ)を取材した。

 当時社長だったポール・ライリー氏と広報担当者にヒアリングした内容をまとめた記事があるので、そちらを読んでいただきたい。(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47936)

 PMIによれば、喫煙で有毒物質が発生するほとんどの原因は「煙」にある。その煙は燃焼によって発生するものだ。つまり燃焼しなければ有害物質は大幅に削減される、という考え方で、加熱式たばこは開発されている。

 アイコスのコア技術とは、たばこ葉を燃やさず加熱するための温度制御技術なのである。

 社会が「加熱式たばこ」を容認する動きは、加熱式たばこユーザーにとっては朗報に違いない。しかし非喫煙者にはどのように映っているのだろうか。

 今は加熱式たばこユーザーが喫煙者と同じ扱いを受けているため、あまり公共の場で見かけることもなく、非喫煙者にとっては身近な話題ではないかもしれない。

 しかし今後、禁煙のレストランやカフェで加熱式たばこを堂々と使用している人を見かけるようになったら、胸中、おだやかではいられないのではないか。

 非喫煙者はおおむね以下の3つのことを感じるはずだ。

(1)周囲の人に害が及ばないと言うが、そのデータは信用に値するのかという疑念。

(2)たとえ身体に害を及ぼさないとしても、街中や人が集まる場所で、再び喫煙に類する人の集団を目にすることに対する嫌悪感や警戒感。

(3)そもそも、なぜそこまでしてニコチンをとりたい人がいるのか。そのうえ、たばこ会社が巨額の投資で新製品を開発して、ニコチンを摂取したい人を支援することはなおさら不明。

 (1)は、たしかにデータを発表しているのが加熱式たばこを販売している会社である以上、その信憑性に疑問が残る。

 (2)については、過去にマナーの悪い喫煙者の姿を見てきた非喫煙者の根深い嫌悪感がある。人がたばこを吸う時のしぐさも見たくないという人は少なくない。

 そして(3)は、たばこを巡る根源的な問題である。

 これまで紙巻きたばこは「やめるか、死ぬか」の選択だと言われてきた。政府も非喫煙者も、喫煙が自分だけでなく他人にも深刻な病気を引き起こす原因となるため、疑うことなく「悪」と断定し、規制や増税を強化すればよかった。

 だが、加熱式たばこが周囲に害を及ばさないのであれば、その使用を認めざるを得なくなる。加熱式たばこの登場によって、「禁煙礼賛」の流れは大きく変わってきている。

これから問われるのは非喫煙者の態度

 PMIによれば、日本におけるアイコスユーザー500万人超のうち、完全に紙巻きたばこからアイコスに切り替えた人が300万人を超え、世界では500万人以上が完全に切り替えたという。

 JTの推計によれば、2020年には加熱式たばこが、たばこ市場全体の30%を超える可能性もあるそうだ。

 紙巻きたばこを主力商品とするたばこ会社自身も、紙巻きたばこをなくしていく方向に舵を切っている。

 すでに喫煙者の間では、加熱式たばこに対する理解は進んでいる。これから問われるのは、むしろ非喫煙者側の態度である。

 PMJのコーポレート&サイエンティフィック・アフェアーズ・ディレクター RRP ディレクターの飯田朋子氏も、「これからは非喫煙者の方々に、紙巻きたばこと加熱式たばこの差をご理解いただく努力をしていく段階を迎えています」と語る。

 肩書にある「RRP」とは、“リスクを削減する可能性のある製品”を意味する。

 なぜ非喫煙者の理解が必要なのか。その理由は、フィリップモリスがミッションとして掲げる「煙のない社会」を実現するためだと飯田氏は言う。

 「私たちがアイコスをはじめ、リスクを削減する製品の研究と開発を進めているのは、体に有害な紙巻きたばこを世界からなくし、その代替品としてより安全でより健康リスクのないニコチン製品を提供することで、公衆衛生に貢献したいとの考え方からです」(飯田氏)

 社会から喫煙をなくすために、その代替品としてアイコスが開発された。その根本には「ハームリダクション」という考え方があるという。

 ハームリダクションについては次回で詳しく説明するが、害を及ぼす行為そのものを阻止するのではなく、そうした行為によって引き起こされる害の低減を目的とした考え方のことで、世界の公衆衛生政策を支える基本と言われている。

 紙巻きたばこの喫煙者が、加熱式たばこに切り替えていくには、自由に使用できる環境を増やしていくことが不可欠だ。

 加熱式たばこも紙巻きたばこと同じ規制を受け、使用が制限されるなら、紙巻きたばこを手放す動機にたどり着かないからである。

 つまり、加熱式たばこを認めることが、喫煙者を減らすうえで必要な措置となる。

 だが、どうやら現状では非喫煙者の理解を得るのは難しそうだ。理由は2つある。

 1つは、たばこの話題など非喫煙者にはとっては何ら興味がないからだ。関心のない人に科学的な知識を含めた理解を求めるのは至難の技である。

 しかもその根拠となる実証データの多くは、たばこ会社からもたらされているものばかりで、果たして信憑性があるのかという疑問がある。

 もう1つの重大な問題は、ニコチンそのものが有毒だと思っている人が多いということだ。

 もしニコチンが人体に重大な病気をもたらす有毒な物質だとしたら、煙の有無に関係なく、人類はいずれニコチンを取ることを諦めなければならないだろう。

 膨大な時間とコストをかけて実験を繰り返して実証データを作り上げてきたたばこ会社の努力も、何の意味もなかったことになる。

 加熱式たばこの将来を考えるうえで、たばこ会社が提示するデータの信憑性とニコチンが有毒物質なのかどうかを明らかにすることは不可欠だ。

 そこでアイコスの研究開発が行われている現場を直接、見せてもらうことにした。次回はPMIが誇るスイスの研究開発施設を取材した模様を中心に紹介することにする。

筆者:大島 七々三

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電子たばこ「JUUL」はニコチンが多すぎる? イスラエル、米国製人気商品の販売を禁止

電子たばこ「JUUL」はニコチンが多すぎる? イスラエル、米国製人気商品の販売を禁止

https://toyokeizai.net/articles/-/234782

2018/08/23 12:20

[エルサレム(ロイター)] - イスラエルは8月21日、シリコンバレーのスタートアップ「ジュール・ラブズ(JUUL)」製の電子タバコの輸入と販売を法的に禁止することを明らかにした。同タバコには国民の健康に懸念を生じさせる量のニコチンが含まれているというのが、その理由だ。

イスラエル保健省は禁止の理由についてその声明文で、このジュール製の器具は1ミリリットルあたり20ミリグラム以上の濃度のニコチンを含んでおり、「国民の健康に深刻なリスク」をもたらすと述べている。

アメリカの電子タバコ市場の7割を占める人気商品

このフラッシュドライブほどの大きさの電子タバコ喫煙具は、2015年の発売以来、アメリカ市場の状況をガラリと変え、現在は把握されている電子タバコ販売量の70%近くを占めるまでになっている。

ベンチャーキャピタルのデータベースを持つピッチブックは、ジュールの企業価値について、最近の資金調達ラウンドに基づき150億ドルと見積もっている。

ジュールは21日に発表した声明文で、イスラエル政府の判断を「見当違い」と指摘し、「非常に失望している」と述べた。このサンフランシスコの企業は、禁止措置に対し告訴の計画があると延べ、同社製器具は喫煙者に「可燃性タバコの真の代替手段」を提供すると付け加えている。

このイスラエルの動きは欧州における同様の制限と一致するものであると、保健省の声明文は述べる。

ネタニヤフ首相が署名

15日以内に施行されるこの禁止措置は、保健相も兼務するベンヤミン・ネタニヤフ首相により署名された。

イスラエルのハアレツ紙は5月、ジュール社製電子タバコはすでに全国30カ所で購入することができると報じている。

ジュール社は対象顧客を成人の喫煙者としているが、同社製品が10代の若者に人気があるとの調査結果に直面してきた。

アメリカ食品医薬品局は4月、未成年に対する電子タバコとタバコ製品の販売、特にジュール・ラブズの開発した製品の販売について、取り締まりを強化している。

(記者:ダン・ウィリアムス、編集:デイビッド・グレゴリオ、トム・ブラウン)

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たばこの社会的損失「2兆円超」 厚労省が推計

たばこの社会的損失「2兆円超」 厚労省が推計

https://www.asahi.com/articles/ASL8J4DNSL8JULBJ006.html

2018年8月24日11時45分

 たばこが社会に及ぼす2015年度の総損失額が、約2兆500億円に上るとの推計を、厚生労働省研究班がまとめた。がんの治療費など喫煙者の医療費が最も多く、全体の半分以上を占めた。

 研究班は、厚労省の「たばこ白書」でたばこと病気の因果関係が「十分ある」とされたがんや脳卒中などに加え、「示唆される」と判定された認知症やぜんそくなどにかかる医療費を推計した。さらに病気がもとで必要になった介護費用や、たばこが原因で起きる住宅や山林の火災による損失も加えた。

 最も多かったのは喫煙者の医療費で約1兆3594億円。内訳は、がんが5477億円、歯の治療費が1016億円を占めた。受動喫煙による医療費は、3295億円に上った。

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出産後、喫煙を再開した女性は15% 禁煙できない理由は……?

出産後、喫煙を再開した女性は15% 禁煙できない理由は……?

http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1808/15/news060.html#utm_source=niconico&utm_medium=feed&utm_campaign=20180815-037&utm_term=business&utm_content=link

2018年08月15日

妊娠・出産を機に禁煙した母親の15%が、産後に喫煙を再開している――妊娠・育児中の女性向けメディアを運営するカラダノート(東京都港区)の調査でこんな事実が分かった。

 喫煙を再開した時期は、「産後すぐ~3カ月未満」が55%で最多。次いで「産後4カ月~6カ月未満」「産後半年~1年未満」(ともに12%)、「産後1年~1年半未満」(7%)、「産後1年半~2年未満」(5%)、「産後2年~2年半未満」という結果だった。

photo喫煙を再開する時期(=カラダノート調べ)

 喫煙を再開した理由は、「イライラやストレス」(36%)がトップ。「子どもが母乳を卒業したから」「周りが吸っていたから」(8%)も多かった。このほか、「何となく」「我慢していたから」「息抜きとして」「特に理由はない」――といった回答もみられた。

 ただ、喫煙を再開した人からは「子どもの前や、子どものいる部屋では吸わないことを徹底している」「授乳感覚が空いた時に吸っている」「誤飲を防ぐため、たばこの保管場所に気を付けている」となどの工夫をしているとの意見が出た。

 「衣服にたばこの臭いが付かないよう、上着を着て吸う」「なるべく吸わないよう、のどあめをなめ続けている」「吸った後は清涼菓子を食べ、歯を磨き、手を洗う」など、独自の“喫煙ルール”を設けている人も存在した。

photo喫煙を再開する理由(=カラダノート調べ)

 同社は「喫煙者の母親は以外と多いが、街では子連れの女性がたばこを吸っている姿はあまり見かけない。子どもの前では吸わないよう気を付けているからだろう」と考察している。

 調査は7月29日~8月5日にかけて、同社のメディア「カラダノートママ部」のメールマガジンに登録している育児中の女性2230人を対象に、インターネット上で実施した。

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電子たばこが免疫細胞を破壊する可能性、英研究で明らかに

電子たばこが免疫細胞を破壊する可能性、英研究で明らかに

https://www.bbc.com/japanese/45192735

2018年08月16日

電子たばこが免疫細胞を破壊し、これまで考えられてきたよりも有害かもしれないことが、最新の研究で示唆された。

研究チームは、電子たばこの蒸気が肺にある重要な免疫細胞の活動を止め、肺の炎症を加速させることを発見した。

研究員らは、「電子たばこは安全だという広く知られている意見への警鐘だ」と話している。

しかしイングランド公衆衛生庁(PHE)は、電子たばこは通常のたばこよりも害が少なく、禁煙手段として使うことをためらってはいけないと話した。

英バーミンガム大学のデイビッド・シケット教授が率いた実験研究は、学術誌「ソラックス」のオンライン版に掲載された。

これまでは、吸引される前の電子たばこの「リキッド」の含有化学物質に研究が集中していた。

一方この研究では、ラボ内で電子たばこの吸引プロセスを再現し、8人の非喫煙者から提供された肺細胞のサンプルを使った。

その結果、電子たばこの蒸気が炎症を引き起こし、肺から有害とみられるほこりやバクテリア、アレルギー物質などを取り除く肺胞マクロファージを機能不全にしていたことが分かった。

こうした現象の一部は、喫煙者や肺疾患を持つ患者に見られるものだという。

研究チームは、今回の調査では48時間だけ変化を記録したことから、結果はラボ内でのものであり、長期的な健康への影響を理解するにはさらなる研究が必要だと話した。

PHEは今年2月、電子たばこに関する独立調査の報告書を発表した。

報告書では、電子たばこは通常のたばこと比べて非常に安全であり、受動喫煙者への影響もわずかだという「圧倒的な証拠」があると結論付け、また禁煙補助としても効果があったことから、処方対象にすべきだと助言した。

シケット教授は、電子たばこは伝統的なたばこよりも安全だが、研究が初期段階のため、長期的には有害である可能性があると話した。

「たばこの煙に含まれる発がん物質の分子については、明らかに数が減っていた」

「がんの危険性については(たばこよりも)安全だと言えるが、電子たばこを20年、30年と吸えば慢性閉塞性肺疾患の原因になるかもしれず、これについて知る必要がある」

「電子たばこが通常のたばこより有害だとは思っていないが、我々が信じ込まされているような安全性があるかどうかについては、慎重に疑ってみることが必要だ」

PHEのたばこ管理局を率いるマーティン・ドックレル氏は「電子たばこは100%危険性がないわけではないが、喫煙よりはるかに有害でないことは明らかだ」と話した。

「電子たばこへの切り替えを考えている喫煙者は一刻も早くそうするべきだ」

(英語記事 E-cigarettes 'more harmful than we think')

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喫煙状況、3千人調査へ…健康寿命下位の秋田県

喫煙状況、3千人調査へ…健康寿命下位の秋田県

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180812-OYT1T50032.html

2018年08月14日 18時03分

 医師や弁護士、行政の関係者らでつくる「県たばこによる健康被害防止対策検討委員会」は、秋田県内の成人男女3000人を対象として年度内に、喫煙習慣などに関する調査を実施することを決めた。事業所の受動喫煙防止の取り組みについても調査するとしている。

 同委員会が8日に秋田市内で開いた第3回会合で方向性を確認した。委員らは禁煙による県民の健康寿命の延長や、子供の受動喫煙予防などについて意見を交換。有効な対策を打ち出すため、県内在住の20歳以上の男女3000人を対象に喫煙習慣や受動喫煙の機会の有無などを調査する。併せて、宿泊施設や飲食店など1000施設を対象とした受動喫煙防止対策に関する調査も年度内に行うことを申し合わせた。

 国の調査で、本県の健康寿命は2016年、男性が71・21歳で都道府県別46位となり、女性は74・53歳で同33位と、いずれも低水準であることが示された。目標として掲げる「健康寿命日本一」の達成に向け、禁煙や受動喫煙防止にかかわる対策は喫緊の課題となっている。県は「各方面からの意見を生かし、対策を検討したい」(健康づくり推進課)としている。

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喫煙室補助、1人・家族経営の個人店にも…政府

喫煙室補助、1人・家族経営の個人店にも…政府

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180818-OYT1T50054.html

2018年08月18日 17時28分

 政府は、従業員を雇っていない個人経営の飲食店が喫煙専用室を自主的に設ける場合、費用の一部を補助する方針を固めた。受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が7月に成立したことを受けたもので、分煙が進むよう後押しする。

 1人または家族で切り盛りしている食堂、居酒屋、小料理店、バーなどが対象。厚生労働省が補助条件や補助割合の要綱を作る。今年度内に補助を始める。

 個人経営の既存店であっても従業員を雇っている場合は、喫煙室設置費の補助が行われてきた。100万円を上限に費用の3分の2まで助成している。新たな補助に乗り出すのは、東京五輪・パラリンピック前の2020年4月に同法が全面施行されても、世界的に見れば受動喫煙対策が遅れているからだ。

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<受動喫煙対策>屋外喫煙所も見直し次々 改正健康増進法成立

<受動喫煙対策>屋外喫煙所も見直し次々 改正健康増進法成立

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201808/20180815_13010.html

2018年08月15日水曜日

 他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙対策への意識が高まる中、宮城県や仙台市が屋外の公共スペースを中心に喫煙所の在り方を改めて見直している。行政機関などに屋内完全禁煙を義務付けた改正健康増進法が7月に成立し、対策の強化が今後、一層進みそうだ。

 青葉区の勾当台公園古図広場にあった喫煙スペースが7月31日、姿を消した。近くの市地下鉄勾当台公園駅出入り口までたばこの煙が流れ込むなどして、市民から「臭いが気になる」と苦情が相次ぎ、管理者の市が撤去を決めた。

 市は過去2年間で、市内の公園の喫煙スペース10カ所以上を撤去し、残りは9カ所となった。公園課の担当者は「受動喫煙に対する社会の流れや論調を考えると、今後も減らしていく方針になるだろう」と話す。

 県庁でも分煙を徹底する動きがあった。県庁舎脇の喫煙所が、周辺の歩道にたばこの煙が流れることから、5月下旬に植樹に囲まれたスペースに移った。

 県の2017年度調査によると、建物・敷地内で禁煙に踏み切った県内の行政施設は前年度比1.9ポイント増の93.6%に上った。12年度に比べ10ポイント以上伸びており、受動喫煙対策が加速している。

 県健康推進課は「国の動きを見ながら、喫煙所を撤去するのか、屋外に残すのか検討していく。たばこをやめられない人への支援にも取り組む」と説明する。

 改正健康増進法は東京五輪・パラリンピック開催直前の20年4月に全面施行される。行政機関は19年夏をめどに、原則として敷地内禁煙となる。屋外については「望まない受動喫煙」をなくすよう、配慮義務が盛り込まれた。

 法改正により、悪質な喫煙者には最大30万円の過料を科す。勾当台公園古図広場の喫煙スペース跡地で、電子たばこを吸っていた50代の男性会社員は「これからはもっと肩身が狭くなるのかな」とうなだれた。

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たばこの総損失2兆円超 関連介護費は2600億

たばこの総損失2兆円超 関連介護費は2600億

https://this.kiji.is/399711445639562337?c=39546741839462401

2018/8/8 09:51

 たばこの害による2015年度の総損失額は医療費を含めて2兆500億円に上ることが8日、厚生労働省研究班の推計で分かった。たばこが原因で病気になり、そのために生じた介護費用は2600億円で、火災による損失は980億円だったことも判明した。

 14年度も直接喫煙や受動喫煙による医療費を算出していたが、15年度は介護や火災に関する費用を加えた。研究班の五十嵐中・東京大特任准教授は「たばこの損失は医療費だけでなく、介護など多くの面に影響が及ぶことが改めて分かった」とし、さらなる対策が必要だとしている。

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田舎に行くほど残る喫煙環境 禁煙はなぜ失敗するのか?

田舎に行くほど残る喫煙環境 禁煙はなぜ失敗するのか?

https://www.asahi.com/articles/ASL8M35D5L8MUBQU00G.html

2018年8月19日12時00分

 全国的に進む受動喫煙対策。「加害者」にならずに済む方法は禁煙だが、これが難しいという方も。なぜ禁煙に失敗するのか、高橋胃腸科外科医院(山形県米沢市)の院長で、やまがた受動喫煙防止宣言実行委員長を務める高橋秀昭さん(73)に聞いた。

 ――山形県民1万人以上を対象に県が2016年秋に実施した県民健康・栄養調査では、全体の喫煙率は20・2%で、全国平均(18・3%)を超えていました。特に20、30代の男性で全国平均を大きく上回っています。なぜでしょうか。

 若い人の喫煙は、健康をあまり意識しないことが一因ではないでしょうか。また、周りに喫煙者が多いと、たばこをやめるよう言われることが減ります。

 また、田舎に行けば行くほど、喫煙できる環境が残っています。食堂やラーメン屋に行けばたいてい灰皿がありますよね。どこででも吸えるとなると、禁煙は進みません。

 ――受動喫煙の対策どころではない環境ですね。

 喫煙者に「加害」の意識が低いことも問題です。たとえば、子どもも乗っている車の中でたばこを吸う人がいますよね。これが問題にならないことが意識の低さの表れだと思います。

 それでも、県は2015年に「やまがた受動喫煙防止宣言」を出しました。学校や病院は敷地内全面禁煙、図書館など公共性の高い施設も建物内禁煙などを進めてきました。

 ――順調ですか。

 課題は飲食店です。お酒を楽しむ居酒屋やバー、スナックなどは9割が対策をしていません。

 お酒を出す店では、禁煙にすることで客が減ってしまうのではないかという経営者の不安が根底にあるように思います。ですが、一時的に客が減っても、新しい客層が店に来るようになって持ち直すという報告もあります。こうした報告をもとに、居酒屋などでも禁煙が進めばと思います。

 ――禁煙に失敗したという話はよく聞きます。

 禁煙は、日々の習慣、日常生活を変えるということ。本人の意志のほか、周りの環境も重要です。家族や友人がたばこを吸っていると「やめなくてもいいんじゃないか」と思ってしまう。そこで「ちょっと吸ってみれば」と言われると、吸ってしまうことも。

 職場や自宅などでたばこが吸える環境があると失敗してしまう人もいます。周囲の環境をどう整えるかが大切になります。

 ――禁煙を続ける秘訣(ひけつ)は。

 そもそも、「たばこをやめたい」という本人の強い気持ちや理由が大切です。「周りからやめろと言われたので禁煙します」という人は、長続きしません。

 ただ、たばこの害はさまざま。まずは、がん。喉頭(こうとう)がんや肺がん、胃がんなど、さまざまながんを引き起こしやすくなります。

 お金もかかりますね。1日1箱吸うとします。1箱400円で計算すると、年間で約15万円、10年間では約150万円になります。車が1台買えるくらいの金額。こうした喫煙のデメリットをしっかり理解した上で、禁煙に取り組むことが重要です。

 禁煙を始める時期に「遅い」ということはありません。お近くの禁煙外来を受診下さい。受動喫煙の加害者にならずにすみます。(聞き手・宮谷由枝)

    ◇

 たかはし・ひであき 1945(昭和20)年、米沢市生まれ。弘前大学医学部卒。米沢市医師会長などを歴任。2015年に委員長に就いた。趣味はゴルフと写真で、出かけるときにはいつもカメラを持ち歩く。

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歯を汚さない習慣とは?飲み物・たばこから歯みがき粉選びまで、歯科医にきく

歯を汚さない習慣とは?飲み物・たばこから歯みがき粉選びまで、歯科医にきく

https://joshi-spa.jp/868717

2018.08.17

 今年はいささか太陽がまぶしすぎますが、輝く夏空の下に似合うのはやっぱり白い歯ですよね。

 でも、気づくといつの間にか歯が黄ばんでいたり、黒ずみ汚れていたりして自分で自分にがっかり……ということはないでしょうか(私はあります)。

 8月21日は「ホワイトティースデイ」(「歯にいい」の語呂合わせ)だとか。白い歯を手にいれるためにはどうしたらいいのか? 藤沢市辻堂にあるT&Sデンタルクリニックの副院長・小林志穂子先生に話を伺いました。

歯みがき直後のコーヒーやお茶はNG

 まずは、黄ばみの原因について。

「ひとつは、ステインと呼ばれる着色汚れですね。コーヒーや紅茶、お茶の茶渋、食べものに含まれる食品添加物、たばこのヤニなどが、ブラッシングで落ちきれずに残ってしまい、それが蓄積して黄ばみや黒ずみとなります。

 ただ、みなさんが気にされる“歯の白さ”は、そもそも人によって違うし、年齢によって変わるんです」

 歯の外側にある半透明なエナメル質への光が反射によって、歯の白さが変わるのだそうです。黄色人種は白人に比べるとエナメル質がもともと薄く、また、年を重ねる中でエナメル質が削れて薄くなり、下にある象牙層が透けて黄ばんで見えることも。さらには、遺伝的に歯が黄色がかっている人もいるのだとか。

 つまり、歯の色も個性のひとつ、と言えるのかもしれません。とはいえ、さらにステインがこびりつくのは絶対避けたいですよね!

 着色汚れがつかないようにするために、日々、何に気をつけたらいいのでしょうか?

「まず言えるのが、歯みがき直後に口にするのは、お水のほうがいいということ。歯みがき粉には研磨剤が入っていますので、磨いた直後、傷になっているところにコーヒーやお茶を飲むとステインがつきやすくなります。また、食後にコーヒーやお茶を飲んだ後、口をすすぐだけでも少しは着色を予防できると思います」

 なるべく着色の原因となるものを避け、蓄積させないというのがいいみたい。

流行りの透明飲料や加熱式たばこは歯が汚れない?

 折しも、今年は透明飲料ブーム。「アサヒ クリアラテ」「サントリー天然水 プレミアムモーニングティ」など、紅茶やラテフレーバーの透明飲料が続々登場しています。コカ・コーラまで無色透明の「コカ・コーラ クリア」が登場。どうせ飲むなら、着色の心配がなさそうな、無色透明がいいのかも!(ただしメーカー側はステインが付かないとうたってはいません)

 また、たばこで歯が黄ばんでしまうのは、燃焼により発生する「タール」と総称される成分群が原因です。そこで喫煙者のあいだで急速にシェアを伸ばしているのが加熱式たばこ。現在、Ploom TECH(プルーム・テック)、IQOS(アイコス)、glo(グロー)の3種類が出ています。

 加熱式たばこは、着色や健康被害の原因の一つとなるタールがほとんど出ないそうなのです。

 というのは、紙巻たばこがたばこ葉を燃やすのに対して、加熱式たばこは燃やさずに加熱して蒸気が出る仕組みだからだそう。そのため、タールがほとんど出ず、健康被害の原因になる物質も大幅にカットできるのです(プルーム・テックは健康懸念物質99%カット、アイコスは有害性成分90%カットとうたっています。いずれも自社調べ)。

 どうしても禁煙できない人は、加熱式たばこを選ぶというのも手かも!

 ただし小林先生は、透明飲料や加熱式たばこについて「いずれも登場したばかりで、5年後10年後という経年のデータはでていませんので、正直、なんとも言えません。普段何気なく口にする食べ物、ちょっとしたお菓子の中にもステインの原因となる成分はあるので、着色を完全に防ぐというのは難しいと思います」とのこと。

歯みがき粉、歯ブラシの選び方は?

「やっぱり大切なのは、日々のブラッシング&フロッシングです。口の中の食べかすや細菌をブラッシングでちゃんととりきれていないと、時間がたって固くなり歯石になります。歯石にもステインはつきやすく、汚れはどんどん大きくなっていってしまいますから」

 では、歯磨き粉など、ケアアイテムの選び方にポイントはあるのでしょうか。

「汚れを落とすのは歯ブラシなので、歯みがき粉は基本、お好みのもので大丈夫です。知覚過敏の方は研磨剤が入っていないものを選ぶといいかと思いますが、研磨剤が入っていたほうが、やはり汚れを落とす効果は高くなります。多少ですが削れるのは確かなので、気にされる方は、研磨剤入りのものとそうでないものを交互に使うことをオススメしています」

 ちなみに、先生イチオシは、「ルシェロ」の歯ブラシと「歯みがきペースト ホワイト」の組み合わせ。ルシェロは歯科用医療器具メーカーの「ジーシー社」が開発・販売するブランドで、目的によって歯ブラシを処方、「W-10 美白のための歯ブラシ」というのもあります。

海外製の歯みがき粉や「歯の消しゴム」には要注意

 ただ、ネット通販などで購入できる海外製の歯みがき粉には、注意が必要だと小林先生は言います。

「入っている薬剤の量が、日本製のものより強い場合があるんです。知覚過敏を起こしてしまうケースも中にはあるので、輸入品はご自身で見極めて購入されたほうがいいと思います。

 あと、あまりおススメできないのが、歯の消しゴムです。とてもキレイにはなりますが、歯の表面を傷つけながら汚れを落としているので、削られて凸凹ができ、そこに汚れがつきやすくなってしまいますので」

 日々のケアをしっかりしたうえで、「もっと白い歯を!」となると、次は審美歯科でのホワイトニング。小林先生が勤めるT&Sデンタルクリニックでもホワイトニング治療を行っています。ですが、小林先生自身は、「確かに真っ白な歯はキレイです。でも、白ければいいというものではないと思うんです」と意外なコメント。

「お手入れをキチンとしていて汚れがなく、ご自身のお顔に合っていて自信をもって笑顔になれる歯が素敵な歯だと思うんです。そのために、3か月~2か月に1回、歯科医での検診とクリーニングを行ってほしい。汚れを溜め込んでしまうから落とすのに時間がかかるんです。汚れが軽ければ、治療もすぐに終わります。美容院に行く感覚で、かかりつけの歯医者さんに行くのがいちばんだと思います」

 年に1度の検診すらスルーしている身には耳が痛い……。

ピンク系の口紅は、歯の黄ばみが目立ちにくい

 最後に、女性にとってお手軽&耳寄りアドバイスも。

「歯の白さを感じさせるのに、口紅の色はかなり影響します。真っ赤な口紅をつけていると、中の歯は黄色がかって見えるんです。もし、歯の色を気にされる方はピンク系の口紅を選ぶといいと思います」

 今年はナチュラルメイクが主流で、口紅もヌーディなコーラル系ピンクが夏のトレンドとのことでタイミングはばっちり。

 なるべくキレイな歯で過ごすために、できることはたくさんありそうです。

<取材・文/鈴木靖子>

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「祖父のたばこを食べていた」帰省先で子どもの事故には要注意です

「祖父のたばこを食べていた」帰省先で子どもの事故には要注意です

https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/homecoming-trouble?utm_term=.bdyj1Pekk#.cpxREX4dd

2018/08/13 17:29

子どもを連れて帰省する人が増える時期。帰省先で事故に注意するように消費者庁が呼びかけている。

同庁には、次のような帰省先での事故情報が医療機関から寄せられているという。

「親の実家へ帰省中、子どもが口をむしゃむしゃしていると思ったら、たばこを食べていた。つかまり立ちをして、棚の上にあった祖父のたばこを床に落とした様子で、その後5回おう吐した。(0歳)」

「親の実家にて、子どもが床に置いてあった炊飯器の蒸気に触れ、右手にやけどを負った。近くには大人が何人もいたが、目を離していた。(1歳)」

ほかにも、やかんや電気ポットによるやけど、ドアに指を挟む事故が発生している。

環境が異なる帰省先には、子どもが見慣れないものが多く、興味を引かれたり、危険を認識できなかったりして事故につながるケースが多発するとのこと。また、帰省先で十分な事故防止策が取られていないことも要因だという。

防止策として、子どもが触ったり、誤飲したりする危険なものがないか確認し、滞在中は子どもの目に触れず、手の届かない場所で使用、保管するようにすること。

それらの対策が難しい場合は、その危険性を家族で認識、共有しておき、子どもの行動から目を離さないよう呼びかけている。

たばこを誤飲してしまった場合は…

冒頭の実例でもあった「たばこの誤飲」の対策については、まず、たばこや灰皿などを子どもの手の届く場所に置かないこと。

また、中身が残った飲み物の缶を灰皿代わりにし、吸い殻を入れると誤飲しやすい上に、ニコチンが溶け出し体内に吸収されやすい状態になるため、避けるようにする。

たばこを誤飲してしまった場合は、喉の奥に指を入れるなどし、刺激をして吐かせ、すぐに医療機関を受診すること。水や牛乳を飲ませると、水分によりニコチンが吸収されやすくなるので避けるように呼びかけている。

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JT、バングラ2位のたばこ会社買収 1645億円

JT、バングラ2位のたばこ会社買収 1645億円

https://www.asahi.com/articles/ASL865QCCL86ULFA026.html

2018年8月6日17時43分

 日本たばこ産業(JT)は6日、バングラデシュ2位のたばこ会社「アキジ」のたばこ事業を、約1645億円で買収すると発表した。同社はバングラデシュの紙巻きたばこ市場で約2割のシェア。JTの売上高を年間208億円押し上げる効果が見込めるという。日本のたばこ市場が縮小するなか、新たな収益源を確保する狙い。買収は9月までに完了する予定。

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旅客機トイレ内喫煙「加熱式タバコ」も警報

旅客機トイレ内喫煙「加熱式タバコ」も警報

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180810-00092680/

8/10(金) 12:57

 加熱式タバコの利用者が急増しつつあり、紙巻きタバコから加熱式タバコに切り替えたことを禁煙と勘違いしている喫煙者も少なくない。プルーム・テック(Ploom TECH)やアイコス(IQOS)、グロー(glo)も喫煙具であり、たばこカプセルやヒートスティックなどを使用することは喫煙行為だ。

貨物室への預け入れはNO

 お盆で移動する人の増える時期だが、旅客機を使う人も多いだろう。加熱式タバコを含む喫煙具やリチウムイオン電池について、航空法で持ち込みに制限がある。

 国土交通省のホームページ(※1)によれば、小型の喫煙用ライター(小型安全マッチ)は1個のみ身につける手荷物(バッグなどに入れるのは不可)としてのみ機内へ持ち込むことが可能だ。だが、チェックイン前にカウンターで預ける受託手荷物(貨物室へのチェックインバゲッジ)にはできず、自身が使用するものに限られ、充填用のオイルやガス類、ピストル型ライターは持ち込み禁止となっている。

 加熱式タバコを含む電子タバコなどのニコチン供給デバイスについては、電池を内蔵した携帯型電子喫煙機器というジャンルがある。これらは予備のリチウムイオン電池を含め、受託手荷物にはできず客席内への持ち込み手荷物でしか携行できない。

 加熱式タバコも自身が使用するものに限られ、予備の電池は接点が触れ合わないよう別々に保護されていなければならない。リチウムイオン電池の場合、ワット時定格量100Wh以下のものでなければならず、機内での充電はできないことになっている(※2)。

 タイやシンガポールなど渡航先の国や地域によっては、加熱式タバコを含む電子タバコなどの電子式喫煙具を持ち込めなかったり、所持しているだけで罰金が科せられたりする場合があるので要注意だ(※3)。移動前に渡航先の情報を入手しておくことをお勧めする。

 また、トイレ内を含む航空機内での喫煙は、航空法が定める安全阻害行為にあたり違反した者は50万円以下の罰金に処せられる(※4)。これは加熱式タバコでも同様だ。

加熱式タバコも煙探知機が作動

 加熱式タバコを含む電子タバコの取り扱いについて、日本の大手航空会社に聴いたところ「機内では、他のお客さまの快適性を損ねるおそれや誤解を招くおそれがあるため、常時使用不可(参考:使用禁止のタバコ、火を使う、煙が出る、におい等で他旅客の快適性に影響を与える、紙巻タバコと見間違える形状)」(日本航空)、「弊社では、無煙タバコや、電子タバコ等の火を使わない喫煙器具も他のお客様への快適性を損ねる恐れがありますため、機内での使用をお断りしております」(全日空)と回答をいただいた。

 トイレ内には煙の探知機が設置され、加熱式タバコでも作動するようだ(※5)。最新のデータがないが、機内での喫煙行為は国内で年間数百件報告され、安全阻害行為の件数に占める喫煙の割合はダントツに多い(※6)。

 ただ、トイレ内のドアなどに灰皿が設置されている場合もある。これについてはFAA(米国連邦航空局)の規定で、誤ってトイレ内でタバコを吸った場合に吸い殻をゴミ箱へ捨てて火災を生じさせないための緊急避難的な措置だ。国交省はトイレ内の灰皿については、国内航空法の埒外としている(※7)。

 喫煙以外の安全阻害行為として、乗降口や非常口の扉の開閉装置をいじる、乗務員の職務を妨害したり指示に従わない、禁止されている電子機器の使用などがある。移動中の航空機内で同法の違反行為が発覚した場合、機長が命令書を出すことができ、警察への通報や引き渡しをしたり損害賠償を請求することもあるようだ。

国土交通省が航空機内での安全阻害行為を防止するために作成したポスター。この中でも喫煙が件数で圧倒的に多い。

 安全な飛行が阻害されたり、万が一にでも機内で火災が起きれば、ダイバート(Divert、当初の目的地以外の空港などに着陸すること)したり乗客乗員、航空会社に多大な損害を与える。一部の加熱式タバコが発するあの焦げたような独特の異臭が苦手な人も多い。

 加熱式タバコもそうだが、せいぜい数時間の移動もタバコを我慢できないのなら旅行していても楽しくないだろう。この際、きっぱりと禁煙をお勧めする。

※1:国土交通省「航空機への危険物の持ち込みについて」(2018/08/10アクセス)

※2:アイコスで使用されているリチウムイオン電池のワット時定格量は、PMIによると「IQOSホルダー」0.4Wh、「IQOSポケットチャージャー」10.7Wh(2018/08/10現在)。ただ、正規品ではないサードパーティ製のバッテリーについては不明

※3:「タイで『加熱式タバコを吸う』と最大10年の懲役刑に」Yahoo!ニュース:2018/07/19

※4:国土交通省「航空法第73条の4第5項関係参照条文」(2018/08/10アクセス)

※5:機内トイレの煙探知機:日本航空は光学式(B787)と光学式とイオン式の併用(B737-800、B767、B777)、全日空は光電式

※6:国土交通省「航空機内における安全阻害行為等報告件数」(2018/08/10アクセス)

※7:国土交通省「『航空機内における安全阻害行為等を定めた航空法第73条の4第5項及び同法施行規則関連規定に関する意見の募集』に寄せられた主なご意見の概要とそれに対する国土交通省の考え方について」(2018/08/10アクセス)

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たばこの総損失2兆円超 15年度、厚労省研究班

たばこの総損失2兆円超 15年度、厚労省研究班

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33983380Z00C18A8CR0000/

2018/8/9 9:20

 たばこの害による2015年度の総損失額は医療費を含めて2兆500億円に上ることが、厚生労働省研究班の推計で9日までに分かった。たばこが原因で病気になり、そのために生じた介護費用は2600億円で、火災による損失は980億円だったことも判明した。

 14年度も直接喫煙や受動喫煙による医療費を算出していたが、15年度は介護や火災に関する費用を加えた。研究班の五十嵐中・東京大特任准教授は「たばこの損失は医療費だけでなく、介護など多くの面に影響が及ぶことが改めて分かった」とし、さらなる対策が必要だとしている。

 推計は、厚労省の検討会がたばこと病気の因果関係が「十分ある」、もしくは「示唆される」と判定したがんや脳卒中、心筋梗塞、認知症の治療で生じた医療費を国の統計資料を基に分析。こうした病気に伴って必要になった介護費用や、たばこが原因で起きた火災の消防費用、吸い殻の処理などの清掃費用も算出した。

 最も多かったのは喫煙者の医療費1兆2600億円で、損失額の半分以上を占めた。中でもがんの医療費は5千億円を超えた。受動喫煙が原因の医療費は3300億円で、多くを占めたのは脳血管疾患だった。歯の治療費には1千億円かかっていた。

 介護費用は男性で1780億円、女性で840億円に上った。原因となった病気別でみると、認知症が男女合わせて780億円と最も多く、次いで脳卒中などの脳血管疾患が約715億円となった。

 都道府県別では東京都が2千億円となるなど、人口の多い都市部で金額が膨らむ傾向があった。

 14年度は「因果関係が十分」とされる脳卒中やがんなどに絞って推計。喫煙で1兆1700億円、受動喫煙で3200億円だった。〔共同〕

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悲報「ストレス」という概念は「タバコ会社」が広めた

悲報「ストレス」という概念は「タバコ会社」が広めた

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180820-00093734/

8/20(月) 7:00

 ネット上でタバコはストレスを解消するかという話題が議論されている。結論からいえば、タバコ自体がストレスを産み出し、ストレス解消したように感じるのは、単に元の状態に戻っただけの幻想だ。そもそもストレスという概念は、タバコ会社によって広められたのである。

タバコこそがストレスを生み出している

 ストレス(Psychological Stress)のほとんどは外的要因性(Stressor)だ。ストレスの感じ方は個々人で大きく異なり、少しくらいのストレスがあるほうがむしろ健康でいられる場合も多い。

 もちろん、脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患、胃潰瘍などの炎症、うつ病などの精神疾患など、ストレスが引き金になって多くの病気が引き起こされるのも事実だ。

 タバコを吸うとストレスが解消されると考える喫煙者は多い。これについてはネット上でも議論が起きているようだが、喫煙者のほとんどがタバコに含まれるニコチンの中毒、ニコチン依存症になっていることで説明がつく。

 ニコチンの依存性はアルコールやLSDより強く、コカインよりやや下程度だ(※1)。煙と一緒に吸い込むことで、数秒でニコチンが脳へ到達し、喫煙を繰り返せば短期間で中毒になる(※2)。

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喫煙開始の動機は、友だちが吸っているからというピア効果も無視できない。その後、繰り返し吸うことで依存度が増していき、ドーパミンが出にくくなっていく。タバコを切らし、ニコチン補給ができない状態こそ、ストレスなのだが、それに気付かずタバコを吸ったことでストレスが解消されたと勘違いする。ニコチン依存症の完成だ。図解作成:筆者(素材:いらすとや)

 ニコチン依存症のやっかいなところは、たとえ禁煙してタバコを吸わない期間が長くても、ちょっと吸っただけで再喫煙してしまうことだ。

 ニコチンは脳で作用し、報酬系のドーパミンという脳内物質を出させる。だが一度、この回路がニコチンによって影響を受ければ、心理的習慣的な依存が残っていることも加わり、タバコを止めてしばらくたっても再喫煙でニコチンによるドーパミン回路が復活し、ニコチン依存症に戻ってしまう危険性が高い。

 この回路はニコチン依存症になっていない人でも普通にあるが、ニコチンによるドーパミン放出はタバコを吸うことによる強制的な作用だ。タバコを吸わない人の正常な機能とは違い、ニコチンによる刺激が繰り返されることで次第に反応が鈍くなり、タバコを吸ってニコチンを補充しないとドーパミンが放出しにくくなってしまう。

 先日、ある民間の調査会社が喫煙と禁煙に関する意識調査(※3)を行ったが、タバコを止めない理由として「吸わないとストレスが溜まるから」という回答が38.7%もあり、同回答の男女別では男性36%、女性48.4%で女性のほうがタバコを吸うことでストレス解消していると感じているようだ(複数回答)。

 ニコチンが切れてドーパミンが出にくくなると脳がストレスを感じるが、タバコを吸うとニコチン切れのストレスだけが解消され、喫煙者はタバコによってストレスが解消されたと感じる。つまり、ニコチン欠乏以外の本来のストレスが解消されたわけではない。

 タバコを吸わない人の正常な脳では、緊張したりストレスを感じたときに反応してドーパミンが放出され、緊張した場面やストレスを乗り切るような機能がある。だが、ニコチンによって鈍感になってしまった脳では、こうした反応が鈍くなり、その結果として難局やストレスを乗り切りにくくなっているのだ。

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飛び込み営業のような難局に直面すると誰しもが強いストレスを感じる。タバコを吸わない人は、そういうときこそドーパミンが出て状況を打破できるが、喫煙者はドーパミンの出が悪くなっているのでストレス耐性が弱いかもしれない。図解作成:筆者(素材:いらすとや)

 緊張したりストレスを感じた喫煙者はよく立て続けにタバコを吸うが、あれはドーパミン不足を補充するため、脳にニコチンを送り続けているのだろう。だが、喫煙者の脳はタバコなしでは元気(通常の状態)になれず、ドーパミンが出にくくなっているため、ますますニコチン依存症が重くなっていくというわけだ。

 タバコを渇望する喫煙者は、ニコチン切れという恐怖のストレスを常に抱えている。このストレスを解消するためにタバコを吸い、それが普遍的なストレス解消なのだと勘違いしてしまうのだ。

ストレスを利用してきたタバコ産業

 ストレスを引き起こすストレッサーという概念を提唱したのは、ハンガリー系カナダ人の内分泌学者、ハンス・セリエ(Hans Selye、1907~1982)だ(※4)。セリエはノーベル賞に10回ノミネートされたといわれ、またストレスに関する彼の著作は広く読まれて「ストレスの父」とも称された。

 外的要因であるストレッサーは、暑さや寒さ、騒音などの環境要因、栄養不足や飢餓、肉親の喪失、解雇やハラスメントなど社会的疎外、睡眠や休養の欠乏などである。これらが身体の内的な平衡状態(ホメオスタシス、Homeostasis)を乱し、その結果として多種多様な病気を引き起こすというのがセリエの主張だ。

 このセリエに目を付けたのがタバコ会社だった。

 20世紀の半ば頃、タバコが健康に害を及ぼすという研究が出され始め、タバコ会社はそうした風潮の火消しに躍起になっていたからだ。タバコの健康の害を科学的に否定するため、タバコ会社は医師や研究者を抱き込もうとし、研究資金などを提供して操ろうとしていた。

 1958年に米国のタバコ産業は、タバコに有利な研究に対する資金提供をするための団体(the Council for Tobacco Research、CTR)を作ったことが知られている。タバコ産業がこの研究支援団体を作った頃、セリエとタバコ産業が最初に接触したという。その後、両者は密接な関係を続けた。

 タバコ会社などの内部文書の分析から、こうしたことを明らかにした「ストレスの父、ビッグ・タバコと出会う」という論文(※5)が米国の公衆衛生学会誌『American Journal of Public Health』に出たのが2011年だった。

 タバコの健康への害に懸念を示し始めた社会に対し、がんや心臓病などの病気はストレスが原因であり、タバコはむしろストレスを軽減するというタバコ産業側の主張を科学的に裏付けるため、またタバコ会社が訴訟に巻き込まれた際にセリエの研究論文などを使いたいというのが要求だったという。

 セリエは最初のうち、タバコ産業側の提案に消極的だったが、資金提供は受けたようだ。実際、タバコ裁判でセリエの言説がタバコ会社側に利用されたり、フィリップ・モリス社が主宰した国際会議(1972)にセリエが協力したことがわかっている。

 その後、セリエはタバコ産業側へ深く取り込まれるようになり、広報用の映像作品やパンフレットにも登場するようになっていった。ストレスの危険性をセリエが唱えたのと歩調を合わせ、タバコ産業もストレス説に乗っかって広め、セリエも無批判に迎合したというわけだ。

 同じようなことはほかにもある。1950年代から提唱され始めたタイプA行動パターン(The Type A Behavior Pattern、TABP)という概念(※6)が、タバコ産業に利用されたケースだ。タイプA行動パターンというのは人間の性格の分類の一つで、常に急いでせかせかし、活動的行動的だが闘争心が旺盛で承認欲求の強い性格の人にあたる。

 タイプA行動パターンの人は、冠動脈疾患や高血圧、うつ病などを発症しやすいとされる。ただ、性格と病気になりやすさの関係を調べるのは難しく、タイプA行動パターンの人と病気の関係については今でもはっきりとした結論は出ていない(※7)。

 タバコ産業(フィリップ・モリス社など)が、このタイプA行動パターンと病気の関係についての研究へ少なくとも40年間にわたって資金提供をし続けたという論文(※8)もある。タイプA行動パターンの人はストレスに影響されやすく、そのために心血管疾患などになるというタバコ産業の主張を裏付けるためにこの理論と研究者が利用された。

 ストレスを作るのはまさにタバコなのだが、タバコ会社はそれを逆手にとって研究者を抱き込み、利用してきたのだ。今でもネット上でタバコとストレスが話題になるように、この関係はあまり知られていない。タバコ会社はさぞほくそ笑んでいることだろう。

 タバコ会社による研究者への資金提供は、ニコチン依存症と精神障害の研究にも及んだ(※9)。日本では、喫煙科学研究財団という外郭団体を持つJT(日本たばこ産業)が今でもこうしたことを続けている(※10)。

※1:David Nutt, et al., "Development of a rational scale to assess the harm of drugs of potential misuse." The LANCET, Vol.369, No.9566, 1047-1053, 2007

※2:Neal L. Benowitz, "Nicotine Addiction." The New England Journal of Medicine, Vol.362(24), 2295-2303, 2010

※3:意識調査『Fromプラネット』株式会社プラネット:2018/08/13「喫煙・禁煙に関する意識調査」調査機関:インターワイヤード株式会社「DIMSDRIVE」実施のアンケート:期間2018/06/20~7/10(2018/08/19アクセス)

※4:Hans Selye, "A Syndrome produced by Diverse Nocuous Agents." nature, 1936

※5:Mark P. Pettcrew, et al., "The “Father of Stress” Meets “Big Tobacco”: Hans Selye and the Tobacco Industry." American Journal of Public Health, Vol.101(3), 411-418, 2011

※6-1:Meyer Friedman, et al., "Changes in the Serum Cholesterol and Blood Clotting Time in Men Subjected to Cyclic Variation of Occupational Stress." Circulation, Vol.17, No.5, 1958

※6-2:Meyer Friedman, et al., "Association of Specific Overt Behavior Pattern with Blood and Cardiovascular Findings." JAMA, Vol.169(12), 1286-1296, 1959

※7-1:Ai Ikeda, et al., "Type A behaviour and risk of coronary heart disease: The JPHC Study." International Journal of Epidemiology, Vol.37, Issue6, 1395-1405, 2008

※7-2:Tina Lohse, et al., "Type A personality and mortality: Competitiveness but not speed is associated with increased risk." Atherosclerosis, Vol.262, 19-24, 2017

※8:Mark P. Petticrew, et al., "Type A Behavior Pattern and Coronary Heart Disease: Philip Morris’s “Crown Jewel”." American Journal of Public Health, Vol.102(11), 2018-2025, 2012

※9:Laura Hirshbein, "Scientific Research and Corporate Influence: Smoking, Mental Illness, and the Tobacco Industry." Journal of the History of Medicine and Allied Sciences, Vol.67(3), 374-397, 2012

※10:Kaori Iida, et al., "‘The industry must be inconspicuous’: Japan Tobacco’s corruption of science and health policy via the Smoking Research Foundation." Tobacco Control, Vol.27, Issue.e1, 2017

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【海外発!Breaking News】1日40本のタバコを吸う2歳児 またもやインドネシアで

【海外発!Breaking News】1日40本のタバコを吸う2歳児 またもやインドネシアで

http://news.livedoor.com/article/detail/15177928/

2018年8月19日 4時0分

わずか2歳にもかかわらず、慣れた手つきでプカプカとタバコを吸うインドネシアのアルディ・リザル君を覚えているだろうか。当時、世界中のメディアで「幼い男児の喫煙姿」が取り上げられ話題になったが、アルディ君はその後禁煙と減量に成功し、現在は元気に学校生活を送っているようだ。しかし喫煙率が高いインドネシアでは子供の喫煙も多く、このほど別の2歳の男児の喫煙姿を『Metro』『Mirror』などが伝えている。

インドネシアの西ジャワ州スカブミに住むラピ・アナンダ・パムンカス君(Rapi Ananda Pamungkas、2歳)は現在、1日に40本のタバコを吸っている。

ラピ君の母マーヤティさん(Maryati、35歳)と父ミスバフディンさん(Misbahudin、40歳)は露店で食べ物を売りタバコの販売もしているが、その店先でラピ君が拾っていた吸い殻に少年らが火をつけたことがきっかけとなり、ラピ君はわずか数日間でニコチン中毒に陥りタバコを止められなくなってしまった。

行き交う買い物客らに、ひっきりなしにタバコをせがむ小さなラピ君の姿を見た通行人らは、最初ラピ君が冗談でやっていると思っていたようだ。しかし現地で“meroko(メロコ)”と呼ばれるタバコがもらえないとわかると、ラピ君は誰に対しても攻撃的になりひどい癇癪を起こすという。母のマーヤティさんは、喫煙癖がついた2歳の我が子のことをこのように話している。

「息子にタバコを止めさせるのは無理なのではと思っています。吸えないとわかると1日中大泣きして眠ることもしません。タバコ代は高いですが、凶暴になるのを防ぐために1日2箱買い与えています。この2か月間、息子は毎日喫煙していて、特にコーヒーを飲んだりケーキを食べたりする時に吸っています。」

一方で、自身も喫煙者だという父のミスバフディンさんは「なぜ息子がこんなにも喫煙習慣がついたのかは分からない。でも息子にタバコをせがまれるとダメとは言えないのです。私自身は職場で喫煙する程度であまり吸いません。息子はタバコを吸いながらモカチーノを飲むのが好きなようです」と語っている。幼い我が子の喫煙癖を深刻には捉えていない様子がうかがえるが、両親は近いうちにラピ君を医師のもとへ連れて行き、喫煙習慣を断ち切る話をするつもりだという。

世界でも喫煙率が高いとされるインドネシアでは、18歳未満の子供の約9%が定期的に喫煙しており、児童喫煙率の増加が問題視されている。このニュースを知った人からは「親の子供への躾はどうなってるんだ」「国が違えば文化も異なるからインドネシアではごく普通のことなんじゃないの」「間違いなく早死にするな、この子は」「タバコを与えないとぐずるからっていう理由はどうなの。信じられない」「インドネシアって喫煙による子供の死亡率ってどうなんだろうね。お母さん、子供の葬式代貯金しておいたほうがいいかも」「こんな両親のもとで育つ子供が気の毒」「でもこの国では、子供の喫煙が習慣化してしまっているんだろうな」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年8月15日付「Boy, 2, with 40-a-day cigarette habit after getting hooked from butts on the street」(Picture: ViralPress)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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電子たばこで吸引できる「覚醒剤リキッド」の恐怖

電子たばこで吸引できる「覚醒剤リキッド」の恐怖

http://news.livedoor.com/article/detail/15165518/

2018年8月16日 9時0分

 覚醒剤を液体に加工して電子たばこで吸引できる「覚醒剤リキッド」が“発明”されていた。熊本県警が3月、覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕した男女数人の関係先から先日、押収した。

 電子たばこは味や香り付けされたリキッドを吸入器で加熱して蒸気を吸うものだ。薬物に詳しい関係者は「覚醒剤を気化させて吸引する手法としては、ガラスパイプを使ったり、アルミホイルやスプーンに乗せてあぶったりします。そんなことを街中でやれるわけがありませんよね。でも、VAPE(電子たばこ)を使えば、堂々と公衆の場所で覚醒剤を使えてしまうんです。市販のリキッドに覚醒剤を混ぜても簡単に作れてしまう」と指摘する。

 覚醒剤リキッドが確認されたのは日本初。一方、大麻や他の違法薬物のリキッドも存在する。今年、大麻リキッドを所持していたとして、人気ラッパーのUZIが国内で初めて起訴された。

「使うと強烈なにおいを発する大麻も、リキッドにするとにおいがほとんど抑えられる。こちらは“普段使い”ができるとして、すでに若者の間で広まっています」(同)

 日常生活に溶け込んでしまうということは、今までの覚醒剤や大麻の使用法と比較しても圧倒的に流行しやすいということだ。覚醒剤を使用すると副作用として、暴れだす危険性があるのも周知の事実。

「禁煙のレストランでも加熱式や電子たばこを許可している店は多い。覚醒剤リキッドを吸って、真っ昼間から急に錯乱してナイフを振り回す使用者が出ないとも限らない」と危惧する。

 となれば、電子たばこを吸っている人に注がれるのは「いかがわしい物を吸ってるのでは?」という警戒のまなざしだ。あまりに蔓延すれば、電子たばこ自体に当局の規制が入る恐れもある。

 たばこ業界の関係者は「業界団体が今のうちに違法な要素を排除する仕組みを作るべき」と語っている。

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電子たばこを使って覚醒剤吸引か 熊本県警が一式押収

電子たばこを使って覚醒剤吸引か 熊本県警が一式押収

https://www.asahi.com/articles/ASL893TGNL89TLVB004.html

2018年8月9日18時11分

 覚醒剤の粉末を電子たばこ用のリキッドに混ぜて使用したとして、電子たばこ一式を熊本県警が押収していたことが9日、県警への取材でわかった。県内では初の事例で、全国的にもきわめて珍しいという。

 電子たばこは、ニコチンや香料などを含む液体「リキッド」を専用の容器に入れて加熱し、気化した蒸気を吸うもの。

 県警は3月に県内の男を覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで、4月には県内の女性を同法違反(所持)の疑いで逮捕した。その後の調べでこの男女が、それぞれ市販のリキッドに覚醒剤の粉末を混ぜ、蒸気を吸引したと供述。県警が関係先を捜索して、電子たばこ一式を押収した。使用済みリキッドの容器の内側から、覚醒剤の成分が検出されたという。(清水優志)

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「覚醒剤リキッド」の実態は? 電子たばこで吸引か、熊本県警が初めて押収

「覚醒剤リキッド」の実態は? 電子たばこで吸引か、熊本県警が初めて押収

https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/08/stimulant-drug-liquid_a_23498777/

2018年08月09日 11時27分 JST

「大麻リキッド」など液体状にした違法薬物が広がっている。

濵田理央(Rio Hamada)

覚醒剤を液体状に加工した「覚醒剤リキッド」が全国で初めて摘発されたことが明らかになった。熊本県警が押収していたと産経ニュースなどが報じた。

電子たばこで覚醒剤の成分を蒸発させて吸引できるよう、液体状に加工されていたという。

産経ニュースが関係者の話として伝えたところによると、熊本県警が3月、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで男女数人を逮捕。関係先の家宅捜索をするなどした際、粉末のものと一緒に液体状の覚醒剤が見つかった。

「覚醒剤リキッド」の実態は...

電子たばこは、専用容器に入った果物やお菓子などの香りのつけた液体(リキッド)を加熱し、蒸気を吸って嗜好する。

見つかった覚醒剤リキッドは、市販のリキッドに覚醒剤の粉末を混ぜており、電子たばこを吸うと覚醒剤の成分を摂取できるようになっていたという。

覚醒剤は、主に粉末状や錠剤で使用されているとされ、あぶって吸引したり注射器で注入したりして摂取する方法が知られている。液体状にして電子たばこで吸引することで、発覚するリスクが低いとされる。

違法薬物を液体状にして吸引する手法が広がっており、過去には「大麻リキッド」の存在も確認されている。

今年5月に大麻取締法違反罪で有罪判決を受けたラッパーの男は、大麻の幻覚成分を濃縮したリキッドを所持していた。電子たばこで吸っていたとみられている。

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たばこをやめない理由、男性1位は「自分のスタイルだから」、女性は?

たばこをやめない理由、男性1位は「自分のスタイルだから」、女性は?

http://news.livedoor.com/article/detail/15167524/

2018年8月16日 15時47分

プラネットはこのほど、喫煙・禁煙に関する意識調査の結果を発表した。調査期間は6月20日~7月10日、有効回答は3,893人。

○非喫煙者は8割弱

現在たばこを吸っているかどうか尋ねると、「吸っている(喫煙者)」は20.7%、「吸っていない(非喫煙者)」は51.1%、「以前は吸っていたが、今はやめた(元喫煙者)」は28.2%となり、現在たばこを吸っていない人(非喫煙者)が計79.3%を占めた。

喫煙者に禁煙する意向があるか聞いたところ、「禁煙する予定(時期は決まっている)」はわずか5.6%。他方、「いつか禁煙する予定(時期は未定)」は40.7%、「禁煙する予定はない」は53.7%と半数を超えた。

「禁煙する予定はない」と答えた人に、たばこをやめたいと思わない理由を問うと、1位「自分にとってのリラックスタイムだから」(54.6%)、2位「自分の生活スタイルだから」(49.3%)、3位「たばこを吸うと気分転換になるから」(47.7%)の順となった。

男女別にみると、男性は「自分の生活スタイルだから」(50.4%)が1位。一方、女性は「自分にとってのリラックスタイムだから」(73.1%)が圧倒的に多く、男性との差は23.6ポイントもあった。また全体3位の「たばこを吸うと気分転換になるから」(53.8%)は2位、全体4位の「吸わないとストレスが溜まるから」(48.4%)は3位に順位を上げ、男性1位の「自分の生活スタイルだから」(45.2%)は4位にランクダウンした。

同調査では「女性には『リラックス』や『ストレス』解消など、メンタルの安定のためにたばこを吸う傾向があるのに対し、男性の場合、喫煙が自身のライフスタイルや生活信条につながっていることがうかがえる」と分析している。

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JT、たばこ150銘柄の値上げ申請

JT、たばこ150銘柄の値上げ申請

14日 17時08分

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3447217.html

 JT=日本たばこ産業は主力ブランド「メビウス」などの紙巻きたばこや、加熱式たばこなどの値段を引き上げる認可を財務省に申請したと発表しました。

 JTが価格引き上げの認可を申請したのは、10のブランドの紙巻きたばこや加熱式たばこなど合わせて150銘柄です。

 原材料費などコストの上昇に加え、たばこ税の増税に伴う措置で、許可を得た場合、10月から代表的な銘柄である「メビウス」は現在の価格440円から480円に、「セブンスター」は460円から500円に引き上げられます。また、加熱式たばこ、「プルーム・テック」7銘柄もそれぞれ30円値上げとなります。

 紙巻きたばこにかかる税金は、今年10月から4年かけて1本あたり3円上がることが決まっていて、先月も世界最大手「フィリップモリス」の日本法人が価格の引き上げを申請していました。

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電子たばこが免疫細胞を破壊する可能性、英研究で明らかに

電子たばこが免疫細胞を破壊する可能性、英研究で明らかに

2018年08月16日

https://www.bbc.com/japanese/45192735

電子たばこが免疫細胞を破壊し、これまで考えられてきたよりも有害かもしれないことが、最新の研究で示唆された。

研究チームは、電子たばこの蒸気が肺にある重要な免疫細胞の活動を止め、肺の炎症を加速させることを発見した。

研究員らは、「電子たばこは安全だという広く知られている意見への警鐘だ」と話している。

しかしイングランド公衆衛生庁(PHE)は、電子たばこは通常のたばこよりも害が少なく、禁煙手段として使うことをためらってはいけないと話した。

英バーミンガム大学のデイビッド・シケット教授が率いた実験研究は、学術誌「ソラックス」のオンライン版に掲載された。

これまでは、吸引される前の電子たばこの「リキッド」の含有化学物質に研究が集中していた。

一方この研究では、ラボ内で電子たばこの吸引プロセスを再現し、8人の非喫煙者から提供された肺細胞のサンプルを使った。

その結果、電子たばこの蒸気が炎症を引き起こし、肺から有害とみられるほこりやバクテリア、アレルギー物質などを取り除く肺胞マクロファージを機能不全にしていたことが分かった。

こうした現象の一部は、喫煙者や肺疾患を持つ患者に見られるものだという。

研究チームは、今回の調査では48時間だけ変化を記録したことから、結果はラボ内でのものであり、長期的な健康への影響を理解するにはさらなる研究が必要だと話した。

PHEは今年2月、電子たばこに関する独立調査の報告書を発表した。

報告書では、電子たばこは通常のたばこと比べて非常に安全であり、受動喫煙者への影響もわずかだという「圧倒的な証拠」があると結論付け、また禁煙補助としても効果があったことから、処方対象にすべきだと助言した。

シケット教授は、電子たばこは伝統的なたばこよりも安全だが、研究が初期段階のため、長期的には有害である可能性があると話した。

「たばこの煙に含まれる発がん物質の分子については、明らかに数が減っていた」

「がんの危険性については(たばこよりも)安全だと言えるが、電子たばこを20年、30年と吸えば慢性閉塞性肺疾患の原因になるかもしれず、これについて知る必要がある」

「電子たばこが通常のたばこより有害だとは思っていないが、我々が信じ込まされているような安全性があるかどうかについては、慎重に疑ってみることが必要だ」

PHEのたばこ管理局を率いるマーティン・ドックレル氏は「電子たばこは100%危険性がないわけではないが、喫煙よりはるかに有害でないことは明らかだ」と話した。

「電子たばこへの切り替えを考えている喫煙者は一刻も早くそうするべきだ」

(英語記事 E-cigarettes 'more harmful than we think')</p>

 

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甘すぎる日本のたばこ規制。世界で行われている驚愕の「事例」

甘すぎる日本のたばこ規制。世界で行われている驚愕の「事例」

2018.08.20

https://www.mag2.com/p/news/368269

東京都で今年、「受動喫煙防止条例案」が可決され飲食店内が「原則禁煙」となりました。しかし、メルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』の著者で現役医師の徳田安春先生は、「日本のたばこ規制は世界に比べてまだまだ甘い」と一刀両断。他国の取り組みや法令を例に挙げ、国と医療現場が中心となって今後取り組むべき活動について具体的に言及しています。

たばこ規制の世界的進展

東京都は2018年、受動喫煙防止条例案を可決しました。従業員を雇っている飲食店内を面積にかかわらず原則禁煙としました。2020年にオリンピックを控えた東京では、この条例の趣旨に賛同する意見が多かったことで可決が成功したと思います。東京都の条例は、今の国会で審議している国の法案よりも厳しい内容ですが、国際的な常識からはまだまだゆるい規制です。

2018年は、国際的にみても、たばこ規制が飛躍的に進展したといえます。北京の鉄道当局は、鉄道の施設内および列車内を、完全禁煙にすることを決定しました。これは、乗客が受動喫煙の健康被害を受けたとのことで、鉄道会社を訴えたことがきっかけでした。駅や列車内に喫煙スペースを持つ日本でも、タバコフリーを目指してほしいと思います。

一方、オーストラリアは、タバコのパッケージに健康情報を表示させ、かつタバコブランドのロゴを禁止するルールを、世界に先駆けて導入していました。これに対して、主要な葉タバコ生産輸出国であるキューバ、ドミニカ、インドネシアなどがWTOに訴えていましたが、2018年にWTOはオーストラリア政府の規制は妥当とする決定を下しました。

さらには、WHOのたばこ規制枠組み条約(FCTC)も、2018年に、違法なタバコの貿易取引を完全禁止するプロトコールを発表しています。日本のたばこ規制はまだまだ甘い内容です。パッケージにはブランドのロゴが散りばめられています。オーストラリア並みのプレーンパッケージとして欲しいものです。

まだまだ増える喫煙者とタバコによる健康被害

たばこ規制は世界的に進展していますが、1990年以降世界の人々の喫煙率は低下傾向であるものの、まだまだ喫煙率はそれほど下がらず、人口増もあって、喫煙者の絶対数は増えています。2015年の世界の喫煙率は、男性で約25%、女性で5%です。

世界中の死亡者の約10%はタバコが原因です。タバコが原因となって起こる病気には、がんや心筋梗塞、脳梗塞、肺気腫などがあります。低所得国と中所得国では、人々の高齢化の影響も加わって、タバコによる病気での死亡や健康被害を合わせた疾病負担は増えていくものとみられています。

タバコの規制が様々な国で成功している一方で、いくつかの国ではあまり成功していません。その理由はたばこ産業の強力な活動です。オーストラリアでのたばこパッケージ規制では、たばこ産業は敗れたものの、他の国ではたばこ規制を骨抜きにする活動を進展させています。

たばこ規制での医師の役割

これまで医療機関で勤務する医師は、病気の原因となる危険因子に対する治療を積極的に行っていました。高血圧に対する血圧コントロール、糖尿病に対する血糖コントロール、脂質異常に対するスタチン薬の投与、などです。ところが、喫煙に対するニコチン依存症治療については十分に行われていないのが現状です。通常、禁煙外来などの特別な部門で細々と行われているのみです。

そこで最近、英国の内科学会は、現場の医師が喫煙に対する治療介入をもっと行うべきとする、素晴らしい提案をしました。医療機関に受診する患者が喫煙者であると判明したときには、デフォルトな治療介入としてニコチン依存症治療を積極的に行うべき、と提案しています。その提案では、オプトアウトといって、治療介入の実施についての情報を医療機関内外で公開し、さらに拒否の機会を保障することも推奨されています。

英国の内科学会のレポートは、現場の医師や医療機関に対して、ニコチン依存症への強い介入を勧めています。すなわち、ニコチン依存症の患者を見つけて治療するのは、がん患者を見つけてそのがんを治療することに匹敵することとしています。ニコチン依存症を放置して治療しないのは、がんを放置して治療しないことと同じ、であるとも言っています。真に国民のためになる提案と思います。日本の学会でもこのような提案をしてほしいものです。

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学会が警告、シアン化合物発生するかも「アイコス」は仕様に従い掃除すべし

学会が警告、シアン化合物発生するかも「アイコス」は仕様に従い掃除すべし

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180804-00091888/

8/4(土) 7:00

 アイコス(IQOS)のシェアを奪還しようと日本たばこ産業(JT)がプルーム・テックで巻き返しを図り、加熱式タバコ市場がまさに過熱しているが、日本禁煙学会が「アイコス」からシアン化合物(青酸)発生の危険性があるというリリース(2018/08/03アクセス)を出した。英国の医学雑誌に発表された論文をもとにした警告といい、麻生太郎財務大臣と加藤勝信厚生労働大臣宛のものとなっている。

本体の掃除が面倒なアイコス

 リリースの根拠になっているのは、米国のカリフォルニア大学リバーサイド校の研究グループが2018年3月に英国の医学雑誌『BMJ』の「Tobacco Control」へ出した論文(※1)だ。アイコスのヒートスティックというタバコ部分のフィルターに使用されているプラスチック製のパーツが熱により溶け、有害物質を発生させる危険性があるのだという。

 アイコスは本体加熱部分の定期的な掃除が仕様となっていて、スターターキットにクリーナーブラシが入っている。ヒートスティック2箱ごとに1回のクリーニングが推奨され、1日1箱使用する喫煙者はほぼ2日に1回の頻度で本体を掃除しなければならない。

 掃除が仕様の時点でヤバイんじゃねと感じたあなたの感性は正常だ。掃除できれいにしなければならない汚れの一部が利用者の身体の中へ入っていると考えていいだろう。利用者にとって定期的な本体の掃除が負担になっているのは確かで、この論文も実際の使用状態、掃除の状態によってどのような物質が出てくるかを調べている。

 アイコスは、ヒートスティックのタバコ部分(圧縮されたタバコ板)に金属製のブレードを差し込み、タバコ部分を350℃にまで加熱してニコチンを含むエアロゾルを発生させ、それを吸引する。

 ヒートスティックを分解してみると、フィルターの間にポリマーを含んだ緩衝部分が入っているのがわかる。エアロゾルが高温のまま利用者の体内へ入ると危険なため、フィルターに通過させて温度を下げなければならないからだ。

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アイコスの加熱ブレードとヒートスティックの構造。フィルター部分にポリマーを含んだ緩衝部分があるのがわかる。Via:日本禁煙学会のリリース(2018/08/03アクセス)

 この論文では、本体の掃除に不備がある場合、温度を制御できず、加熱ブレードの熱が高温(90℃)のまま緩衝部分のポリマーを溶かし、グリコロニトリル(glycolonitrile、論文ではformaldehyde cyanohydrin、フォルムアルデヒド・シアンヒドリン)を発生させていたという。

極めて毒性の強い物質が発生

 グリコロニトリルは、発がん性が疑われているホルムアルデヒドと毒性の強いシアン化合物(シアン化水素、青酸)に分解するが、グリコロニトリル自体、日本では劇物に指定されている極めて有害な物質だ。日本禁煙学会のリリースによれば、フォルムアルデヒド・シアンヒドリンは致死性の中毒症状を引き起こす、極めて毒性の強い物質としている(※2)。

 加熱式タバコからは微小粒子物質(PM2.5)も大量に放出されており(※3)、ニコチンの中毒作用を強化する発がん性物質のアセトアルデヒド、毒性のあるホルムアルデヒド、日本では劇物指定となっているアクリロニトリル、発がん性が疑われるN'-ニトロソノルニコチン(NNN)、強い発がん性のある4-(メチルニトロソアミノ)-1-(3-ピリジル)-1-ブタノン(NNK)などが出ていることもわかっている(※4)。

 この論文によれば、アイコスの場合、掃除不足に加え、バッテリー切れを心配するあまり性急に吸い込み続けると、さらにブレードが加熱されて高温になり、フィルターのポリマーが溶けて有害物質が発生する危険性があるという。

画像

上段は、掃除なし実験における使用前から1~10本(H~L)使用後のヒートスティックのタバコ部分、下段は掃除なし実験における使用前から1~10本(M~Q)使用後のフィルターのポリマー部分。ポリマーが次第に溶けていく様子がわかる。Via:日本禁煙学会のリリース(2018/08/03アクセス):Barbara Davis, et al., "iQOS: evidence of pyrolysis and release of a toxicant from plastic." Tobacco Contorl, 2018

 アイコスやプルーム・テック、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)のグロー(glo)といった加熱式タバコは、従来の紙巻きタバコよりも有害性が低減されていることがキャッチコピーになっている。

 だが、この論文をみる限り、その主張はかなり怪しい。少なくとも説明書通りに定期的な掃除を心掛けなければ、毒性の強い有害物質を吸い込み続ける危険があるかもしれないのだ。

 電子タバコを含む新型タバコは、数十年前からある技術的には陳腐な製品群だが、最近になってPMIがBATに対して東京地方裁判所にパテント侵害の知財裁判を起こしたらしい。

 加熱式タバコは、各社仕様に合わせ、それぞれのタバコ部分を吸えるようなサードパーティ製の本体が販売されている。PMIの本音としては、本体よりヒートスティックだけを売りたいはずで、互換性のない他社を訴えたのは理にかなっているといえよう。

 すでに技術開発の競合段階を過ぎ、各社はシェアの刈り取り合戦、売り込み合戦に血道を上げるようになっている。広告宣伝や拡販競争が増えれば、結果的に加熱式タバコの利用者が増えて喫煙率を押し上げ、未成年者の喫煙や違法薬物へのゲートウェイになる危険性がある。

 加熱式タバコもニコチン依存症患者を絶やさないための製品だ。ちょっと掃除を怠るだけで命に関わる物質を発生させかねない製品でもあるわけで、手を出さないに越したことはない。

※1-1:Barbara Davis, et al., "iQOS: evidence of pyrolysis and release of a toxicant from plastic." Tobacco Contorl, doi.org/10.1136/tobaccocontrol-2017-054104, 2018

※1-2:「『アイコス』に新たな有害情報が」Yahoo!ニュース:2018/03/15

※2:Shuiqing Zheng, et al., "Two Fatal Intoxications with Cyanohydrins."  Journal of Analytical Toxicology, Vol.40, 388-395, 2016

※3:「『PM2.5』加熱式タバコからも出ていた」Yahoo!ニュース個人:2017/12/30

※4:William E Stephens, "Comparing the cancer potencies of emissions from vapourised nicotine products including e-cigarettes with those of tobacco smoke." BMJ, Tobacco Control, Vol.27, Issue1, 2018

石田雅彦 | ライター、編集者

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タバコがやめられない中国人「スパッと禁煙できる日本人が羨ましい」=中国メディア

タバコがやめられない中国人「スパッと禁煙できる日本人が羨ましい」=中国メディア

https://news.biglobe.ne.jp/international/0806/scn_180806_0416192580.html

8月6日(月)

 中国メディア・東方網は3日、「中国の喫煙者は、ちょっとタバコを吸わないとすぐにそわそわしだすが、どうして日本人は長時間タバコを吸わなくても大丈夫なのか。本当に羨ましい」とする記事を掲載した。その「羨ましさ」の背景にあるのは、なかなか減らない中国の喫煙者人口だ。

 記事は、「中国は人口が世界最多なだけではなく、喫煙者が占める割合も世界最高である。中国では、多くの国の人口を上回る3億超もの人が喫煙しているのだ。喫煙は精神を安定させる作用を除けばちっともメリットがないのに、中国人はタバコを止められない。アジア人は体質的に禁煙は難しいとう説まであるが、隣国の日本がこの説を否定している」とした。

 同じ東アジアの国なのに、かたや喫煙率がなかなか下がらない中国に対し、日本では喫煙率が年々減少傾向にある。記事は、両者の違いを生む要因が、日本の禁煙への取り組みに対する意気込みが中国の比べ物にならないほど強い点にあると考えたようである。

 記事はまず、日本の喫煙年齢制限について言及。中国とは異なり、20歳未満の喫煙が法律で明確に、かつ、厳しく禁止されているうえ、20歳未満の人にタバコを販売した店に対しても厳しい罰則が規定されていると紹介した。「日本政府が未成年者の喫煙に対してこれほど厳しい姿勢で臨んでいるのは、タバコは麻薬ではないものの、いったん吸い始めると麻薬並みに止めるのが難しいからだ」と説明している。

 また、日本では受動喫煙の危険性が十分に認識されており、全国各地で禁煙エリアと喫煙エリアが明確に分けられ、タバコを吸わない人たちの健康が最大限度守られているとした。公共スペースをはじめ「タバコを吸えない場所」が多く存在することも、日本が中国に比べて禁煙に成功しやすい要因になっているとの見方だ。

 記事は、「日本人が全く喫煙しないかといえば、決してそんなことはない。しかし、日本は世界の中でも喫煙のコントロールをうまくやっている国の1つなのだ。タバコ税は国に大きな税収をもたらすが、それでも、国として政府として国民の喫煙を望まない。国民の体のことを考えて心を砕き、多くの禁煙政策を打ち出しているのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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老化が進んでいませんか? あなたの「血管年齢」チェック!

老化が進んでいませんか? あなたの「血管年齢」チェック!

https://dot.asahi.com/wa/2018080100021.html?page=1

2018.8.4 07:00

「人は血管とともに老いる」と言われる。血管はゴムホースのようなもので、赤ちゃんの血管は、新品のホースのようにしなやかで弾力があり、内側の血液が通る壁もスベスベしてなめらかだ。しかし年を取るとともに弾力を失って硬くなり、内側には脂や汚れが付着してしまう。

【今すぐわかる!あなたの血管年齢 チェックリストはこちら】

「硬くなった血管をノックすると、カンカンと硬い机をたたいたような音がします。この血管は、血液を流すという本来の力が失われ、血液を全身に行き渡らせることが困難となります」

 こう話すのは、心臓血管外科医で大崎病院東京ハートセンター顧問の南和友医師だ。このような血管の状態を「動脈硬化」と呼び、ほとんど自覚症状はないが、進むと血管壁が膨れて血液が流れる部分が狭くなり、やがて詰まる。これが脳の血管で起これば脳梗塞に、心臓の血管で起これば心筋梗塞となる。

 血管が老化して狭まったり、詰まったり破れたりすることで起こる「脳血管障害」や「心臓病」などの「血管病」の死亡者は、55歳ごろから増え始める。一見「元気」なまま、命を落としたり、脳梗塞や下肢動脈閉塞を発症したりして、さまざまな障害を抱えた生活に陥ってしまうのだ。

 血管は体の内側にあるので老化がわかりづらい。新小山市民病院院長で、循環器内科が専門の島田和幸医師はこう話す。

「血管の耐用年数は約120年とされています。ところが血管年齢が実年齢よりも高い人の場合、耐用年数は短くなります。また健康な人であっても、55歳を過ぎると血管にある程度リスクを抱えた状態になります」

 血管危機のサインは、血圧にも表れる。血圧は、年を重ねるとともに上の血圧(心臓が収縮しているときの血圧)も下の血圧(心臓が拡張しているときの血圧)も両方高くなるのが一般的だ。しかし太い血管で動脈硬化が進むと、上の血圧だけが上がり、下の血圧はむしろ下がる。この変化が表れ始めるのも55歳くらいからが多いという。

【今すぐわかる、あなたの血管年齢】
Q1~22で当てはまる項目にチェックをつけましょう。Q1~17は各1点、Q18~22は各2点で計算し、その合計点を確認してください。
Q1:早食いだと言われる
Q2:肉や揚げ物が好きだ
Q3:野菜をあまり食べない
Q4:魚をあまり食べない
Q5:外食が多い
Q6:丼物、カレーなど、単品料理を好む
Q7:ラーメンをよく食べ、汁も飲み干す
Q8:お菓子をよく食べる
Q9:お酒をよく飲む
Q10:運動はほとんどしない
Q11:日常生活で、あまり歩くことがない
Q12:最近、特に太った
Q13:いつも忙しいと感じる
Q14:寝不足だ
Q15:イライラすることが多い
Q16:ストレスが多いと感じる
Q17:趣味といえるようなものがない
Q18:血圧が高い
Q19:血糖値が高い
Q20:コレステロール値が高い
Q21:家族に血管病になった人がいる
Q22:たばこを吸っている
・3点以下⇒実年齢に近い状態
・4~7点⇒実年齢より血管の老化が進んでいる可能性あり。血管ケアは早く始めるほど効果的。まずは今の生活習慣を見直すこと
・8~12点⇒実年齢より血管の老化が進んでいる。血管ケアをできるだけ早く開始すること。放置することは危険
・13~17点⇒動脈硬化が進んでいる可能性が高い。放置すると、数年後に血管病に襲われる危険がある
・18点以上⇒動脈硬化が進んでいる。専門医のもと、血管ケアを始めること。重要なのは自分で行う血管ケア。早めに開始し、怖い血管病を防ぐことが大切

※チェックシートは島田和幸医師著『一生切れない、詰まらない「強い血管」をつくる本』(永岡書店)から

 まずは、上のチェック表で、大まかな自分の血管年齢を割り出してみよう。「血管に良くない生活習慣」にチェックが入るごとに、血管年齢も上がっていく。今の生活習慣がどのくらい血管に負担をかけているか、知ることが大切だ。近年ではエコー(超音波)や血圧脈波検査で、血管の硬さや詰まり具合といった「血管の状態」が正確にわかるようにもなった。

「誰でも年を重ねれば血管も老化しますが、そのスピードにはかなりの個人差があり、50歳で20代の人もいれば80代以上の人もいます」(島田医師)

 同じ年齢にもかかわらず血管年齢に差が生じるのはなぜなのか。「生活習慣の違いが大きい」と島田医師は話す。

 血管は内側から「内膜」「中膜」「外膜」という三層構造で、血液に直接触れる内膜には「内皮細胞」がびっしりと並んでいる。内皮細胞は、血圧や血流など血液の状態を感知し、その状況に応じて血圧の調整や血管の傷を修復する一酸化窒素を分泌する。つまり、血管をいい状態に保つ「司令塔」の役割を担っているのが、内皮細胞なのだ。

 血管に良くない食事や運動不足、喫煙、ストレス過多の生活を続けていると、血液中に悪玉のLDLコレステロールが増加し、内皮細胞を傷めつける。ダメージを受けた内皮細胞は十分に機能を発揮できなくなり、血管の修復を担う一酸化窒素の分泌量も減少。動脈硬化がどんどん進行してしまう、というわけだ。

「血液サラサラがブームになったときは、血液がドロドロになってトラブルを起こすと言われていました。正しくは血管の内皮細胞が劣化して機能が低下するから、血液が固まりやすくなるのです。血液がある程度ドロドロしていたとしても内皮細胞がしっかりしていれば、固まってしまうことはありません」(同)

(ライター・熊谷わこ)

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「ようやくという思いです」中野上町・あさみ内科 浅見院長

「ようやくという思いです」中野上町・あさみ内科 浅見院長

https://www.townnews.co.jp/0305/2018/08/02/442903.html

掲載号:2018年8月2日号

 「ようやくという感じもします」――。そう話すのが、中野上町で禁煙外来をみる、あさみ内科クリニックの浅見和弘院長=写真=だ。「海外では当然のことになりつつある」とし、この大きな歩みが都から全国に広がっていってほしいと願っているという。

 「課題はいかに徹底させていくかですね」。それには、より都民に近い開業医が率先して啓蒙していく必要があると話し、いかにたばこを吸う人、吸わない人が共存していくかを考えることが大切になる、と。「それぞれの権利に配慮しながら、共に尊重していくことが重要ではないでしょうか。喫煙者は、たばこが周囲の人に害を与える可能性があることを意識してもらいたい」と注意喚起し、今後も、呼吸器系の専門医として、この条例が徹底されるように協力していきたいと話している。

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喫煙率、過去最低に かつては80%以上だった?

喫煙率、過去最低に かつては80%以上だった?

https://www.npn.co.jp/article/detail/53296528/

2018年08月04日 15時00分

7月30日、日本たばこ産業(JT)が2018年全国たばこ喫煙者率調査を公表し、男女の喫煙率が過去最低の17.9%となったことがわかった。男性は27.8%、女性は8.7%である。

 現在、タバコを吸う人は「少数派」といえるが、かつての喫煙率は驚くべき数字だった。

 JTの成人喫煙率調査によれば、昭和40(1965)年の喫煙率は、男性は82.3%、女性は15.7%である。呼吸器が弱いといった特別な事情がない限り、ほとんどの男性はタバコを吸っていたことになる。その分、現在のような禁煙ブームも起きておらず、飲食店はもちろん、オフィスや航空機や電車やバスなど、公共空間における喫煙も可能だった。赤ちゃんを抱っこする男性がタバコをくわえているといった、今ならば信じられない風景も当たり前にあったのだ。

 さらに、昔のタバコは今よりもヘヴィーだった。ハイライトといえば発売時はタール20mg、ニコチン1.6mg(現在はタール17mg、ニコチン1.4mg)であり重いタバコの代名詞だが、昭和40(1960)年の発売時は、もっとも軽いタバコのひとつだった。さらに青いパッケージは、さわやかなイメージも思い起こさせるものだった。東海道新幹線や地下鉄東西線の青色の車体色はハイライトから取られたともいわれている。

 その後喫煙率は下がり続けるが、昭和64年、平成元年(1989)年でも男性は61.1%、女性は12.7%と現在と比べれば高い数字をキープしている。やはり相次ぐ値上げや、健康意識や分煙意識の高まりが影響しているのかもしれない。それでも世界的に見れば、日本のタバコの値段は物価比からすれば安く、喫煙者の多い国のひとつではある。

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三戸葉タバコ 後継不足、喫煙率低下で先行きに不安

三戸葉タバコ 後継不足、喫煙率低下で先行きに不安

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/63342

2018年7月31日

 葉タバコの全国市町村別販売代金が過去4度、日本一を達成した全国有数の産地・青森県三戸町。しかし他の農作物と同様、生産者の高齢化が進み、後継者がいないため、廃業に踏み切る人が近年出てきた。喫煙率の低下や喫煙を巡る規制の強化に複雑な思いを抱く農家もいる。来年は町で生産が始まって80年。節目を前にして、関係者は基幹作物の先行きに不安を募らす。

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JTがロシアのタバコ企業を買収 ロシア国内で紙巻きたばこの普及拡大へ

JTがロシアのタバコ企業を買収 ロシア国内で紙巻きたばこの普及拡大へ

https://www.digima-news.com/20180803_37688

2018年8月3日

世界屈指のたばこ会社である日本の「JT(日本たばこ産業)」が、ロシアのたばこ会社「ドンスコイ・タバック」を買収したとプレスリリースで発表した。

「ドンスコイ・タバック」社を獲得することによって、JTはロシア国内で製造する紙巻きたばこによって銘柄の種類を増やすことができ、紙巻きたばこの普及網を拡大し、ロシア市場におけるJTグループの立場を強化できる。

 

JTはロシアのたばこ市場でのシェア33.2%とトップを占め、フィリップモリス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコがこれに次いでいる。

 

「ドンスコイ・タバック」は、ロシアのたばこ市場で第4位を占め、「ドンスコイ・タバック」や「Kiss」 、「Play」といった銘柄のたばこを生産している。

 

にもかかわらず、プレスリリースでは、「この取引は、2018年度の総決算でJTグループの営業実績に本質的な影響を与えることはない」と指摘されている。

 

ロシアNOW/https://jp.rbth.com/business/80626-nihon-tabako-sangyou-ga-roshia-no-kigyou-wo-baishuu

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松本人志「顔を見てやった」たばこポイ捨てに嫌悪感

松本人志「顔を見てやった」たばこポイ捨てに嫌悪感

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201807300000523.html

2018年7月30日17時21分

 ダウンタウンの松本人志(54)が、たばこをポイ捨てする喫煙者に嫌悪感をあらわにした。

 松本は30日、ツイッターを更新。「走行中の車からタバコポイ捨てしてるやつを発見!」と、マナー違反の現場を目撃したことを報告し、「追い越しがてら顔を見てやった!変な顔!こういうやつは決まって変な顔!」と糾弾した。

 たばこのポイ捨て問題は、25日放送のTBS系「水曜日のダウンタウン」でも取り上げていた。同番組では「国道1号線に落ちているポイ捨てタバコのフィルターを拾いながら歩いたら名古屋くらいでそばがら的なマクラ完成する説」を検証。お笑い芸人のあかつがたばこの吸い殻をくずかごを背負ってロケを行ったが、途中、自動車で通りかかった喫煙者から「何拾ってんすか?」と聞かれ、「ポイ捨ての吸い殻です」と答えると、喫煙者がその目の前で吸っていたたばこをポイ捨てする場面も。番組出演者からは「最悪。ひどい」と非難の声があがり、浜田雅功も「こんなやつ、おんねや」と怒りをにじませていた。

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アイコス用たばこ、値上げを申請 460円→500円に

アイコス用たばこ、値上げを申請 460円→500円に

https://www.asahi.com/articles/ASL7V4JDYL7VULFA00Y.html

2018年7月26日17時52分

加熱式たばこ「アイコス」を展開するフィリップモリスジャパンは26日、専用たばこ「ヒートスティック」の値上げを財務省に申請したと発表した。認められれば、現在の1箱460円が500円になる。10月のたばこ増税にあわせて実施する予定。

 加熱式たばこへの増税は今回が初めてで、増税分を価格転嫁するかどうか、トップシェアの同社の対応が注目されていた。「プルーム・テック」の日本たばこ産業、「グロー」のブリティッシュ・アメリカン・タバコも追随する可能性がある。

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“全面禁煙”に値上げリレーを日本に先んじて導入した韓国「タバコ事情」はどうなっているのか

“全面禁煙”に値上げリレーを日本に先んじて導入した韓国「タバコ事情」はどうなっているのか

https://news.yahoo.co.jp/byline/shinmukoeng/20180802-00091450/

8/2(木) 11:32

日本の喫煙者率が3年連続で過去最低を更新したという。

日本たばこ産業(JT)が7月30日に発表した調査結果によると、2018年5月時点の全国喫煙者率は17.9%。前年から0.3ポイント低く、過去最低を更新したそうだ。

つい先日も全庁舎禁煙を掲げる神戸市役所に喫煙部屋があったことがわかり、撤去されるとのことだが、喫煙者への風当たりは年々強くなっているとされている。

韓国では値上げ&全面禁煙で警察沙汰も

東京オリンピックに向けて飲食店での全面禁煙もささやかれているが、すでにお隣・韓国では2015年からすべての飲食店で喫煙が禁止されている。

タバコの大幅値上げも行われており、警察沙汰の事件も起こったほどだった。

(参考記事:大幅値上げに全面禁煙、値上げ前には警察沙汰も!! 韓国喫煙者たちの悲鳴

では日本に先んじて、タバコの“値上げリレー”や全面禁煙が実施されている韓国の喫煙率はどのくらいなのだろうか。

韓国の保健福祉部(部は日本の省に相当)が「OECD保健統計(Health Statistics)2018」を分析した結果によると、18.4%(2016年基準)。日本よりも0.5ポイントと若干高い数字だ。

男女別で見ると、男性は日本27.8%、韓国32.9%と5ポイント近くも高い。逆に女性は、日本8.7%、韓国4.1%で日本が倍以上という結果だった。

ただ、韓国女性の喫煙率の数字は怪しいとの指摘がある。韓国保健福祉部の「国民健康栄養調査」では6.4%と発表されていたし、「女性喫煙率6.4%?…“実際は17.3%に上るだろう”」(『聨合ニュース』)といった分析もあった。

また、7月1日から段階的な禁煙となってしまった“スモーキング・カフェ”に訪れる客の7割が女性という証言もあった。

それでも韓国の喫煙率は、「OECD平均よりも0.1%低い」(『ニュース1』)とのこと。20年前の1998年当時は喫煙率が66.3%だっただけに、いかに韓国でタバコ離れが加速したかがわかるだろう。記者仲間や芸能関係者など、筆者の周辺でもここ数年の間でタバコをやめた人たちがとても多くなっている。

特筆すべきことは、こうした状況の中で韓国政府は喫煙率をさらに下げようと本腰を入れていることだ。

強烈過ぎる警告画像をさらに大きく?

例えば、タバコの箱に掲載されている注意文と警告画像である。

韓国で発売されているタバコの箱には、すでにその半分のスペースに注意文と警告画像が掲載されている。

喫煙で発症可能性が高いとされる肺がんをはじめとする患者の写真なのだが、この写真を見ると思わずタバコ購入を躊躇しそうなレベルである。

(参考記事:韓国政府が“喫煙との戦争”を宣言!! 強烈すぎる禁煙キャンペーンとパッケージ警告画像

韓国保健福祉部は、その警告画像と注意文の面積を現在の50%から70%に増やそうとしているというのだからかなり本気だ。強烈なショック療法で喫煙のデメリットを訴え、禁煙ムードをさらに高めようとしている。

実際、警告画像の効果は高いようで、カナダの研究結果によると、喫煙者になる確率が12.5%下がり、喫煙者が禁煙しようとする可能性を33%も増加させたとも報じられていた。

何よりも「喫煙警告画像導入後、タバコの販売量が減少」(『ソウル経済』)といった記事があるように、警告画像が本格的に導入されてから韓国ではタバコの販売量が下がっている。

禁煙の流れに向かう日本でも今後、導入される可能性があるのではないだろうか。

しかしその一方で、韓国でも加熱式タバコの需要が伸びている。

加熱式タバコが人気。販売量は2倍に

韓国企画財政部が7月17日に明かしたところによれば、上半期のタバコ販売量は前年同時期比1.6%減少した16億8400万箱。そのうちアイコス(IQOS)などの加熱式タバコの販売量は1億5600万箱で、10%に肉薄している。

日本から遅れて韓国でも加熱式タバコが2017年5月頃から販売されているが、昨年下半期の販売量は7900万箱だった。つまり今年に入って販売量が倍増している計算になる。

発売当初から長蛇の列ができて、トラブルまで起きたと聞いていたが、実際に紙タバコから切り替える人が多いようだ。

(参考記事:ついに韓国でも販売開始された加熱式タバコ「IQOS」。独自の制度でトラブルも?

いずれにしても厳しい政府の対応によって、韓国では喫煙率が年々下がっている。日本も韓国と同じように減少が続くのか、注目してみたい。

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加熱式たばこ喫煙可能場所を開拓 JT「禁煙エリアでも利用しやすく」

加熱式たばこ喫煙可能場所を開拓 JT「禁煙エリアでも利用しやすく」

http://news.livedoor.com/article/detail/15099453/

2018年8月2日 5時3分

 日本たばこ産業(JT)が同社の加熱式たばこ「プルーム・テック(PT)」の喫煙可能場所開拓のための態勢を強化したことが1日、分かった。

 改正健康増進法の成立などで公共スペースの禁煙化が進むなか、においがほとんどしないPTを「禁煙エリアでも利用しやすい」とアピールし、飲食店やオフィスでの普及につなげる考えだ。

 JTは昨年6月、PTの喫煙可能場所開拓を担当するチームを約20人態勢で立ち上げ、今年1月には50人程度まで拡充していた。7月に全国のコンビニエンスストアでもPTを販売するようになったことを受け、人員をこれまでの5倍にあたる約250人に増やし、全国の飲食店などへの働きかけを強化している。

 JTは「たばこは吸えないが、PTは吸うことができる」ことを示したプレートやステッカーを作成し、店舗などに掲示してもらっている。PTを喫煙できる店舗は2千店舗を突破しており、JTは毎年1千店舗以上の上積みを視野に入れているもようだ。

 7月に成立した改正健康増進法は受動喫煙対策の強化を目的に、飲食店や店舗など多くの人が集まる建物内は罰則付きで原則禁煙となっている。一方、加熱式たばこについては加熱式専用の喫煙室を設けて分煙すれば、飲食しながら喫煙できるなど、紙巻きよりも規制が緩和されている。

 JTは改正法成立がPT喫煙可能場所を増やす商機になるとみて、普及に向けた戦略を強化する。

【用語解説】加熱式たばこ

 世界的には、ニコチンや香り成分の含まれたリキッド(液体)を電気で熱して蒸気を吸う「電子たばこ」が主流で、日本でも専門店が増えている。しかしニコチン入りリキッドは国内販売が規制されているため、たばこ葉を熱する「加熱式」が普及。スイスにも同様の規制があり、JTなどが加熱式の有望市場とみて販売を広げている。

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加熱式たばこ市場拡大 シェア3割超視野 顧客争奪戦が激化

加熱式たばこ市場拡大 シェア3割超視野 顧客争奪戦が激化

https://www.sankei.com/economy/news/180802/ecn1808020003-n1.html

2018.8.2 05:00

 国内の紙巻きたばこ市場が減少を続ける一方、加熱式たばこ市場は急速に拡大している。紙巻きも含めたたばこ総市場に占める加熱式の割合は平成32年に30%を超えるとの試算もある。認知度が高まるのに合わせて利用はさらに増えるとみて、各社は早くも「次の一手」に動き始めた。最後発だった日本たばこ産業(JT)が国内2位に急浮上し、顧客争奪戦は激化している。

 業界で先行し、紙巻きたばこからの全面シフトを打ち出すフィリップ・モリス・ジャパンは、加熱式デバイス(喫煙器具)「アイコス」の詰め替え用たばこ「マールボロ」について、1箱(20本入り)当たり40円の値上げを財務省に申請した。10月のたばこ税増税に合わせた措置だが、認められると500円になる。

 一方、紙巻きのマールボロについては50円引き上げの520円になる予定だ。紙巻きよりも加熱式を20円安くし、加熱式シフトを加速させる狙いだ。

 これに対し、「グロー」をデバイスとするブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATジャパン)は、詰め替え用たばこの新商品「ネオ」を投入した。これまでは紙巻きたばこと同じ「ケント」のみだったが、「低タールのケントでは物足りない」という喫煙者も多いことから、吸いごたえのある加熱式専用ブランドを業界で初めて創設し、多様な要望に応える。

 「プルーム・テック(PT)」をデバイスとするJTは、充電器(バッテリー)のカラフルな限定モデルを発売。専用アクセサリーの販売店も新設するなど、関連商品を含めた顧客囲い込みを目指す。

 JTの推計によると、現在、日本のたばこ市場全体に占める加熱式の割合は20%を超え、昨年の12%から急上昇。32年には30%を超える可能性があると試算する。

 JTは7月時点でPTのデバイス累計販売が400万台を突破したと発表。加熱式では最後発だったが、今夏に全国販売を始めた結果、一気にBATジャパンを抜き、業界2位に浮上したという。6月に利用者が500万人を突破したと発表する業界首位のフィリップ・モリスにも迫っており、各社のシェア獲得競争も激化しそうだ。(平尾孝)

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